中学校 新学習指導要領 音楽の授業づくり

中学校 新学習指導要領 音楽の授業づくり

好評2刷

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新学習指導要領を教室の学びに落とし込む!

資質・能力、主体的・対話的で深い学び、見方・考え方、音楽に対する感性…など、様々な新しいキーワードが提示された新学習指導要領。それらをどのように授業で具現化すればよいのかを徹底解説。校内研修、研究授業から先行実施まで、あらゆる場面で活用できる1冊!


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ISBN:
978-4-18-286917-4
ジャンル:
学習指導要領・教育課程音楽
刊行:
2刷
対象:
中学校
仕様:
A5判 168頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年12月9日
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
第1章 キーワードでわかる音楽科の新学習指導要領
1 音楽的な見方・考え方
2 音楽科における主体的な学び
3 音楽科における対話的な学び
4 知識
5 技能
6 思考力,判断力,表現力等
7 学びに向かう力,人間性等
8 資質・能力の三つの柱と評価
9 カリキュラム・マネジメント
10 〔共通事項〕の取扱い方
11 言語活動の位置付け
12 障害のある生徒への指導
13 伝統や文化に関する教育
14 ICT機器の活用
15 学校外での音楽活動
16 知識や技能の習得,習熟,定着のためのフォロー
17 創意工夫と表現を結び付ける指導
第2章 新学習指導要領を実現する授業づくりの手法と仕掛け
〈知識及び技能〉
1 「思いを込めた表現」の実現
「大地讃頌」
2 音に始まり音に終わる知識の習得
「ヴァイオリン協奏曲第1楽章」
3 図解や言葉での説明に頼らない指導
「交響曲第5番」
4 音楽の特質に迫るための手立て
「フーガ ト短調」
5 楽曲の背景を伝えるタイミング
「アランフェス協奏曲」「ブルタバ」
6 授業の導入の工夫
「歌舞伎入門」
7 伝統音楽の指導における映像の効果的な活用
能「羽衣」
〈思考力,判断力,表現力等〉
1 歌詞の意味に即した表現の創意工夫
「夏の思い出」
2 実感を伴った表現力の育成
「浜辺の歌」
3 有節歌曲における表現力の引き出し方
「荒城の月」
4 思考し判断する機会をつくる教師の発問@
「アッピア街道の松」
5 思考し判断する機会をつくる教師の発問A
「魔王」
第3章 主体的・対話的で深い学びのある音楽授業アイデア
1 情景を思い浮かべながら,思いを込めて歌おう
第1学年 歌唱「夏の思い出」
2 輪奏でクラスの和を広げよう
第1学年 器楽「Dona nobis pacem」
3 音楽の表す情景の移り変わりを感じ取ろう
第1学年 鑑賞「四季」より「春」
4 歌詞の内容や曲の背景を理解して,思いを込めて歌おう
第2学年 歌唱「花の街」
5 ギターの基本的な奏法を身に付け,ギターに親しもう
第2・3学年 器楽「禁じられた遊び」
6 モティーフを重ねたり組み合わせたりして,リズムアンサンブルを作ろう
第2学年 創作
7 音楽の表す様子・場面・情景を感じ取ろう
第2学年 鑑賞「ブルタバ」
8 歌詞が表す情景を思い浮かべながら,表現を工夫して合唱しよう
第3学年 歌唱「花」
9 コードの流れに合わせてメロディーを作ろう
第3学年 創作
10 能の特徴を理解してそのよさを感じ取ろう
第3学年 鑑賞 能「羽衣」

まえがき

 本書は平成29年に告示された学習指導要領に基づき,中学校音楽科の授業実践を行う際の手がかりとなる基本的な考え方やアイデアを示したものです。

 新学習指導要領について,音楽教育に携わっている先生方との会話の中で,「量は増えたけど,中身(本質的な部分)はそれほど変わっていないのでは」という感想をよく耳にします。従前は指導する立場から指導する内容が示されていましたが,今回の改訂では生徒の視点に立って育成を目指す資質・能力が示されており,丁寧な説明を施した結果として分量の増加に至ったと考えられます。これにより私たちは発想の転換が求められています。

 指導事項の示し方について,例えば1年生の歌唱の指導事項アは「歌詞の内容や曲想を感じ取り,表現を工夫して歌うこと。」と従前は示されていました。この中で「歌詞の内容や曲想」は感じ取る対象,「表現を工夫して」は「思考・判断」に関すること,「歌うこと」は「表現」にあたり,指導内容が一体化して示されていました。一方,新学習指導要領では,「思考力,判断力,表現力等」,「知識」,「技能」に関することが,それぞれ明確に示されています。

 学習指導要領の改訂の趣旨や内容について,「学習指導要領解説」などによってすでに理解されていることと思います。授業のさらなる改善に向けて日頃より弛まず努力をされている方が多いのではないでしょうか。公的な立場によって書かれた解説書は学習指導要領を正しく理解するうえで大切なものですが,その内容をそのまま授業実践に移せるものではありません。具現化に向けて,自分自身で深く探究をしていく必要があります。本書はその際の手がかりとなるヒントを示しています。

 第1章では,キーワードを手掛かりにして学習指導要領を理解する内容となっています。

 第2章では,学習指導要領の実現に向けた授業づくりの工夫や仕掛けを紹介しています。

 第3章では,題材の形で,音楽の授業のアイデアを提示しています。

 いうなれば,学習指導要領と授業実践の橋渡しをするもので,著者の考えを反映させたものとなっています。2人はともに教職課程の「音楽科指導法」の講座を受け持っており,日頃より「授業論」を語り合っています。得意とする領域・分野や「こだわり」など,異なる点はありますが,「音や音楽から実感する」ということを大切にしている点で共通の認識を持っています。音楽室が音に満ち,生徒が目を輝かせるような授業が数多く実現することを願ってやみません。

 なお,本書が発行される時点では,学習評価に関する規準などが公表されていません。学習指導要領との関連から,評価方法が3観点に整理して示されることが想定されます。本書の第3章の事例では,3観点による評価規準を試行的に示していますが,今後は最新の情報に基づいてご判断ください。


  2018年6月   /加藤 徹也・山ア 正彦

著者紹介

加藤 徹也(かとう てつや)著書を検索»

東京都生まれ。東京芸術大学作曲科卒業。放送大学大学院文化科学研究科修了。東京都立高校教員,文部科学省主任教科書調査官を経て,現在,武蔵野音楽大学音楽総合学科教授。東京芸術大学非常勤講師。趣味は旅行。

山ア 正彦(やまざき まさひこ)著書を検索»

長野県出身。小・中・高等学校の教員を経て,現在,武蔵野音楽大学音楽総合学科専任講師,東邦音楽大学(教職実践専攻)非常勤講師。その他,全国各地において主に鑑賞指導に関する講演を行ってきている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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