アクティブ・ラーニングを位置づけた小学校特別の教科 道徳の授業プラン

アクティブ・ラーニングを位置づけた小学校特別の教科 道徳の授業プラン

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3つの視点「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」とのかかわりがよくわかるアクティブ・ラーニングの事例を低・中・高学年とも内容項目に沿って紹介。評価の基本的な考え方や、ポートフォリオ評価などの評価の具体的な手立てもくわしく解説しています。


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PDF
ISBN:
978-4-18-277418-8
ジャンル:
道徳
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
B5判 136頁
状態:
在庫あり
出荷:
2018年1月19日
備考:
サポート情報
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もくじ

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はじめに
第1章 アクティブ・ラーニングを位置づけた小学校 特別の教科 道徳の授業づくり
1 アクティブ・ラーニングとは何か
2 小学校「特別の教科 道徳」におけるアクティブ・ラーニングの工夫
3 本書におけるアクティブ・ラーニングのとらえ
第2章 アクティブ・ラーニングを位置づけた小学校 特別の教科 道徳の授業プラン
正しいと思ったことを実行しよう
(低学年/善悪の判断,自律,自由と責任【A−(1)】/うんどうぐつ)
よいことか悪いことかをよく考えよう
(低学年/善悪の判断,自律,自由と責任【A−(1)】/だれのさくひんかな)
「きちんとしたのびのび」を考えよう
(低学年/節度,節制【A−(3)】/かぼちゃのつる)
正直のよさに気付こう
(中学年/正直,誠実【A−(2)】/ひびが入った水そう)
自分の中にある正直さに気付こう
(中学年/正直,誠実【A−(2)】/まどガラスと魚)
自分でやろうと決めたことは,最後までやり抜こう
(中学年/希望と勇気,努力と強い意志【A−(5)】/全盲の僕の夢)
「誠実な心」とはどんな心か考えよう
(高学年/正直,誠実【A−(2)】/手品師)
希望と勇気をもってくじけずに努力することを考えよう
(高学年/希望と勇気,努力と強い意志【A−(5)】/ヘレンと共に−アニー・サリバン−)
嫌なことをされても,人の立場に立って考え,親切にしよう
(低学年/親切,思いやり【B−(6)】/いいんだよ★)
みんな仲良くしよう
(低学年/友情,信頼【B−(9)】/およげないりすさん)
本当の友達について考えよう
(中学年/友情,信頼【B−(9)】/同じ仲間だから)
友達になるためにはどんなことが大切なのか
(中学年/友情,信頼【B−(9)】/貝がら)
「思いやり」の大切さについて考えよう
(高学年/親切,思いやり【B−(7)】/エルトゥールル号の奇跡)
高め合う関係を目指そう
(高学年/相互理解,寛容【B−(11)】/ブランコ乗りとピエロ)
「みんなでつかうもの」の使い方を考えよう
(低学年/勤労,公共の精神【C−(12)】/みんなでつかうもの★)
家族の役に立つ喜びを知ろう
(低学年/家族愛,家庭生活の充実【C−(13)】/だって おにいちゃんだもん)
気持ちのよい生活のために自分ができることを考えよう
(中学年/規則の尊重【C−(11)】/けんじのわすれ物)
みんなのきまりを守ろう
(中学年/規則の尊重【C−(11)】/和がし屋さんの写真)
日本のよさを見つめ直し,伝えよう
(中学年/伝統と文化の尊重,国や郷土を愛する態度【C−(16)】/ぼくのおべんとう)
仕事のやりがいについて考えよう
(高学年/勤労,公共の精神【C−(14)】/母の仕事)
集団におけるいろいろな役割を理解し,充実した集団づくりに努めよう
(高学年/よりよい学校生活,集団生活の充実【C−(16)】/しっかり聞けたぞ!ゲーム)
日本人としての誇りをもとう
(高学年/伝統と文化の尊重,国や郷土を愛する態度【C−(17)】/人間をつくる道−剣道−)
かけがえのない命を大切に,精いっぱい生きよう
(低学年/生命の尊さ【D−(17)】/命のアサガオ)
命を輝かせて生きていこう
(中学年/生命の尊さ【D−(18)】/いのちのあさがお)
美しい心について意思決定を通して考えよう
(中学年/感動,畏敬の念【D−(20)】/なしの実)
生命を見つめ生きるとは,どういうことかを考えよう
(高学年/生命の尊さ【D−(19)】/語りかける目)
力強く生きていくためのヒントを見つけよう
(高学年/よりよく生きる喜び【D−(22)】/文字を書く喜び)
第3章 アクティブ・ラーニングを位置づけた小学校 特別の教科 道徳の授業の評価
1 「特別の教科 道徳」の評価
―一人一人がもつよりよく生きる力をいかに引き出したか―
2 評価の様々な方法
3 評価のための具体的な取り組み

はじめに

道徳教育の原点を見据えた「特別の教科 道徳」の改善を

   ―モラル・アクティブ・ラーナーを育てよう―


 今,学校教育が大きく変わろうとしています。課題を一言でいえば,教育の主役は子どもたちであり,いかに自主的・自立的に学ぶ子どもたちを育てるかにあります。そして同時に,その子どもたちが未曾有の変化が予想されるこれからの社会において,協働して知恵を出し合いよりよい社会を創っていくか,そしてそれぞれに幸せな人生を送れるようにするかにあります。

