理科授業サポートBOOKS
図解&資料でとにかくわかりやすい 理科授業のつくり方

理科授業サポートBOOKS図解&資料でとにかくわかりやすい 理科授業のつくり方

新刊

理科授業のポイントが図&資料でパッとわかる!

本書では、理科の授業づくりについて、図解や資料でとにかくわかりやすく解説しました。例えば、ちょっとわかりにくい「見方・考え方」を図で解説。また、理科室経営から実験準備、実際の授業の流れまで、理科に苦手意識のある先生でも理科授業が楽しみになる1冊です。


紙版価格: 1,980円(税込)

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ISBN:
978-4-18-317620-2
ジャンル:
理科
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫あり
出荷:
2022年8月16日
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Contents

もくじの詳細表示

はじめに
1章 まずはここから! 理科授業の基礎基本と学習指導要領
理科室のお約束!
安全で快適な理科室にするためのチェックリスト
栽培のスケジュール
物の管理は徹底的に!
理科室は職員みんなで使うもの!
理科の教材研究ってどうすればいいの?
理科の目標はコレ!
「自然に親しむ」って何?
「科学的」って何?
「理科の見方」って何?
「量的・関係的な見方」って何?
「質的・実体的な見方」って何?
「共通性・多様性の見方」って何?
「時間的・空間的な見方」って何?
理科の見方隠しキャラ!
「理科の考え方」って何?
「見通しをもって,観察,実験を行う」って何?
理科の授業で育てたい「資質・能力」
理科の授業でつけたい「知識及び技能」
理科の授業でつけたい「思考力,判断力,表現力等」
理科の授業でつけたい「学びに向かう力,人間性等」
column 生物名はカタカナ表記
2章 完璧にマスター! 授業づくりの基礎基本
基本的な授業の流れ
問題をつくろう!
予想や仮説を立てよう!
実験計画を立てよう!
見通しをもとう!
観察,実験をしよう!
考察をしよう!
結論を出そう!
振り返りをしよう!
板書の構造〜教室〜
板書の構造〜理科室〜
column 自由研究のテーマ
3章 さらなる高みへ! 授業づくりのコツと授業改善の仕方
第3学年〜比較から問題を見いだす〜
第4学年〜根拠を基に予想・仮説を立てる〜
第5学年〜条件制御〜
第6学年〜多面的〜
実験は役割分担してGO!
実験成功のカギは予備実験
めざせ! 観察名人
理科における「主体的な学び」
理科における「対話的な学び」
理科における「深い学び」
全国学力・学習状況調査の問題の枠組みの変遷
1人1台端末を活用しよう!
生み出せ! 教具開発!
おわりに

はじめに

 「田中くんは,虫博士だね」


 私が保育園児の頃に,保育士の先生から言われたこの一言が,理科の世界にハマるきっかけでした。もっといろいろなことを知ることですごいと思われたい。もっといろいろなことを教えてあげることでほめられたいと思ってどんどん虫のことを調べました。

 きっかけは保育士の先生の一言でしたが,調べれば調べるほど,虫の世界には知らないことがたくさんあることがわかってきました。なぜ虫が飛べるのかを解説する本から,物理があることを知りました。虫の毒の成分には種類があることを解説する本からは化学があることを知りました。虫の生息域には分布があり,土地の特徴に関わっていることから地学を知りました。

 アインシュタインは,

 「学べば学ぶほど,自分がどれだけ無知であるか思い知らされる。自分の無知に気づけば気づくほど,より一層学びたくなる」

という言葉を残したそうです。虫を通して科学を学ぶ保育園児の頃の私は,まさにその通り,どんどん科学を学んでいきました。


 「理科って,めんどくさくね?」


 私が教員になって1年目,同期の教員仲間が言ったのがこの一言でした。丸底フラスコの曲線美を1時間くらい語ることができる私にとって,理科の授業準備や実験準備は,それはそれは楽しいものでした。しかし,私の同期の教員仲間にとっては,理科の準備は労力が必要で,苦痛なものだったのです。

 細かく書かれた教科書や指導書を参考にして,準備物を用意して,予備実験をして,実験が終わったら後片づけをする。もちろん,若手ということもあり,理科という教科指導に不慣れで,準備や後片づけも大変だったことでしょう。


 「理科って,難しいんだけど」


 私と一緒に学年を組んだ同僚の一言です。その同僚は,今まで理科の授業は理科専科に任せていたため,その年に初めて理科の授業をすることになったようでした。理科の教材研究の仕方,理科の授業の仕方,板書の仕方,観察や実験で気をつけることなど,初めてのことばかりでとても困っていました。

 しかし,理科の授業に苦手意識をもっていたり,そもそも理科の授業をしたことがなかったりする教員はその同僚だけではなく,実はたくさんいることがわかっています。国語科や算数科は,学校の研修教科になっている場合も多く,指導方法を勉強したり,授業を見たりする機会も多いでしょう。一方,理科は第1・2学年にはない教科であり,さらに専科が配置されている学校もあり,授業を経験したり,指導方法を勉強したりする機会が少ない教科といえるでしょう。



教科担任制始まる

 令和4年度から,全国の小学校で教科担任制が始まりました。その実施の仕方については,各自治体にゆだねられているようですが,対象教科は外国語,理科,算数科,体育科とされています。もしかすると,今まで理科の授業をしたことがない教員や,若手の教員が理科の担当になることも増えてくるかもしれません。



きっかけ

 かつての私がそうであったように,ほんの些細なきっかけで,科学の道に進む子どももいます。教員も,子どもも,安心して,楽しく理科が学べれば,そのようなきっかけが生まれるかもしれません。


 「理科って,めんどくさくね?」

 「理科って,難しいんだけど」


 そう思っている人にこそ,この本を読んでもらいたいと思っています。理科で気をつけておくことは何か。学習指導要領が,理科に求めるものは何か。理科の授業で大切なものは何か。理科の魅力は何か。理科授業のはじめの一歩に,この本がお供させていただければ幸いです。

著者紹介

田中 翔一郎(たなか しょういちろう)著書を検索»

1989年,佐賀県生まれ。佐賀県立佐賀北高等学校通信制から国立大阪教育大学へ進学。在学中は理科教育学を専攻し,子どもの概念形成について研究。その後,堺市の公立小学校に勤務。堺市初等教育研究会理科部に所属し,様々な実践を提案。一般社団法人日本理科教育学会にも所属。教員生活5年目に教育サークルCOLORFREEを設立して,実践交流の場をつくる。その後,コロナ禍を機にオンライン教育サークル野山の会を設立し,オンラインで実践交流を進める。自身のサークル主催で「不登校」「若手教員のためのすぐできスキル」「職員室の机の整理整頓術」などをテーマに様々なセミナーを開催。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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