- 教育評価の考え方と方法
- [1] 総括的評価と形成的評価
- ─教育評価のとらえ方と代表的な2つのタイプ─ /佐藤 隆博
- [2] 相対評価と達成度評価(絶対評価)
- ─Norm(規準)とCriterion(基準)─ /佐藤 隆博
- 進路指導における学習評価情報の取り扱い
- [3] 学力テストの得点の取扱い方
- ─偏差値の正しい理解・処理および模擬試験データの評価─ /佐藤 隆博
- [4] 高校進路指導における達成度評価の役割 /長谷川 勝久
- [5] 高校進路指導のための模擬テスト情報の活用
- ─模擬テスト結果をどのようにして高校入試直前の入試対策に生かすか─ /楠瀬 英彦
- [6] 進路指導のための校内テストの成績管理 /大塚 順
- 日常の学習指導における形成的評価
- [7] S−P表を活用した観点別学習状況の評価の実際
- ─6年生 理科「電気・磁気」領域の事例─ /宗和 治
- [8] 個別学習指導と学習診断評価
- ─標準化S−P表の活用─ /多田 昭寛
- テスト問題の改善とデータベース
- [9] テストの取扱いに科学的方法・技術を /佐藤 隆博
- [10] テストの品質の評価法
- ─内容的妥当性と測定の信頼性のチェック─ /佐藤 隆博
- [11] テスト問題のデータベース構築の考え方 /佐藤 隆博
- [12] テスト問題のデータベースのモデル
- ─テストアイテムバンク─ /倉田 政彦
- [13] 教科内容の構造チャート上に演習問題・テスト問題をマッピング
- ─教材内容の構造分析に基づく問題バンク─ /佐藤 隆博
- 付録
- 1 「情報文化教育研究会」について
- 2 通巻目次
まえがき
これからの学校教育において,コンピュータ等のマルチメディアの学習環境を整えて,生徒に「情報活用能力」を身につけさせるべく,実践活動が全国の教育現場で展開されてきている。
ところで,本シリーズにおいては生徒にそれを指導していくには,指導にあたる教師自身の学習指導の活動にかかわる情報活用能力の向上が必要であるとして,第3巻『教師の情報活用能力の向上とマルチメディア』を刊行(1997)した。この第3巻においては,マルチメディア活用による教材づくりを通しての情報活用能力の向上と教師研修のあり方に焦点をあてて編集した。
そして,このたび刊行する本書(第5巻)は,日常の学習指導において教師の重要な仕事である教育評価にかかわる情報活用についての基礎・基本の理解および実践力の向上に資する内容を編集している。
本シリーズの企画には「マルチメディア時代・教師のための情報教育シリーズ」企画編集委員会があたり,編集・執筆に関しては情報文化教育研究会(代表:佐藤隆博)の協力を得ている。
1998年2月 企画編集委員長 /佐藤 隆博
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- 明治図書