- はじめに
- 1章 道徳科における「評価を位置付けた」授業とは
- 道徳科における二つの評価
- 道徳科における評価をどうするか
- 2章 評価方法のアイデアとポイント
- 道徳ノートの活用とポイント
- ワークシートの活用とポイント
- 発言や行動の観察とポイント
- アンケートや個人面接の活用とポイント
- 自己評価の活用とポイント
- 3章 評価を適切に位置付けた授業プラン
- 道徳ノートを生かす@(授業プラン4年生)
- 道徳ノートを生かすA(授業プラン3年生)
- ワークシートを生かす@(授業プラン4年生)
- ワークシートを生かすA(授業プラン5年生)
- 発言や行動の観察を生かす@(授業プラン3年生)
- 発言や行動の観察を生かすA(授業プラン6年生)
- アンケートや個人面接を生かす(授業プラン4年生)
- 自己評価を生かす(授業プラン4年生)
- エンカウンターを活用する(授業プラン4年生)
- モラルスキルトレーニングを活用する(授業プラン4年生)
- 4章 通知表&指導要録の記入文例集
- 通知表&指導要録記入のポイントと留意点
- 1年生の所見文例
- 2年生の所見文例
- 3年生の所見文例
- 4年生の所見文例
- 5年生の所見文例
- 6年生の所見文例
はじめに
道徳が教科となり,評価をすることが必要になりました。
「せっかくならば,道徳科の授業における一人一人の子どもの成長をよく見て,やる気を高めていくような評価をしてあげたい」
「それ以前に,子ども自身が道徳科の授業の中で自分の成長を実感できるような授業をしたい。教師から見ても,子どもの成長が手に取るようにわかる道徳の授業を行いたい」
そう思っている先生方も少なくないでしょう。
この本は,そんな先生方のための本です。
道徳科で評価を行うことが必要になって,「手間がかかりそうだ,面倒くさいことになった」と正直思っている先生方も少なくないはずです。
数値による評価ならば,テストをしてその結果を見ればよいところがありますが,そうでないのだとすると,道徳科の授業の中での,一人一人の子どもの思考や発言をよく見ていくような工夫が求められるからです。
しかし,本書を読んでいただくとわかるように,「道徳科における評価を工夫することは,道徳科の授業自体の質を高めることにつながる」のです。
本書で紹介している授業は全て,
「子ども自身が自分の成長を実感できる(自己評価できる)授業」
「教師が,子どもの成長を理解し評価するための具体的な手がかりがたくさん盛り込まれている授業」
ばかりです。
そして,そんな工夫がなされている授業は,必ずよい授業になるのです!
明治大学文学部教授 /諸富 祥彦
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- 明治図書
- 道徳の所見に悩んでいた時に購入しました。道徳だけでなく授業と評価、そして通知表所見について改めて見直すことができました。2020/6/650代・小学校教員
- 道徳科の評価について基本的なことが、実践を踏まえて書かれているため分かりやすい。2020/4/1240代・教委
- 内容がわかりやすいです。文例がもう少しあるとありがたいです。2019/3/1620代・小学校教員
- 通知表&指導要録の記入文例が、各学年4ページと少なかったので、もっと多く載せて欲しい。タイトルから3・4章に期待していたので、1・2章の内容が多く感じた。2018/7/340代・教諭