- はじめに
- 『学びの軌跡』活用例
- 学びの軌跡
- 第1章 世界のさまざまな地域 「基礎基本」定着面白パズル&テスト
- 1 世界のすがた
- 「地球のすがた」パーツパズル
- 「世界のすがた」ブロックパズル
- 2 世界各地の人々の生活と環境
- 「世界の気候」ブロックパズル
- 「世界の宗教」つなげるパズル
- 3 世界の諸地域
- 「アジア州の国々T」ブロックパズル
- 「アジア州の国々U」言葉探しパズル
- 「ヨーロッパ州の国々」ブロックパズル
- 「アフリカ州の国々」キーワードパズル
- 「北アメリカ州の国々」キーワードパズル
- 「北アメリカ州の産業」キーワードパズル
- 「南アメリカ州の国々」キーワードパズル
- 「オセアニア州の国々」キーワードパズル
- 第2章 日本のさまざまな地域 「基礎基本」定着面白パズル&テスト
- 1 日本の姿
- 「国家の領域」パーツパズル
- 2 世界から見た日本の姿
- 「世界の造山帯・日本の地形」言葉探しパズル
- 「世界の地形」キーワードパズル
- 「日本の地形」キーワードパズル
- 「地形図の約束T」方位パズル
- 「地形図の約束U」縮尺パズル
- 「日本の気候」ブロックパズル
- 「人口の変化」つなげるパズル
- 「資源・エネルギー」キーワードパズル
- 「日本の農業」結びつけパズル
- 「日本の工業」ブロックパズル
- 「世界と日本の結びつき」穴埋めパズル
- 第3章 日本の諸地域 「基礎基本」定着面白パズル&テスト
- 1 七つの地方
- 「九州地方」キーワードパズル
- 「中国・四国地方」キーワードパズル
- 「近畿地方」ブロックパズル
- 「中部地方」キーワードパズル
- 「関東地方」キーワードパズル
- 「東北地方」キーワードパズル
- 「北海道地方」キーワードパズル
- おわりに
はじめに
観客を魅了する個人技,華麗なパス回しから繰り出される多彩な攻撃。
サッカーワールドカップの視聴人口が,オリンピックのそれを上回るのも頷ける。
その魅力を社会科授業に置き換えてみる。生徒の目を釘付けにする導入資料,心をつかむ語り,思考を揺さぶる発問や構造的な板書など,教師の総合的な授業力と通じるものがあるだろう。あるいは,いきいきとした生徒の眼差し,活発な意見交換,深まりや広がりをみせるふり返り,まとめを連想される方もいるかもしれない。
でも,それが何だ! ここぞ!!という場面で得点できなければ,意味がない。
思うようにテストで得点できない「深刻な得点力不足」に悩む生徒への支援は必要不可欠である。
ただ……。限られた期間に「深刻な得点力不足」を解消する手立てはあるのか?
そんな危機感から本書は生まれた。少々泥臭くてもいい。「基礎基本」の確実な定着を図る。
ここに,「深刻な得点力不足」を解消するパズル&テストをご提案する。
パズル&テスト 作成にあたって
@「ゴール」のかたちを知る〜 「枠内へ!」という意識をもたせる〜
パズル&テストの作成にあたり,まず,主要な教科書に共通して掲載されている重要語句をピックアップすることから始めた。「何を,どのように答えれば得点できるのか」を具体的にイメージできるよう,枠をぐっと絞り込んで用語を選定した。
A「苦手意識」を克服する〜社会科は友達,こわくないよ〜
パズル&テストには解答の手助けになるヒントがいっぱい。だから,社会科が苦手な生徒も学びの場に参加できる。自信とやる気が生まれる問題づくりを心がけた。
B「個」を高める〜一つひとつの社会科用語を確実に定着〜
「知識・理解」に関する問題に対応するには,一問一答形式の問題を繰り返し解くなど,地道な反復練習が不可欠となる。日々の授業,家庭学習において,本書のパズル&テストを徹底してやり込んでいただきたい。
C「修正力」を高める〜得点シーンを分析する〜
自己採点がしやすいよう,模範解答にはABC三段階の評価基準も示した。生徒が赤ペンで丸つけをしながら,自分の「伸びしろ」をつかんでいく姿をイメージした。
Dあとは,奇跡の「ゴール」を決めるだけ。さらに,その軌跡を次へつなげる
解き終わったパズル&テストはファイルさせ,毎回の評価も記録させる。成長の足跡が目に見える形で残っていけば,やる気はさらに高まり,学びの好循環が生まれる。
生徒がくいつきそう!