中学校 社会の授業がもっとうまくなる50の技

中学校 社会の授業がもっとうまくなる50の技

ワンランク上の社会科授業を目指す全ての先生のために

教科書に沿って無難に授業はできるけど、それだけでは物足りない。そんな先生が授業の質を一段引き上げるための一冊。教材の使い方のアイデア、生徒の主体性を引き出す方策から、指導計画の工夫、評価の生かし方まで、社会科授業名人が絶対外せない50の技を伝授。


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ISBN:
978-4-18-293514-5
ジャンル:
社会
刊行:
対象:
中学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年4月26日

もくじ

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はじめに
序章 「社会の授業がもっとうまくなる技」について考える
1 毎日の授業づくりを考える
2 今,社会科授業で求められていること
3 社会科の授業力向上を目指して
第1章 生徒が主体的に学ぶ授業がもっとうまくなる8の技
1 生徒の主体性を引き出す方策を練る
2 単元の指導計画を工夫して課題追究的な学習を構成する
3 様々な資料を関連づけて課題を追究させる
4 web教材を活用して課題を追究させる
5 探究する学習活動を展開する
6 教材の使い方を工夫する
7 身近な地域の事象を授業に取り入れる
8 生徒同士のかかわり合いを授業に組み込む
第2章 言語活動を生かした授業がもっとうまくなる7の技
9 言語活動を工夫して対話的で深い学びを展開する
10 新聞を利用する
11 生徒自身に資料を収集・選択させ,意見交換をさせる
12 既得知識をウェビングマップに表現させる
13 図や表を活用してまとめ,考察させる
14 教師との対話を基に課題を追究させる
15 社会科らしい表現活動を工夫する
第3章 ジグソー法を活用した授業がもっとうまくなる5の技
16 ジグソー法を活用して学習活動を工夫する
17 ジグソー法を活用して,多面的・多角的に捉えさせる
18 ジグソー法を活用して技能の習得を図る
19 課題解決に必要な“ピース”を準備する
20 “ピース”を組み合わせる「問い」を工夫し,思考を深める
第4章 身近な地域の学習がもっとうまくなる10の技
21 様々な方法で地域調査を展開する
22 「場所」にかかわる問いから観察へつなげる
23 具体的な問いで観察を焦点化する
24 調査に適した地図を選択する
25 追究する問いを立てて地域調査を展開する
26 ハザードマップを利用して地域の防災について調べさせる
27 諸資料を使って地域の変容を調べさせる
28 野外調査を設定して課題を追究させる
29 伝統・文化に着目して「身近な地域の歴史」を調べさせる
30 「身近な地域の歴史」をあわせて学習単元を構成する
第5章 社会参画の視点を取り入れた授業がもっとうまくなる9の技
31 社会参画の視点を取り入れて学習展開を工夫する
32 バリアフリーに着目して共生社会について考えさせる
33 男女共同参画社会に着目して人間尊重の考え方を深める
34 地域的な課題の解決に向けて考察,構想させる
35 身近な地域の街づくりに着目して学習展開を工夫する
36 異なる立場があることを押さえて意思決定を迫る
37 状況を把握して未来を予測させる
38 貧困問題を分解して捉え,解決策を話し合わせる
39 課題解決的な学習を取り入れ,プログラミング的思考を活用させる
第6章 指導計画を活用した授業づくりがもっとうまくなる6の技
40 指導計画を活用して学習展開を工夫する
41 小学校との円滑な接続を図る
42 習得と活用に着目して指導計画と学習展開を工夫する
43 分野間の有機的な関連を図る
44 教科等横断的な視点を踏まえて学習展開を工夫する
45 他教科と関連づけて生徒の理解を深める
第7章 評価の仕方と生かし方がもっとうまくなる5の技
46 評価を指導に生かす
47 評価規準を生かして学習状況を評価し,指導につなげる
48 思考を可視化し,積み重ねに着目して評価する
49 パフォーマンス評価を取り入れる
50 授業を踏まえてテスト問題を工夫する

はじめに

 社会科授業は,これからの未来を生きる子どもたちが,平和でよりよい社会を築いていくために必要な資質・能力を身につけていくための学習の場です。子どもたちは,変化が著しい現代社会を,持続可能な形で豊かにしていくために,社会科授業の中で何を,どのようにして学び,何ができるようになればよいのでしょうか。

 社会的事象から課題を見いだし,主体的に追究していく授業展開。必要な情報を集めて考察し,課題解決に向けて発表や議論をする生徒の姿。きっと,これからの社会科授業は,今以上にアクティブに展開し,社会科らしい見方・考え方を働かせてより深い学びを実現することが期待されます。社会科教師の責務は,ますます重くなると感じています。


 社会科授業の工夫改善については,これまで多くの先生方の研鑽の成果が共有され,ノウハウが蓄積されています。一方で,教育現場では,教員採用の実状として中堅の教員層が薄く,若手の先生方が多い年齢構成になっています。また,地域によっては,少子化の影響により学校が小規模化し,先輩の社会科教師から学べる機会が少なくなっているという現状があります。

 本書は,以上の問題意識を基に執筆しました。本書で取り上げた実践事例は,筆者が試行錯誤する中でまとめたものであり,改善すべき点が多いと思います。ぜひ,多くの先生方と授業改善の方策について情報を共有し,授業力の向上に役立てられたらと願っています。


 本書の出版に当たりましては,明治図書出版株式会社の矢口郁雄氏に大変お世話になりました。ここに厚く御礼申し上げます。


  2020年8月   /青柳 慎一

著者紹介

青柳 慎一(あおやぎ しんいち)著書を検索»

1963年 東京都生まれ

中学校学習指導要領解説社会編作成協力者

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • ジグソー学習について知りたかったのですが、それ以外も参考になりました。
      2022/1/620代・高校教員
    • これからの学習の参考にしていきます。
      2021/12/1920代・中学校教員
    • 社会科授業を作る上でとても参考になった
      2020/9/2520代・中学校教員
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