平成29年版
中学校新学習指導要領の展開 特別活動編

平成29年版中学校新学習指導要領の展開 特別活動編

大改訂された学習指導要領本文の徹底解説と豊富な授業例

改訂に携わった著者等による新学習指導要領の各項目に対応した厚く、深い解説と、新学習指導要領の趣旨に沿った豊富な授業プラン・授業改善例を収録。圧倒的なボリュームで、校内研修から研究授業まで、この1冊で完全サポート。学習指導要領本文を巻末に収録。


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ISBN:
978-4-18-335217-0
ジャンル:
学習指導要領・教育課程特別活動
刊行:
対象:
中学校
仕様:
A5判 168頁
状態:
在庫あり
出荷:
2018年4月23日
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Contents

もくじの詳細表示

はじめに
序章 特別活動改訂のキーポイント
1 改訂の経緯
2 特別活動の改訂の基本方針
3 改訂のポイント
4 目標に関する新旧対照表−資質・能力を中心に構成された目標−
1章 「第1 目標」のポイントと解説
1 特別活動の特質
2 知識及び技能
3 思考力,判断力,表現力等
4 学びに向かう力,人間性等
2章 「第2 各活動・学校行事の目標及び内容」のポイントと解説
〔学級活動〕
1 学級活動の目標
2 「学級や学校における生活づくりへの参画」の内容
3 「日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」の内容
4 「一人一人のキャリア形成と自己実現」の内容
5 学級活動の内容の取扱い
〔生徒会活動〕
6 生徒会活動の目標
7 「生徒会の組織づくりと生徒会活動の計画や運営」の内容
8 「学校行事への協力」の内容
9 「ボランティア活動などの社会参画」の内容
10 生徒会活動の内容の取扱い
〔学校行事〕
11 学校行事の目標
12 「儀式的行事」の内容
13 「文化的行事」の内容
14 「健康安全・体育的行事」の内容
15 「旅行・集団宿泊的行事」の内容
16 「勤労生産・奉仕的行事」の内容
17 学校行事の内容の取扱い
3章 「第3 指導計画の作成と内容の取扱い」のポイントと解説
1 生徒の主体的・対話的で深い学びの実現
2 特別活動の全体計画と各活動・学校行事の年間指導計画の作成
3 学級経営の充実と生徒指導との関連
4 障害のある生徒等への指導内容や指導方法の工夫
5 道徳科などとの関連
6 学級活動,生徒会活動の取扱い
7 指導内容の重点化と内容間の関連や統合などの工夫
8 ガイダンスとカウンセリングの双方の趣旨を踏まえた指導
9 多様な他者との交流,協働の重視
10 国旗掲揚,国歌斉唱
11 特別活動の指導を担当する教師
12 特別活動における評価
4章 特別活動の新活動プラン
〔学級活動〕
学級や学校における生活づくりへの参画1 エピソード記録表を利用した体育大会の振り返り
学級や学校における生活づくりへの参画2 係活動を充実させよう!〜仕事の役割分担と協力〜
学級や学校における生活づくりへの参画3 新入生歓迎会における学級発表案を決めよう
日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全4 あなたらしさ・自分らしさ〜伝え合うことでつながる絆〜
日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全5 性的な発達への適応
日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全6 いざという時,助ける人になるために〜応急手当の意義と方法〜
一人一人のキャリア形成と自己実現7 「社会で活躍するために必要な力」とは何かを考える
一人一人のキャリア形成と自己実現8 私にとっての働く意味
一人一人のキャリア形成と自己実現9 授業を受ける姿勢について話し合おう
〔生徒会活動〕
生徒会の組織づくりと生徒会活動の計画や運営10 生徒一人一人が煌めく学校づくりのための生徒総会
学校行事への協力11 学校,学級,団の一員としての自覚を高め,よりよい校風を築く体育祭
ボランティア活動などの社会参画12 「ちょっといいことしよう」ゴミ拾いボランティア活動の展開
〔学校行事〕
儀式的行事13 涙があふれ出てくる卒業式にしよう!!大作戦
文化的行事14 地域の文化に親しみ,生徒の自主性を高める文化祭
健康安全・体育的行事15 防災種目を取り入れた運動会(体育祭)
旅行・集団宿泊的行事16 学年文化を創造する修学旅行
勤労生産・奉仕的行事17 教科の学習とのつながりを見付ける職場体験活動
付録 中学校学習指導要領 第5章 特別活動
執筆者紹介

