- はじめに
- Chapter1 事前指導から学年別授業例まで1人1台端末活用アイデア100
- ○事前指導
- 1 校内ルールの策定と共通理解
- 2 端末活用の環境整備
- 3 手書き入力・音声入力をしやすく
- 4 Google Classroomの設定(新年度の作成・前年度は基本的にアーカイブ化)
- 5 朝から使う習慣づくりと健康観察
- 6 日常の持ち帰りの周知
- 7 情報モラル指導(デジタルシティズンシップ教育)
- 8 オンライン学習支援のためのオンライン会議体験
- 9 デジタル学級日誌(学習予告&学びの足跡)
- 10 委員会活動やクラブ活動での端末活用
- 11 学習リンクやクラスサイト
- 12 プログラミング入門
- 13 タイピング練習
- 14 GIGAじまい 年度更新
- ○1年の活用アイデア
- 15 【特別活動(学級活動)】GIGAびらき
- 16 【国語】文をつくろう
- 17 【国語】くちばし―くちばしクイズをつくろう―
- 18 【国語】おおきなかぶ
- 19 【国語】おむすびころりん
- 20 【国語】うみのかくれんぼ―うみのかくれんぼブックをつくろう―
- 21 【算数】じんとりゲームをしよう(くらべかた)
- 22 【算数★持ち帰り】おうちでさがそう いろいろなかたち(かたちあそび)
- 23 【生活】わくわくどきどき しょうがっこう(学校探検)
- 24 【生活】なかよくなろうね 小さなともだち(いきものしらべ)
- 25 【音楽】ほしぞらの ようすをあらわす おんがくをつくろう
- 26 【図画工作】すきまちゃんの すきな すきま
- 27 【体育】マット運動遊びで 友達と教え合おう
- 28 【道徳】はしのうえのおおかみ
- 29 【オンライン在宅学習支援★持ち帰り】閉鎖時も学び続けよう
- ○2年の活用アイデア
- 30 【国語】お手紙―音読劇をしよう―
- 31 【国語】同じ部分をもつ漢字
- 32 【国語】ようすをあらわすことば―ことばについて考えよう―
- 33 【算数】長い長さ図鑑をつくろう(1m,100m,1kmってどのくらい?)
- 34 【算数】工夫して計算しよう
- 35 【算数】問題を絵で表そう
- 36 【算数★持ち帰り】直角を探してみよう
- 37 【生活】町たんけん―お店紹介ムービーをとろう―
- 38 【音楽★持ち帰り】鍵盤ハーモニカの代わりにバーチャルピアノ
- 39 【図画工作】みんなで花火大会をしよう
- 40 【体育】撮影して自分でチェック&アドバイスをし合おう
- 41 【道徳】きらきら(うつくしいもの,他)
- 42 【特別活動(学級活動)】会社のポスターをつくろう
- 43 【特別活動(行事)・国語★持ち帰り】学習発表会の作文メモ
- ○3年の活用アイデア
- 44 【国語】たから島のぼうけん
- 45 【国語】ちいちゃんのかげおくり
- 46 【算数】三角形
- 47 【社会★遠隔学習】オンライン玉ねぎ農家さんとの交流会
- 48 【社会】市のうつりかわり
- 49 【理科】昆虫を調べよう/トンボやバッタをそだてよう
- 50 【音楽】歌って音の高さをかんじとろう
- 51 【体育】マット運動
- 52 【図画工作】小さな自分のお気に入り
- 53 【図画工作】ひもひもワールド
- 54 【道徳】長なわ大会の新記録
- 55 【特別活動(学級活動)】どんなクラスにしたいかな(学級目標作り)
- 56 【総合的な学習の時間】オリンピックはかせになろう
- 57 【外国語活動】What’s this? ―クイズ作り―
- ○4年の活用アイデア
- 58 【国語】白いぼうし
- 59 【国語】一つの花
- 60 【社会】わたしたちの北海道
- 61 【算数】整理の仕方
- 62 【算数】分数―算数のWebアプリを活用して―
- 63 【理科】水のゆくえ
- 64 【理科】ヘチマ・ヒョウタンの観察
- 65 【音楽★持ち帰り】リコーダー
- 66 【図画工作】つなぐんぐん
- 67 【体育】自分の動きを見てみよう(マット運動)
- 68 【道徳】毎時間の学習のふり返りに
- 69 【特別活動(学級活動)】クラスのオフィシャルサイトをつくろう
- 70 【総合的な学習の時間】二次元コードつきポスターで伝えよう
