「見方・考え方」を働かせて学ぶ社会科授業モデル 5年

「見方・考え方」を働かせて学ぶ社会科授業モデル 5年

総合91位

最新の評価項目対応!深い学びを実現する5年単元別授業案

「見方・考え方」を働かせた深い学びを実現する社会科授業とは?学習指導要領改訂に尽力した元文部科学省視学官・澤井陽介先生編著による、改訂学習指導要領「社会」の5年単元別社会科授業モデル。最新の評価項目にも対応した、明日の授業づくりに役立つ必携の書。


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電子版予価: 2,160円+税

2/26刊行予定

ISBN:
978-4-18-287816-9
ジャンル:
社会
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 168頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年12月6日
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contents

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 「見方・考え方」を働かせて学ぶ社会科授業デザイン
社会科らしい視点や方法を使って子どもが主体的に国土や産業を学ぶ
第2章 「見方・考え方」を働かせて学ぶ社会科授業モデル 5年
1 世界から見た日本の国と領土の範囲 位置や空間的な広がりに着目して世界の中の日本を位置付ける事例
2 気候条件から見て特色ある地域 気候条件に着目して,その条件と地域の人々の生活の様子を関連付けて考える事例
3 地形条件から見て特色ある地域 歴史的な経緯に着目し,地形条件と人々の生活との関わりを考える事例
4 我が国の食料生産と国民生活 学校給食から我が国の食料生産を考える事例
5 農業に関わる人々 人々の工夫や努力を踏まえて,農業の発展について多角的に考える事例
6 水産業に関わる人々 身近な商品のブランド化から水産業の発展を考える事例
7 我が国の工業生産と国民生活 新聞にまとめて話し合う活動を通して我が国の工業の特色を考える事例
8 工業の盛んな地域 「つくる人」「使う人」「社会全体」の立場から,自動車工業の将来を多角的に考える事例
9 工業生産を支える貿易や運輸 貿易に携わる「人」を登場させ,貿易と運輸の重要性を考える事例
10 新聞で情報を届ける キャッチコピーで新聞とくらしの相互関係をとらえる事例
11 放送で情報を届ける 東日本大震災の番組を7年たってもつくり伝え続ける放送局
12 情報を生かして発展する販売業 情報の活用によってサービスの多様化を実現する販売業の事例
13 情報を生かして発展する運輸業 運輸業を例に,情報を活用して発展する産業のよさと課題を考える事例
14 情報を生かして発展する観光業 情報を活用して発展する観光業と国民生活の向上や発展を関連付けて考える事例
15 情報を生かして発展する医療産業 情報活用の変化をとらえ,患者や医師の立場で考える事例
16 情報を生かして発展する福祉産業 福祉産業における利用者と生産者のニーズを結ぶ情報活用の事例
17 国土と自然災害 複数の災害対策を取り上げ,国土の自然条件と自然災害の関連を考える事例
18 国土に広がる森林資源 様々な立場の取組の相互関係に着目して,森林保全のあり方を考える事例
19 公害と国民生活 相互関係に着目することで,公害の防止に関わって自分たちにできることを考える事例

はじめに

 2020年4月から,新学習指導要領(平成29年3月告示)が全面実施になります。

 新学習指導要領では「総則」に,「児童が各教科等の特質に応じた見方・考え方を働かせながら,知識を相互に関連付けてより深く理解したり,情報を精査して考えを形成したり,問題を見いだして解決策を考えたり,思いや考えを基に創造したりすることに向かう学習の過程を重視」することが示されています。すなわち,「見方・考え方を働かせた深い学び」の実現を求めているのです。

 そうはいっても,新たに教科となった道徳科や外国語をどう指導するか,といった課題への対応で慌ただしくて,「『見方・考え方』を各教科等の特質に応じて学んでいる暇などない!」といった状況ではないでしょうか。

 そこで本書では,前段の説明ページで,

 @学習指導要領に示されている内容をしっかり見れば,「見方・考え方」の多くは自ずと見えてくること

 A従来の指導方法と大きく変わるのではなく,これまで大切にしてきた教科の本質を確認し,「その教科らしい授業」を求めていること

を理解していただきたいと思います。その上で,後段の実践ページによって,たくさんの例から,@Aを確かめていただきたいと思います。単元の指導計画に☆として主な見方・考え方の例を,その右枠にそれを生み出す手立てを適宜入れ込む形で社会科らしい学びを誘導しています。

 ただし,本書に掲載されている事例は,新学習指導要領の全面実施の前から,先行的に取り組んでいただいた実践例です。指導力,実践力のある多くの先生方の力をお借りしましたが,まだ十分な検討を経ていない内容や教材も多くあります。特に学習評価については,原稿執筆の段階ではまだ新しい方向やそれに沿った具体策が文部科学省から示されていない状況でした。

 そこで,読者の皆様には,本書の実践を例に,あるいは土台として,よりよい指導計画を考えていただきたいと思います。すなわち,授業づくりのための材料にしていただきたいのです。

 子どもが「見方・考え方を働かせて学ぶ」授業づくりをあまり難しく考えずに,子どもはどんな問いをもつか,どんな予想をするか,どのように思考が動くのか,などと子どもの頭の働かせ方を考えるような気持ちで,授業づくりに臨んでほしいと思います。そうすれば,結果的に「見方・考え方を働かせて学ぶ」授業になっている,これが真実ではないかと思うからです。

 最後になりましたが,本書の作成・編集に当たっては,明治図書出版の編集部の皆様,特に及川誠様に,様々なご支援・ご助言をいただきましたことに,この場をお借りしてあらためてお礼申し上げます。


  2019年6月   /澤井 陽介

著者紹介

澤井 陽介(さわい ようすけ)著書を検索»

昭和35年東京都生まれ。国士舘大学体育学部こどもスポーツ教育学科教授。昭和59年から東京都大田区,新宿区,世田谷区で小学校教諭,平成12年から都立多摩教育研究所,八王子市教育委員会で指導主事,町田市教育委員会で統括指導主事,教育政策担当副参事を経て,平成21年4月から国立教育政策研究所 教育課程研究センター教育課程調査官(※併任:文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官)。平成28年4月から文部科学省初等中等教育局視学官(※併任:国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官)。平成30年4月から現職。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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