平成29年版
中学校新学習指導要領の展開 総合的な学習編

平成29年版中学校新学習指導要領の展開 総合的な学習編

大改訂された学習指導要領本文の徹底解説と豊富な授業例

改訂に携わった著者等による新学習指導要領の各項目に対応した厚く、深い解説と、新学習指導要領の趣旨に沿った豊富な授業プラン・授業改善例を収録。圧倒的なボリュームで、校内研修から研究授業まで、この1冊で完全サポート。学習指導要領本文を巻末に収録。


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ISBN:
978-4-18-335113-5
ジャンル:
学習指導要領・教育課程総合的な学習
刊行:
対象:
中学校
仕様:
A5判 176頁
状態:
在庫あり
出荷:
2018年12月17日
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Contents

もくじの詳細表示

はじめに
序章 総合的な学習の時間改訂のキーポイント
1 進化し,教育課程の中核を担う総合的な学習の時間
1章 「第1 目標」のポイントと解説
1 資質・能力の三つの柱と目標の改訂
2章 「第2 各学校において定める目標及び内容」のポイントと解説
1 目標のポイントと解説
2 内容のポイントと解説
3 総合的な学習の時間で育成を目指す資質・能力
4 他教科等で育成を目指す資質・能力との関連
5 日常生活や社会との関わりの重視
6 探究課題の解決(現代的な諸課題に対応する横断的・総合的な課題)
7 探究課題の解決(地域や学校の特色に応じた課題)
8 探究課題の解決(生徒の興味・関心に基づく課題)
9 探究課題の解決(職業や自己の将来に関する課題)
10 探究課題の解決を通して育成を目指す具体的な資質・能力
3章 「第3 指導計画の作成と内容の取扱い」のポイントと解説
指導計画
1 全体計画の作成
2 年間指導計画の作成
3 単元計画の基本
4 特徴がある単元計画の例
学習指導
5 比較,分類,関連付ける技法の活用
6 ICTの活用
7 体験活動等の充実
8 指導体制の工夫
9 地域教材,学習環境の活用
10 調査活動の充実
11 キャリア教育との関連
評価
12 評価の基本
13 生徒の学習の評価
14 教師の学習指導の評価
15 各学校の指導計画の評価
4章 総合的な学習の時間の新授業プラン
第1学年 新授業プラン
1 地域の切実な課題を探究する生徒の育成
2 地域防災に取り組み自己の生き方につなげる生徒の育成
3 F中学校の「夢」卒業生の思いを受け継ぐ1年生の学び
第2学年 新授業プラン
4 次世代に生きる「社会貢献プロジェクト」
5 非常災害へ対応する「地域防災リーダーになろう」
6 ウミガメとともに生きる「ウミガメ環境学習」
第3学年 新授業プラン
7 地域や働くことに向き合ってみよう
8 地域の魅力再発見プロジェクト
9 だれにもやさしい町づくりプロジェクト
付録 中学校学習指導要領 第4章 総合的な学習の時間
執筆者紹介

はじめに

 今回の学習指導要領の改訂では,いくつかの新しいキーワードが生まれた。

「社会に開かれた教育課程」

「育成を目指す資質・能力」

「アクティブ・ラーニングの視点に立った授業改善」

「主体的・対話的で深い学び」

「カリキュラム・マネジメント」

などである。そのどれもが総合的な学習の時間と大きく関係している。

 生徒一人一人の豊かな学びの実現に向けて,総合的な学習の時間では,地域を学ぶだけではなく,地域で学び,地域に暮らす人々と共に学ぶことが行われてきた。まさに,社会に開かれた教育活動を最前線で展開してきた時間と考えることができる。総合的な学習の時間が,地域を元気づけ,地域活性化に結び付いたとする事例は枚挙にいとまがない。

 また,総合的な学習の時間こそが,実際の社会において活用できる資質・能力の育成を目指して創設された時間であることは,疑う余地のないところである。前回改訂では「育てようとする資質や能力及び態度」と表現していた。

 そして,そこでは,学習者である生徒主体の能動的な学習としてのアクティブ・ラーニングが行われ,生徒の学びは主体的・対話的で深い学びが具現されてきた。探究のプロセスを明示し,生徒の主体的で,対話的で,深い学びを実現することを,他教科等に先駆けて先導的に進めてきた。今期改訂において,各教科等がプロセスを整理し直し,学習指導要領の改訂を議論してきたことは,総合的な学習の時間の成果が教育課程全体に影響を及ぼしてきたことを端的に物語っている。

 カリキュラム・マネジメントの考え方も,総合的な学習の時間で熟成され,確かに成熟してきたものと捉えることができよう。これまでの学習指導要領はナショナルスタンダードとして全国一律に学ぶべき目標と内容を示していた。しかし,総合的な学習の時間は,それらを各学校において定めることとした。各学校においてカリキュラムをデザインすることが必然的に生まれ,それらを実施し,評価し,改善していくサイクルを回すことが行われてきた。また,学校の内外における豊かな教育資源を利活用することも総合的な学習の時間が得意とするところであった。

 キーワードと総合的な学習の時間とがつながり,連動していることは,視点を変えれば,総合的な学習の時間の取組から改訂のキーワードが生成されたと考えることもできる。やはり,今期改訂の中核は総合的な学習の時間であり,そこでの成果やその根底に流れる考え方が,教育課程全体に大きく広がっていった学習指導要領の改訂と考えることが妥当であろう。

 本書は,明治維新以来とも言われる学習指導要領の大改訂において,総合的な学習の時間の改訂についての解説を「新学習指導要領の展開」として編集したものである。少しでも授業に直結するイメージを多くの読者の皆さんにお届けすることができるよう心がけた。文部科学省が作成する「学習指導要領解説」と並べてお読みいただければ,理解はさらに促進されることであろう。

 なお,本書の作成に関しては,全国各地で総合的な学習の時間の普及と発展に尽力いただいている方々に執筆をいただいた。また,全体の編集は明治図書の茅野さんに支えていただいた。この場を借りてお礼を申し上げたい。

 最後に,本書が,総合的な学習の時間の実践はもとより,日本全国の教育活動を豊かに展開することに寄与するものとして,少しでも役に立てることを願っている。


  平成29年10月   /田村 学

著者紹介

田村 学(たむら まなぶ)著書を検索»

國學院大學人間開発学部初等教育学科教授(文部科学省視学委員)

新潟県公立学校教諭,上越教育大学附属小学校教官,新潟県柏崎市教育委員会指導主事,国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官,文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官,文部科学省初等中等教育局視学官,平成29年より現職。日本生活科・総合的学習教育学会常任理事。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 評価についての記述がもう少しあると良い
      2018/5/650代・中学校教員
    • 田村先生の本ということで、まとまっていて期待した通りでした。
      2017/11/2560代・元小学校管理職
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