授業をもっともっとアクティブに!小学校音楽「常時活動」のアイデア101

授業をもっともっとアクティブに!小学校音楽「常時活動」のアイデア101

近日刊行予定

楽しく取り組む中で知らない間に音楽の力がつく!

常時活動が、同じことの繰り返しや決まったことを何となくする時間になっていませんか?毎回取り組む活動で音楽の基礎がしっかり身に付くよう、本書では各活動で扱う〔共通事項〕を明記しています。基礎が身に付けば、子どもたちは自由に表現できるようになります。


紙版価格: 2,310円(税込)

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ISBN:
978-4-18-312432-6
ジャンル:
音楽
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 128頁
状態:
近日刊行
出荷:
2026年10月19日

Contents

もくじの詳細表示

はじめに
本書の使い方
Part1 「常時活動」で音楽授業をもっともっとアクティブに!
�@ いつも「音楽」という形の見えないもので学びが進む
�A 表現はアウトプットであるため,子どもたちのその時々の気持ちが授業を左右する(= 前向きな気持ちの育成)
�B 一つの同じ作品でクラス全体の学びが進むことが多いため,「個の力」と「全体の力」の両方が必要
�C 楽譜等の決められたルールを知ることと,自由に発想を広げていく感性,すなわち論理と感情の両輪が必要
�D 音楽の感じ方は人それぞれであるため,まずは自分の考えが必要。その後,自分とは違う他者の考えを受け入れる力も必須
�E 知識を駆使して技能へとつなげ,その表現に想いをもてることが大切であるため,同時に複数の力が必要
�F 見えない作品で達成感を味わうことが重要なため,繰り返しの活動が必要
�G 繰り返し活動を行うために,自分自身の表現をメタ認知できる耳が必要
�H 表現を変化させていくことができる知識・技能といった学びの積み重ねが必須
�I 表現するためには,楽譜に書かれている事実をもとにした,正解のない創造的な発想が必要
Part2 音楽授業がアクティブになる「常時活動」のアイデア
拍
1 みんなで歌って動いちゃおう
2 さんぽでみんなとふれあおう
3 ちょうちょうでみんなと仲良し
4 消えた数字も拍はある
5 あんたがたどこさでジャンプ
6 おちゃらか生き残りゲーム
7 こぶたぬきつねこ,鳴き声遊び
8 さんちゃんタッチ
9 さんちゃん冒険,友達タッチ
10 拍できりーつ
11 みんなで一緒に心をつなげよう
リズム
12 こぶたぬきつねこ,仲間探しゲーム
13 なっとう遊びは大忙し
14 名前をみんなでつないでいこう
15 ありさんごっこでみんなと仲良し
16 チューリップの色は何色?
17 かたつむリズム遊び
18 ことりのうたでみんなとつながろう
19 伸びーるリズムでみんなアクティブ
20 伸びーるリズムでみんな仲良し
21 場面に合わせてリズムを打とう
22 細かリズムと伸びーるリズム
23 ハレルヤタッチ
旋律
24 おおなみこなみで旋律探し
25 おおなみこなみで音の高さチェック
26 おおなみこなみで音の高さ指タッチ
音色
27 みんなでハッピーブレス
28 みんなで音色そろえゲーム
29 どんな音が隠れている?
30 鍵ハモリレー
31 この楽器なーに?
32 音色って隠れているかな?�@
33 音色って隠れているかな?�A
34 その声なーに?
35 ズームインでこの楽器なーに?
速度
36 おちゃらかレベルアーップ
フレーズ
37 3と7の後ろには?
38 エクササイズinかたつむり
39 みんな仲良しかたつむり
40 かたつむリズムクイズ
41 いぬのおまわりさんでアクティブに
42 おまわりさんは席替え遊び?
43 うさぎとかめはみんな仲良し
44 うさぎとかめで席替えリレー
呼びかけとこたえ
45 もりのくまさんでアクティブに
46 呼びかけとこたえで遊びながら歌おう
47 呼びかけとこたえで肩トントン
48 呼びかけとこたえに気づくかな?
49 呼びかけとこたえで動いてタッチ
50 こぶたぬきつねこで呼びかけ遊び
51 なっとうで呼びかけとこたえ
強弱
52 あれれ!?強さを変えた?
53 なんだか声に味があるぞー
54 かくれんぼ強弱遊び
55 声を重ねてほたる探しゲーム
反復
56 めだかのがっこうは繰り返し?
57 繰り返しが隠れている?
58 繰り返しは4回?
59 グーチョキパーで繰り返し
拍子
60 拍子ってなんだ?
61 アルプスって何拍子?
62 アルプスでリズムと拍子
63 こいのぼりの拍のまとまりは?
64 なっとうで3拍子
65 拍子の違いで遊ぼう
変化
66 かくれんぼの変化って?
67 変化ポイントはどこだろう?
音階
68 ドレミの歌で音名探し
69 ドレミの歌で音階遊び
70 ひのまる音階遊び
音の重なり
71 ぞうさんで3部合唱
72 声を重ねて遊んじゃおう
73 あちらこちらであっぷっぷー
音楽の縦と横との関係
74 ほたるこいでカノン遊び
75 山の朝はさわやか
76 だるまさんって美しいー
調
77 長調と短調って何?
78 日本音名で遊ぼう
79 調と仲良くなろう
80 調ってどう読む?
81 きらきら星短調バージョン
82 なんだか少し雰囲気違う〜
和音の響き
83 和音の違いって分かるかな?
84 きらきら星で伴奏を�@
85 きらきら星で伴奏を�A
86 和音で歩こう
87 声を和音に重ねて歌おう
88 和音ハレルヤタッチ
89 どんな音からでもハレルヤー
音符・休符・記号
90 山の朝で音符も知ろう
91 つながってめでタイ�@
92 つながってめでタイ�A
93 つながってめでタイ冒険
94 おばけは大忙し
95 ビリーブはめでタイぞー
96 ほたるこいで音価遊び
97 こいのぼりで音価遊び�@
98 こいのぼりで音価遊び�A
99 さくらさくらはどんなリズム?
100 ムー君は素敵な音符
101 つばさをください音符遊び
おわりに
索引