 ご案内の通り,我が国の教育の基本的方針を示す教育基本法が平成18年12月に59年ぶりに改正されました。特に強調されたのは人格の完成を目指した教育の実現です。すなわち,第1条(教育の目的)において,教育の目的は人格の完成を目指すものであることを再確認し,第11条(幼児期の教育)で,幼児期において「生涯にわたる人格形成の基礎を培う」ことを,第3条(生涯学習の理念)で,生涯にわたって「人格を磨き,豊かな人生を送ることができるよう」にする教育の実現を目指すことが述べられています。これからの教育においては,国民一人一人が一生かかって人格を形成・錬磨し,そのことを通して豊かな人生,幸せな人生が送れるようにする教育を,幼児期から基礎を培い,小学校,中学校,高等学校と積み重ねていき,生涯にわたって教育の中核として位置づけ充実させていくことを求めているのです。

 そして,人格を育てる教育の具体について,第2条(教育の目標)に明記されており,5項目挙げられています。一号は,「幅広い知識と教養を身に付け,真理を求める態度を養い,豊かな情操と道徳心を培うとともに,健やかな身体を養うこと」となっています。つまり,知・徳・体を調和的に養っていくことです。

 二〜五号は,共通して「…態度を養う」となっています。態度とは,生きる姿勢であり,心構えです。そこには,人間としてあるいは日本国民として求められる生き方や身に付けるべき態度(道徳的諸価値)が示されています。それらは,徳を構成する基本的な道徳的価値です。それらは道徳の指導内容項目と符合しています。すなわち,人格とは,道徳的諸価値の統合体である道徳性を基盤とするものであり,人間としての在り方や生き方の基本を創る道徳的価値意識をしっかり育み(徳),その土台の上に知識や技能を身に付け(知),健康な体を創っていく(体)ことが大切であると述べられているのです。人格の完成を目指した教育とは,道徳教育を根幹に据えた教育にほかなりません。

 このことは,戦後の教育改革において課題として残されていた,教育における道徳教育の本来の在り方や位置づけを明確にしたととらえることができます。それをどう具体化するのか。そのための道徳教育改革を,文部科学省では,道徳教育の抜本的改善・充実という旗印のもとに取り組んでいます。その最も大きなものとして道徳の教科化が提案され,「特別の教科 道徳」が設置されたのです。

 現在,教育課程全体の改訂が行われています。その中で育成すべき資質・能力の三つの柱が示されています。第1は,「何を知っているか,何ができるか(個別の知識・技能)」です。第2は,「知っていること・できることをどう使うか(思考力・判断力・表現力等)」です。第3は,「どのように社会・世界と関わり,よりよい人生を送るか(学びに向かう力,人間性等)です。生きて働く知識や技能は,身に付け,生かしていくことが大切ですが,「何のために生かすのか」を押さえた学びが大切だということです。それは,より幸せな生き方とよりよい集団や社会を目指してです。

 まさに,教育基本法で求めている教育の在り方を具体的に提案していることになります。道徳教育の目標は,人間としての自分らしい生き方を考え,主体的に判断し行動しながら自己を形成していく子どもたちを育てることです。一言でいえばモラル・アクティブ・ラーナーを育てるということです。そのための学びに求められるのが「特別の教科 道徳」を要としたモラル・アクティブ・ラーニングだととらえられます。

 「特別の教科 道徳」においては,特に「心をアクティブにする」「頭をアクティブにする」「体をアクティブにする」学びをトータルに行い,人間としての自分らしい生き方についての考えを深めながら,日常生活や様々な学習活動において,アクティブに自分らしい生き方を追い求めていけるようにするのです。

 「特別の教科 道徳」では,特に,道徳的価値に照らして多面的・多角的に自己を見つめられるようにすること,物事を道徳的価値の側面から多面的・多角的に考え人間理解を深めること,問題解決にかかわって「どうしてこのようになるのか」とともに「どうすればよいのか」を統合的に追究すること,体験的活動等を通して実感し具体的実践へとつなげることなどがポイントになります。そのことを押さえた質の高い「考え,議論する道徳」授業が,本書を起爆剤として,さらに開発されていくことを願います。

 「特別の教科 道徳」に夢を託しながら,最先端の実践をまとめていただきました執筆者の皆様と,本書の出版にご尽力いただきました佐藤智恵様,茅野現様,赤木恭平様をはじめ関係者の皆様に心より感謝申し上げます。


  2017年2月   /押谷 由夫

著者紹介

押谷 由夫(おしたに よしお)著書を検索»

昭和女子大学大学院教授。1952年滋賀県生まれ。広島大学大学院修了,博士(教育学)。高知女子大学助教授,文部科学省初等中等教育局小学校課教科調査官(道徳担当,14年)を経て現職。

日本道徳教育学会会長。心を育てる教育研究会を主催。専門は,道徳教育,教育社会学,教育学。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。

本書第2章★印の自作教材を下記からダウンロードできます。

第2章 アクティブ・ラーニングを位置づけた小学校 特別の教科 道徳の授業プラン

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内容 ファイル名 サイズ  
46 自作教材「いいんだよ」 iindayo.pdf 256KB ダウンロード
70 自作教材「みんなでつかうもの」 minnade.pdf 195KB ダウンロード

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      明治図書
    • 私たちの道徳の題材が入っているのがいいです。副読本を買わない学校だと、副読本ばかり載っていても、困るので、私たちの道徳の内容があってよかったです。
      板書例が、参考になるので、これからも、様々な教科で板書例を載せてほしいです。
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    • どの書籍も実用的で分かりやすいです。一番活用しているのは、月刊誌です。
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