授業をもっと面白くする! 中学校歴史の雑談ネタ40

授業をもっと面白くする! 中学校歴史の雑談ネタ40

BEST300

インタビュー掲載中

とっておきの雑談ネタで、生徒の心をわしづかみ!

生徒たちは、教師が授業の合間に話すちょっとした雑談が大好きです。本書は、「黒船来航はペリーが最初ではなかった?!」「西郷隆盛は平和論者だった?!」など歴史の魅力により迫るような、授業で使える楽しい雑談ネタを単元別に40事例収録しました。


紙版価格: 1,700円+税

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電子版予価: 1,530円+税

7/25刊行予定

ISBN:
978-4-18-275818-8
ジャンル:
社会
刊行:
対象:
中学校
仕様:
四六判 176頁
状態:
在庫あり
出荷:
2018年6月22日
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Contents

もくじの詳細表示

はじめに
近世までの日本とアジア 古代までの日本
米国人はイラスト付き資料で日本人と中国人を見分けていた?!―日本人の形成
イスラム教の神は「アッラー」ではない?!―ユダヤ・キリスト・イスラムの対立
但馬牛が食べられるのは、たたら製鉄が廃れたから?!―鉄器使用のはじまり
聖徳太子は実在しなかった?!
なぜ、小野妹子は皇帝を怒らせる国書を持参したの?!
白村江での敗戦が、日本の律令国家体制を確立させた?!
鑑真和上の「和上」って何?!―鑑真の招請と鎮護国家
菅原道真は学問の神ではなく、祟り神と呼ばれていた?!
藤原道長は糖尿病だった?!―平安時代の貴族の暮らし
近世までの日本とアジア 中世の日本
後三条天皇は親馬鹿だった?!―白河上皇の登場と院政の始まり
平家蟹には平家の怨念がとりついている?!―平清盛の構想した西国国家
「判官贔屓」の由来は源義経にあった?!
中世の武家社会で悪口が罪になったというのは本当?!
二度の蒙古襲来の目的はそれぞれ違った?!
借金帳消しの要求ってヒドくない?!―土一揆と徳政
南北朝動乱、長期化したのはなぜ?!―楠木正成・足利尊氏の毀誉褒貶
金閣は放火のおかげで金色の輝きを取り戻した?!―日本の伝統文化の起源
近世までの日本とアジア 近世の日本
ルネサンスは死と隣り合わせの時代だった?!
黒船来航はぺリーが最初ではなかった?!
大阪城の地下には本願寺が眠っている?!
忍者は手裏剣を使わなかった?!―忍者の実像
豊臣秀吉の唐入り(明遠征)は、政権批判のガス抜きのためだった?!
天下分け目の関ヶ原、なぜあっさり勝敗が決したの?!
生類憐みの令のおかげで、日本の犬食は廃れた?!
田沼意次は賄賂政治家だった?!―田沼意次と松平定信
近現代の日本と世界 近代の日本と世界
なぜ、コーヒーと銃を好むの?!―アメリカ独立の背景
不平等条約の締結は、幕府の無為無策を示している?!
お雇い米国人と屯田兵が北海道を開拓した?!
西郷隆盛は平和論者だった?!―征韓論の意味するもの
文明開化はバタ臭かった?!
日清戦争、なぜ「朝鮮の独立」が日本にとって重要だったの?!
「満鉄」って単なる鉄道会社じゃないの?!
いつから日本人は時間にうるさくなったの?!―定刻主義と帝国主義
大正時代の日本はドイツ人捕虜の待遇に気を配っていた?!
日清戦争から数えて「日中五十年戦争」という歴史の見方はできる?!
大国アメリカとの開戦、最終的に決断したのは誰?!
「特攻」と自爆テロはどこが違うの?!
近現代の日本と世界 現代の日本と世界
マッカーサーは、連日山のようなファンレターをもらっていた?!
オリンピックの女子マラソン、昔はなかったって本当?!
沖縄県民の怒りの理由はどこにある?!
おわりに

はじめに

 近年、「雑談力」という語を目にすることがありますが、皆さんは雑談についてどうお考えですか。多少の効用はあるにしても、本題や本筋に比べれば、取るに足りない挿話であり、しょせん脇道に過ぎないとお考えではないでしょうか。


 私の考えはそれと真反対です。

 すなわち、雑談あってこその本題であり、本筋を生かすも殺すも、雑談次第だと考えるのです。


 雑音、雑踏、粗雑、煩雑など、「雑」のつく熟語に、あまりよい言葉はありませんが、雑木はちょっと違います。私は、人生や学校生活、あるいは、一時間の授業は、森にたとえられるのではないかと思います。森には、多種多様な木がありますが、大別すれば杉・檜などの人工林と、雑木の自然林になるでしょう。


 確かに、京都の北山杉や吉野の杉・檜の森は見事です。でも、それは日本の森林全体からすれば例外的存在であり、大半の人工林が今や人手が入らぬまま放置され、台風や豪雨の度に山崩れを引き起こすなど、被害を深刻化させています。

 それに対して、雑木の森はどうでしょう。木材としての価値は低いかもしれませんが、保水力に富み、春には緑の、秋には黄と紅の濃淡で、人々の目を和ませてくれます。つまり、森としての価値を雑木が高めているといえるのです。


 杉や檜は、「ハレ」の行事や確実に習得させるべき学力みたいなものです。重要には違いありませんが、植林後も、生長に応じて下草刈りや間伐、枝打ちなどの手をかけてやらないとうまく育ちません。下手をすれば、ひょろひょろっと背丈だけ高くなり、風ですぐに折れたり倒れたりしてしまいます。

 他方、雑木は誰が手を加えなくても自然に生えて育ち、葉を落とし朽ちては森全体を肥やしていきます。その意味で、「ケ」としての学習や生活体験とみなしてよいでしょう。木材として売れるのは杉・檜であるように、進級や進学の指標となるのはハレの学力かもしれません。でも、学びに向かう力や人間性をつくるのは、一本一本に商品価値のないケとしての雑木、すなわち、日常の学習や生活体験ではないでしょうか。


 教師がハレの場で建前を語り、授業で教科書を解説し板書するのは、当然でしょう。しかし、それらを子どもの生きる力にするためには、ケとしての生活に根を張った本音や遊び、あるいはリアリティのある語りが必要だと思うのです。

 だから、雑談を軽く見るべきではありません。その場、その人に応じて、リアリティのある語りを生み出すためにも、語りうる素材を教師は身につけていなければなりません。本書が、そのための一助となれば幸いです。


   /原田 智仁

著者紹介

原田 智仁(はらだ ともひと)著書を検索»

1952年生まれ。兵庫教育大学名誉教授。専門は社会科教育学。博士(教育学)広島大学大学院を修了後,愛知県の公立高校の教員を経て1990年から2017年まで兵庫教育大学に勤務。1997年から2008年まで文科省の教科調査官を併任し,高校世界史の教育課程改訂に当たる。今回の教育課程改訂にも中教審の委員として参加。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 授業で少し話せそうなネタがあり、使いやすい。
      2018/2/620代・中学校教員
    • 内容はよかったのですが、横書きがよかったです。
      2018/2/440代・中学校教員
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