はじめに

 特別活動は,日本が世界に誇るべき教育活動の一つです。

 その歴史は長く,明治時代後期においてすでに,多くの学校で修学旅行や運動会などが実施されており,部活動や学校内の自治会的な活動も行われていたと言われています。戦後初の「学習指導要領(試案)」(昭和22年)では,教科で学習したことを有機的に発展させて学ぶ教科「自由研究」が設置されましたが,当時,その本質について理解が十分に浸透しなかった等の理由により翌年に廃止され,小学校では「教科以外の活動」に,中学校では「特別教育活動」に再編されました。その後,昭和33年版学習指導要領において,小・中・高を通じて「特別教育活動」が導入され,昭和43年版学習指導要領が名称を「特別活動」に変更しました。

 このような特別活動の特質や意義について,今回の学習指導要領改訂の方向性を示した中央教育審議会答申(「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」(平成28年12月21日)は,次のように指摘しています。


 ○特別活動は(望ましい)集団活動を通じて行われるという特質があり,各活動及び学校行事を通じて,協働性や異質なものを認め合う土壌を育むなど,生活集団,学習集団として機能するための基盤が創られている。さらに,特別活動のもつ生徒指導の機能,ガイダンスの機能等が,それらを強固なものにすることに寄与している。

 ○このことは,全国学力・学習状況調査の質問紙調査において,「学級会などの時間に友達同士で話し合って学級のきまりなどを決めていると思う」と肯定的に回答している児童生徒の方が,全ての教科で平均正答率が高い傾向にあることからも見て取れる。

 ○特別活動における集団活動は,集団への所属感,連帯感を育み,それが学級文化,学校文化の醸成へとつながり,各学校の特色ある教育活動の展開を可能としており,このような特別活動は,我が国の教育課程の特徴として,海外からも高い評価を受けている。


 さらに同答申が,「特別活動に関する指導力は,免許状がないこと等から専門性という点で軽く見られがちであるが,本来,小・中・高等学校の全ての教員に求められる最も基本的な専門性の一つである。」と指摘していることは特筆に値するでしょう。

 新しい「中学校学習指導要領」の「前文」は,「これからの学校には,こうした(=教育基本法が定めた[執筆者注])教育の目的及び目標の達成を目指しつつ,一人一人の生徒が,自分のよさや可能性を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓き,持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。このために必要な教育の在り方を具体化するのが,各学校において教育の内容等を組織的かつ計画的に組み立てた教育課程である。」と宣言しています。

 様々な構成の集団から学校生活を捉え,課題の発見や解決を行い,よりよい集団や学校生活を目指して様々に行われる活動の総体としての特別活動によって育まれた資質・能力は,社会に出た後の様々な集団や人間関係の中で生かされ,生徒一人一人の人生を支えることになります。特別活動は,全ての教育活動の要としての役割を果たすと言っても過言ではないでしょう。

 本書の作成に当たり,現在想定し得る範囲で最もふさわしい方々にご執筆をご快諾いただけたことは,編著者としてこの上ない栄誉です。ご執筆を賜りました皆様に心から御礼を申し上げますと同時に,企画・編集等の全ての側面から支えて下さいました明治図書出版株式会社教育書編集部の佐藤智恵氏,林知里氏,川ア満里菜氏に深く感謝いたします。

 本書が,新しい中学校学習指導要領に基づく特別活動の実践にあたって,多くの方々のお役に立つことを願っています。


  平成29年8月   /藤田 晃之

著者紹介

藤田 晃之(ふじた てるゆき)著書を検索»

茨城県生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。博士(教育学)。

中央学院大学,その後,筑波大学において講師・助教授・准教授等として勤務した後,2008年に国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センターに総括研究官として着任。同時に,文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官(特別活動担当),同局児童生徒課生徒指導調査官(キャリア教育担当)を併任。2013年に国立大学法人筑波大学に人間系(教育学域)教授として着任。現在に至る。

2015年より同部会 総則・評価特別部会委員,同部会 特別活動ワーキンググループ委員,同部会 産業教育ワーキンググループ委員,2016年より中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会 高等学校部会委員を務める。

この他,現在,同省におけるスーパープロフェッショナルハイスクール企画評価会議副主査,スーパーグローバルハイスクール企画評価会議協力者,学校におけるキャリア・パスポート(仮称)の活用方法等に関する調査研究事業審査委員会委員等を務める。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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