はじめに

 みなさん,こんにちは! 岩井智宏です。

 前作の常時活動本を出版させていただいてから数年が経ちました。

 その間,たくさんの方にお手に取っていただき,たくさんの励ましのお言葉まで頂戴し,読者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。そして,読んでくださった皆様のおかげで常時活動シリーズ第2作目も出版の運びとなりました。2作目の最初の一筆目は,愛知県安城市の研修へ向かう新幹線の中で書いております。常時活動1作目の一筆目は,広島県の研修に向かう新幹線の中でした。改めて,人は何か気持ちがワクワクする瞬間に前に進むエネルギーが生まれてくることを実感しています。

 第2作目に至るまで,私なりに音楽教育について研鑽を続けてまいりました。ここ最近で一番考えていることは,音楽教育を通して,どういった子どもたちの成長を願って授業を進めていきたいかということです。新任の頃は,とにかく子どもたちが音楽のことを大好きになって,音楽力をつけてほしい,素晴らしい音楽表現ができる子どもたちになってほしい!……など,音楽の中に視点が集中する毎日でした。その考え方は今も大切にしていることですが,さらにもう一つ先にある「その音楽の学びが社会とどうつながるのか」という視点がいつも根底に芽生えるようになりました。

 子どもたちは,これから一人一人が様々な未来を生きていくことになります。そんなときに,どんな音楽教育が,子どもたちの生きていくための成長の1ページとなってくれるかを日々考えています。まずは,音楽教育ならではの学びの視点には,どのようなことがあるでしょうか。私なりに考えた10の考えを紹介します。

�@ いつも「音楽」という形の見えないもので学びが進む

�A 表現はアウトプットであるため,子どもたちのその時々の気持ちが授業を左右する(= 前向きな気持ちの育成)

�B 一つの同じ作品でクラス全体の学びが進むことが多いため,「個の力」と「全体の力」の両方が必要

�C 楽譜等の決められたルールを知ることと,自由に発想を広げていく感性,すなわち論理と感情の両輪が必要

�D 音楽の感じ方は人それぞれであるため,まずは自分の考えが必要。その後,自分とは違う他者の考えを受け入れる力も必須

�E 知識を駆使して技能へとつなげ,その表現に想いをもてることが大切であるため,同時に複数の力が必要

�F 見えない作品で達成感を味わうことが重要なため,繰り返しの活動が必要

�G 繰り返し活動を行うために,自分自身の表現をメタ認知できる耳が必要

�H 表現を変化させていくことができる知識・技能といった学びの積み重ねが必須

�I 表現するためには,楽譜に書かれている事実をもとにした,正解のない創造的な発想が必要

 以上のようなことが見えてきました。これから先,「音楽教育だから学べる」といった教科特有の視点をしっかり教師がもったうえで授業するかどうかで,その時間の授業の深まりが大きく変わっていくように感じます。

 きっと考え始めたらまだまだ出てくると思いますが,自分の中に音楽教育における学びの視点をもっておくことが授業のアップデートに大きく関わっていくように思っています。

 本書では,2作目のテーマとして「〔共通事項]」「題材」という文言を入れました。まさに音楽科における学びの積み重なりとして非常に重要なポイントとなる言葉です。その〔共通事項〕・題材の学びの助けとなる101の活動を新たに考えてみました。是非,常時活動を通して,「毎授業少しの時間を使って,子どもに大きな負荷をかけずに,友達と楽しみながら,音楽的能力・知識を積み重ねていく」時間となるように取り組んでみてください!

 皆さん,ご一緒に レ―――――ッツ トライ――――!!


  2026年10月   /岩井 智宏

著者紹介

岩井 智宏(いわい ともひろ)著書を検索»

武蔵野音楽大学卒業,同大学院修了。「音楽を通した人間教育」をテーマに様々な研修会,研究会に参加。近年では,諸外国へも渡り日本以外の音楽教育にもふれ,さらなる音楽の可能性を研究している。2018年度には文部科学省・国立教育政策研究所より依頼を受け実践協力校として教科調査官来校のもと授業を提供した。2019年度,日本音楽教育学会第50回東京大会にて常任理事会企画プロジェクト研究で世界的民族音楽研究者であるPatricia Shehan Campbellの推奨する教材と民族音楽指導法「5つのペタゴジー(World Music Pedagogy)」を用いて公開授業を行う。

これまでに東京私立初等学校協会音楽部会主任,日本私立小学校連合音楽部会運営委員を務める。東京私立清明学園初等学校教諭を経て現在,神奈川私立桐蔭学園にて音楽の教鞭をとる。授業づくりのほかに,執筆や合唱活動にも力を入れており,小学校教科書『小学生の音楽』(教育芸術社)をはじめ,様々な著書を手掛け,最近では合唱曲での作詞を担当するなど活動の幅を広げている。また,大学などでも講師を務め,玉川大学,國學院大學(2024)で音楽科指導法の授業を担当している。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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