GIGAスクール構想で変える!1人1台端末時代の社会授業づくり

GIGAスクール構想で変える!1人1台端末時代の社会授業づくり

教科の本質を外さない!社会科×ICTのベストミックスアイデア

教科の本質を外さない!社会科×ICTのベストミックスを図る授業デザインとは。社会科×個別最適的な学びのはじめの一歩から、1人1台端末の効果的活用法と日常的活用法、具体的な単元における授業モデルまで。明日からの授業づくりにすぐに生かせるアイデアが満載。


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ISBN:
978-4-18-343733-4
ジャンル:
社会
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 248頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年10月15日

Contents

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 1人1台端末の社会科授業づくり
1 社会科授業で大切にしたいこと
2 社会科における1人1台端末活用のポイント
第2章 1人1台端末の効果的活用と日常的活用
1 授業での効果的な活用法 ―問題解決的な学習―
@ つかむ場面での活用
A 調べる場面(調べる+話し合う)での活用
B まとめ・振り返る場面での活用
C いかす場面での活用
2 社会科×個別最適な学び はじめの一歩
@ 「指導の個別化」に向けて
A 「個別最適な学び」に向けて,何を個別化するか
B 社会科で学習方法を個別化する価値
3 「みんな経由」の協働的な学びを実現する
@ 協働的な学びの実現に向けて
A 「自分発⇒みんな経由⇒自分行き」の協働的な学び
B 協働的な学びがもたらすもの
4 授業以外での効果的な活用法@ ―ハイブリッドな社会科に挑戦する―
@ 新しい教育様式の登場
A 対面指導×遠隔・オンライン教育にチャレンジ
B シームレスな社会科の学びへ
5 授業以外での効果的な活用法A ―教科書活用と端末活用―
○ 時間と空間の壁を取り払う
6 授業での日常的活用法@ ―デジタルコンテンツを有効活用しよう―
@ 取り組みやすいことから始める
A バリエーションを増やす
7 授業での日常的活用法A ―日々のあれこれ―
○ 端末の「文房具化」を当たり前にする
8 授業以外での日常的活用法@ ―1人1台端末を宿題で使ってみよう―
@ ハイブリッド学習の仕組みを普段の宿題にいかす
A 宿題×Google Workspace for Educationに挑戦!
9 授業以外での日常的活用法A ―日々のあれこれ―
○ 普段使いで日常を豊かにする
第3章 1人1台端末で変える!社会科授業実践モデル
1 5年 Mori Project〜森林とともに生きる〜 子どもが未来に向けて選択・判断する授業
2 5年 未来発展プロジェクト〜米づくりのさかんな地域〜 ICTで,関連付ける思考を見取る
3 5年 水産業のさかんな地域〜瀬戸内海に浮かぶ小さな島 坊勢島〜 個別の事例から一般化を図る授業
4 6年 「個別最適な学び」を意識した授業〜「単元表」をもとに〜 新型コロナウイルスから私たちの生活を守る政治
第4章 GIGA社会への道
1 「立往生」から「効果的な活用」へ
2 子どもと共に試行錯誤を重ねた1年間
おわりに

はじめに

 GIGAスクール元年といわれた2021年度。多くの自治体や学校,教職員にとって「環境整備」に追われる日々だったと推察します。GIGAスクール構想を今後の教育の「スタンダード」にするための大切でかけがえのない転換期であり,重要なフェーズでした。

 GIGAスクール2年目となる2022年度は,本格的な「活用促進」のフェーズへと切り替わりました。これまでの教育実践と最先端のICTのベストミックスを図ることにより,各教科・領域の学習活動をこれまで以上に充実させていく必要があります。

 ただ,「言うは易く,行うは難し」です。


 ○1人1台端末の活用によって,子どもが資質・能力を身につけることにつながっているか。

 ○ICT端末等を活用するための授業展開や活動にとどまっていないか。

 ○ICT端末等を使う場面を適切に見極め,効果的に活用しているか。


 GIGAスクールに関わる書籍に目を通すと,このような指摘が必ずといっていいほど目に飛び込んできます。参考となる実践もまだ多くない中で,なかなかハードルの高い要求かもしれません。

 しかし,明治以来150年続いた教育の在り方が大きく変わろうとしている今,上記の視点も意識しながら1人1台端末による教育のバージョンアップを図りたいものです。1人1台端末の整備がゴールではなく,ここからが本当のスタートなのです。

 このような教育の過渡期を迎えている中で企画された本書のテーマは,次の通りです。


 1人1台端末を活用して,本質を外さない社会科の授業をどうつくるか


 そのヒントとなる内容を,具体的な実践例を織り交ぜながら4章にわたり記しています。「社会科の本質を外さない授業にするためのポイントは?」「これまでの社会科授業のよさと1人1台端末の利点とを融合させた授業の具体とは?」そのような問いをもちながら,気軽な気持ちで読み進めていただけたら嬉しいです。

 また,社会科を通して「日常的な端末活用をどうやって進めていけばよいか」「端末のもち帰り学習をどうすればよいか」といった,端末の利活用に向けた様々な課題意識に対応するために,次の@〜Cの視点からの社会科における端末活用例も紹介しています。

  (図省略)

  @授業での効果的活用

  A授業以外での効果的活用

  B授業での日常的活用

  C授業以外での日常的活用


 本書が,全国各地の社会科教師はもちろん,多くの先生方に活用され,本質を外さない「社会科×1人1台端末」の授業づくりのヒントになれば幸いです。そして,これからの未来を担う子どもたちが本質的で豊かな社会科学習を経験できる状況が,より一層広がっていくことを願っています。


  2022年9月   /椎井 慎太郎

著者紹介

宗實 直樹(むねざね なおき)著書を検索»

1977年兵庫県姫路市生まれ。兵庫県公立小学校教諭を経て,現在,関西学院初等部教諭。授業研究会「山の麓の会」代表。社会科教育,美術科教育,特別活動を軸に,「豊かさ」のある授業づくり,たくましくしなやかな子どもの育成を目指して,反省的実践を繰り返す。

椎井 慎太郎(しいい しんたろう)著書を検索»

1983年新潟県佐渡市生まれ。新潟県公立小学校,新潟大学附属新潟小学校を経て,2022年より佐渡市立真野小学校教諭。社会科×ICTの視点から,1人1台端末を活用した社会科実践に取り組む。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 端末の具体的活用方法が大変わかりやすく掲載されていました
      2024/5/430代・中学校教員
    • わかりやすい
      2024/3/1730代・小学校教員
    • 分かりやすかったです。
      2024/3/740代・教委
    • 参考になります。
      2024/3/540代・教委
    • 具体的で分かりやすい。
      2024/3/240代・教委
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