- 71 【外国語活動】バーチャル世界旅行で 英会話をしよう
- ○5年の活用アイデア
- 72 【国語】自分の立場を明確にし,その理由を考えよう
- 73 【社会】あたたかい土地 寒い土地
- 74 【社会】工業生産を支える輸送と貿易
- 75 【算数】割合とグラフ
- 76 【理科】魚のたんじょう
- 77 【音楽】いろいろな音色を感じ取ろう
- 78 【図画工作】形が動く 絵が動く
- 79 【家庭★持ち帰り】ゆでる
- 80 【体育】ボール運動(ゴール型)
- 81 【道徳】誠実に生きる
- 82 【特別活動(学級活動)】1か月の目標を決めよう
- 83 【特別活動(行事:宿泊学習)】しおりをつくろう
- 84 【総合的な学習の時間】幌北地域をよりよくするために
- 85 【外国語】Welcome to Japan
- ○6年の活用アイデア
- 86 【国語】やまなし【資料】イーハトーヴの夢
- 87 【国語】卒業文集づくり
- 88 【国語★遠隔学習】私と本―長野県の6年生とビブリオバトル―
- 89 【社会★持ち帰り】私たちの暮らしと税
- 90 【算数】円の面積
- 91 【理科】電気と私たちのくらし
- 92 【理科】大地のつくり
- 93 【音楽】曲想の変化を感じ取ろう
- 94 【図画工作】A:ここから見ると/B:未来のわたし
- 95 【家庭】すずしく快適に過ごす着方と手入れ
- 96 【体育★閉鎖時のオンライン学習支援】体つくり運動
- 97 【道徳】コスモスの花
- 98 【特別活動(行事)】学習発表会の台本・演出用ものづくり
- 99 【総合的な学習の時間・国語】私たちにできること―SDGsって何だろう?―
- 100 【外国語】This is me!(他,全単元で可能)
- Chapter2 GIGAスクール環境を生かす学校体制づくり
- 1 失敗は挑戦の証―GIGAスクール時代における校長の役割―
- 2 GIGAを推進する校内体制づくり―GIGAスクール時代における教頭の役割―
- 3 職員室でのGIGAの日常活用―GIGAスクール時代における教務主任の役割―
- 4 GIGA情報発信と家庭との連携―GIGAスクール時代におけるICT担当の役割―
- 5 子どもの健康のために―GIGAスクール時代における養護教諭の役割―
- Chapter3 対談 GIGAスクールの授業づくり
- 1 対談 中川一史×安井政樹 GIGAスクールはどこに向かうのか
- 2 GIGAスクールは何をもたらすか
- 3 1人1台端末の活用効果はどこにあるのか
- おわりに
はじめに
すべての学年ですべての教科等でふだん使い
学校に児童生徒1人1台端末がやって来てしばらく経過した。
読者の方の学校・地域では,どのように進んでいるだろうか。
はじめのうちは,とにもかくにも使っていこう!と,使うことに一生懸命だったかもしれないが,そのうち,「ここでなぜ使うのだろう?」「決まった教科でしか使っていないな」などの疑問も出ているのではないかと思う。
同時に,その学習効果の実感も様々見られるようになってきたのではないだろうか。これまでのように,教師が何でも先回りして教えないとできないモノではない。むしろ,子どもたちのほうが詳しい,得意なコトがたくさんそこには存在する。そういう意味では,教師の意識の変革にも一役かっているのがGIGA端末だ。
本書は,今や大学の教員になった編著者でもある安井政樹氏と札幌市立幌北小学校の教職員のたくさんの思いやメッセージが詰まっている。一方で,けっして,ハードルの高い本ではない。「あぁ私ならもっと上手に活用させるよ」とか「そこは〜〜というやり方も考えられるね」など,本書をきっかけにして,様々な発想を広げ,活用のバリエーションを増やしていっていただければ,発行冥利に尽きるというものだ。
すべての学年ですべての教科等で,もちろん日常で,ふだん使いが進み,そのうち,それ自体も話題にならなくなっていくことを強く望んでいる。そのことこそが,ふだん使いのゴールだからだ。
最後に,本書発行にこぎつけたのは,安井政樹氏と本校の教職員の熱い思いがあってこそ,である。心から感謝したい。
2022年7月 監修者 /中川 一史
私のようにGIGAが苦手な先生にも読んでほしいです。