中学校 新学習指導要領 英語の授業づくり

中学校 新学習指導要領 英語の授業づくり

好評2刷

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学習指導要領を教室の学びに落とし込む!

資質・能力、主体的・対話的で深い学び、領域統合型の言語活動、英語で授業…など、様々な新しいキーワードが提示された新学習指導要領。それらをどのように授業で具現化すればよいのかを徹底解説。校内研修、研究授業から先行実施まで、あらゆる場面で活用できる1冊!


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ISBN:
978-4-18-286813-9
ジャンル:
学習指導要領・教育課程外国語・英語
刊行:
2刷
対象:
中学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年12月13日
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
第1章 キーワードで見る新学習指導要領改訂のポイント
1 新学習指導要領の特徴
2 中学校外国語科の目標
3 資質・能力「知識及び技能」
4 資質・能力「思考力,判断力,表現力等」
5 資質・能力「学びに向かう力,人間性等」
6 外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方
7 小学校における外国語の教科化
8 小学校で使用される教材
9 小学校で行われる言語活動
10 他教科と連携した指導計画の作成
11 高等学校における指導内容
12 学習評価の3観点
第2章 資質・能力を育む外国語科の指導のポイント
1 「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善
2 「聞くこと」の言語活動
3 「読むこと」の言語活動
4 「話すこと[やり取り]」の言語活動
5 「話すこと[発表]」の言語活動
6 「書くこと」の言語活動
7 気付きを大切にした文法事項の指導
8 授業を英語で行う工夫
9 語彙の指導
10 ペア・ワークやグループ・ワークによる学習形態の工夫
11 視聴覚教材や教育機器の活用
12 新しいタイプの高校入試問題に対応する指導
13 領域統合型の言語活動の指導
第3章 新学習指導要領を踏まえた授業づくりと評価のポイント
1 新学習指導要領に適した授業デザイン
2 単元の授業設計とパートの授業設計
3 授業デザインの具体例@ 1時間目
4 授業デザインの具体例A 2時間目
5 統合的な言語活動の取り入れ方
6 小・中連携の授業アイデア
7 文字,単語,文を書くことの指導(中1初期)
8 「話すこと[やり取り]」の指導アイデア
9 即興で「話すこと[発表]」の指導アイデア
10 新しい文法事項の指導のポイント@ thatや疑問詞で始まる節
11 新しい文法事項の指導のポイントA 仮定法
12 新しい文法事項の指導のポイントB 現在完了進行形
13 パフォーマンス評価の実施方法
14 領域統合型問題のつくり方
あとがき

まえがき

 平成29年3月,小学校及び中学校の学習指導要領が公示されました。また,高等学校学習指導要領も平成30年3月に公示されました。今回の指導要領は今までになく大きな改革と言われています。私たち英語教師に大きく関係するところで言えば,小学校の外国語が教科化され,5・6年生に教科としての「外国語(英語)」が年間70時間入ります。また,3・4年生では年間35時間の外国語活動が行われます。

 中学校では,4年間で合計210時間も英語に触れて入学してくる生徒を指導することになります。これに伴い,中学校学習指導要領の内容も大きく変わりました。中学校で扱う語彙がこれまでの「1,200語程度の語」から「小学校で学習した語に1600〜1800語程度の新語を加えた語」となりました。小学校で600〜700語程度の語を学習するので,中学校では2,200〜2,500語を扱うことになります。約2倍の数です。また,仮定法や現在完了進行形など,これまで高等学校の範囲であった文法事項を中学校で教えることになりました。

 他にも大きな変化があります。4技能が5領域となり,話すことが話すこと[やり取り]と話すこと[発表]の2つに分けられました。また,「コミュニケーションへの関心・意欲・態度」,「外国語表現の能力」,「外国語理解の能力」,「言語や文化についての知識・理解」の4観点から,「知識・技能」,「思考力・判断力・表現力等」,「主体的に学習に取り組む態度」の3観点になりました。英語で授業を行うことも明記されました。

 乱暴な言い方をすれば,中学校の英語科教師は,これまで中学校の学習内容だけを考えて教えれば何とかなりました。小学校で外国語活動が入ったとは言えども,教科書の内容は以前と変わらず,入学した生徒にはアルファベットの書き方指導から始めるので,大きな変化はありませんでした。しかし,これからは小学校を受けて教えることになります。小学校の学習内容を把握し,それにつなげて指導しなければなりません。また,高等学校との連接も考える必要があります。

 平成29年7月,文部科学省から「小学校外国語活動・外国語研修ガイドブック」が発表され,9月には5・6年生用の移行措置教材『We Can!』,12月には3・4年生用の『Let’s Try!』が公表されました。5・6年生の授業ではSmall Talkを行うようになっており,6年生が使用する『We Can!2』Unit 7では,次のやり取り(指導資料p.73)が例示されています。

 児童1:I enjoyed eating osechi during winter vacation.

 児童2:You enjoyed eating osechi? That sounds interesting.

 児童1:How about you?

 児童2:I enjoyed having a Christmas party. It was exciting.

 即興で行うやり取りとしては,今の中学2年生でも難しいのではないでしょうか。中学校では,今後これよりも高度なパフォーマンスが求められるのです。これまでの教え方にかなりの工夫を加えないと,教師の指導力によって生徒の英語力に大きな差が生まれてしまいそうです。

 今回の学習指導要領改訂の目標や課題を達成するには,これまで以上に私たち教師の力に負うところが大きいと感じます。私たち自身が,授業構成,言語活動,指導方法などを開発しなければなりません。しかし,1人ではよい考えが浮かばないかもしれません。書籍を利用したり,教師同士で実践を共有したりする必要があるでしょう。

 本書は,第1章と第2章で新学習指導要領の主なポイントを,第3章では新学習指導要領の目標や内容を実現する授業を行うための具体的な言語活動や指導方法を載せました。本書が皆様の今後の指導に少しでもお役に立てば幸いです。

 末筆になりましたが,本書の刊行にあたっては,編集者の木山麻衣子氏に大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。


  2018年6月   /本多 敏幸

著者紹介

本多 敏幸(ほんだ としゆき)著書を検索»

千代田区立九段中等教育学校指導教諭。1959年東京都生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科英語教育専攻修士課程修了。文部科学省「外国語教育における『CAN-DOリスト』の形での学習到達目標設定に関する検討会議」,「中央教育審議会中等教育分科会教育課程部会外国語ワーキンググループ」,「学習指導要領等の改善に関わる検討に必要な専門的作業等(中学校外国語)」協力者。ELEC同友会英語教育学会会長,英語授業研究学会理事。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 理論的な内容が多く、授業にすぐに使えるという内容ではなかった。
      2019/8/1740代・中学校教員
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