- 学習環境としてのマルチメディア導入にあたって
- 思考指導の大切さとマルチメディア導入のあり方を考える /佐藤 隆博
- 教科・領域の特性に配慮したマルチメディアの導入
- @ 小学校 国語科・3年
- 書きたいことをわかりやすく
- 生き生きとした活動・教科間の関連を考慮した学習とメディア活用 /吉田 志津代
- A 小学校 国語科・4年
- 調べ学習を効果的に
- 「方言と共通語」の単元における情報作成ソフト「メディアルーム」の活用 /鈴木 泉
- B 小学校 理科・5年
- 気象観測学習を深めるコンピュータ利用
- 「天気の変化」の授業例 /井村 勉
- C 小学校 生活科・2年
- 生活科学習へマルチメディアの利用
- 「まちたんけん」の実践を通して /菱田清 和
- D 小学校 音楽科・4年
- 曲の感じに合ったリズム伴奏を工夫しよう
- コンピュータを利用した効率のよいリズム伴奏づくり /松本 悦子
- E 小学校 図工科・5年
- マルチメディアでお話づくり
- 教科指導におけるマルチメディア導入のあり方 /大木 純一
- F小学校 体育科・6年
- ミニバスケットボールの活力のある授業
- マルチメディア利用による授業の工夫 /末廣 裕子
- G小学校 道徳・2年
- コンピュータくんの画面に思わず吸い込まれちゃったよ!!
- 子どもたちは主人公の気持ちを深く考えた /佐々木 貴子
- H小学校 課題授業
- 電気紙芝居の活用
- 「情報活用能力」育成の工夫をめざして /与吉田 思信
- 新しいメディア導入への取組みのあり方
- I学校における情報教育の推進
- 情報教育主任の果たす役割 /松田 實
- J自ら学ぶ姿を求めて
- パソコン・マルチメディア、遠隔教育への試み /久場 良重
- 自治体における情報教育推進のあり方
- K浦添市立学校における情報教育推進の取組み /當間 正和
- L相模原市の情報教育の推進 /奥山 憲雄
- 情報教育推進のための教師研修
- M相模原市における情報教育のための教師研修 /奥山 憲雄
- N校内における調和のとれた情報教育教師研修 /松田 實
- 通巻目次
まえがき
本シリーズ「マルチメディア時代・教師のための情報教育」のこれまでの概刊1〜5においては、子どもたちに情報教育を実施していくにあたって、まず、教師が情報教育のあり方やマルチメディア教育利用の実践の方法、基礎となる理論、および方法・技術を理解するうえで参考となる内容を編集してきた。すなわち、シリーズ1〜5の各巻のテーマは、それぞれ、
シリーズ1:「子どもの思考力育成」
シリーズ2:「マルチメディア活用の方法と実践」
シリーズ3:「教師の情報活用能力の向上」
シリーズ4:「構造学習の方法と実践」
シリーズ5:「教育評価情報の活用」
である。
さて、シリーズ第6巻の本書においては、小学校におけるマルチメディア導入を、特に、教科の特性を考慮したマルチメディア活用に焦点を絞って編集した。本書のなかで、実践の考え方、方法および成果を執筆していただいたのは、千葉県内、神奈川県相模原市内、および沖縄県浦添市内の小学校の運営・活動にかかわる教育行政の推進にあたる指導主事、実践校の責任者である小学校長および実践担当教論の各位である。それぞれの立場での推進活動について述べられ、さまざまな取組みと工夫が報告されている。
本書の企画・編集にあたっては、長年にわたってマルチメディア教育利用・実践研究の指導をされてきた松田實氏(千葉県)と奥山憲雄氏(相模原市)の両氏に編集委員に加わっていただき多大の協力をいただいた。さらに、両氏には推進指導者として執筆していただいた。本書の発行の発行には、松田・奥山両氏のお力添えによるところが大きい。
1998年7月 企画編集委員長 /佐藤 隆博
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- 明治図書