<インターネット活用授業集成>5
体育科授業はインターネットで進化する

<インターネット活用授業集成>5体育科授業はインターネットで進化する

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これなら、インターネットの授業をやってみたくなる。

体育授業での成功体験が子どもに自信を与え変える。「やればできる」ことが「言葉」でなく、目の前の「事実」で示されれば、子どもは大きく変わる。トスランドにはこのような成功体験がたくさんあり、実践の宝庫なのだ。


復刊時予価: 2,010円+税

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-267525-8
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 112頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第
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目次

もくじの詳細表示

『インターネット活用授業集成』を監修して /石黒 修
はじめに /渡辺 喜男
T 体育授業をインターネットで進化させる
1 体育授業は,国語授業や算数授業とどこが違うのか
2 体育授業をインターネットで進化させるとは
U 体育の約束事(マネージメント)をインターネットで進化させる
1 体育授業における約束事(マネージメント)は少なく
2 「集合」と「用具のセット・片付け」
3 体育の約束事(マネージメント)サイト
4 主なサイトの紹介
(1) 渡辺喜男氏のサイト「黄金の3日間に行う『集合』の体育授業マネージメント」
(2) 根本正雄氏のサイト「器具・用具の出し入れの仕方」
V 跳び箱運動の授業をインターネットで進化させる
1 悩める数多くの子どもと教師を救う「向山式跳び箱指導法」
2 TOSSランドの原点「向山式跳び箱指導法」
3 跳び箱運動の準備運動
4 跳び箱運動授業の組み立て(方向性)
5 跳び箱運動授業のサイト
6 主なサイトの紹介
(1) 下山真二氏のサイト「向山式跳び箱指導法とは」
(2) 渡辺喜男氏のサイト「これでOK!『台上前転』」
(3) 石田博一氏のサイト「開脚跳びに必要な基礎感覚・基礎技能」
(4) 八和田清秀氏のサイト「段の高さよりも跳躍の高さ」
W 鉄棒運動の授業をインターネットで進化させる
1 数多くの子ども達が取り組んだ「段階別台付き鉄棒指導法」
2 クルリンベルトを使った指導法
3 鉄棒運動の準備運動
4 鉄棒運動授業の組み立て
5 逆上がり全員達成をめざすなら1年計画
6 鉄棒運動授業のサイト
7 主なサイトの紹介
(1) 根本正雄氏のサイト「逆上がりのできない子どもへの指導」
(2) 石原惠理氏のサイト「低学年鉄棒遊び」
(3) 小原由佳理氏のサイト「鉄棒運動の導入はこれできまり! 8つの基礎感覚づくり」
(4) 村田正樹氏のサイト「円を描くように手を動かす」
X マット運動の授業をインターネットで進化させる
1 マット運動授業の組み立て
2 マット運動の準備運動
3 マット運動授業のサイト
4 主なサイトの紹介
(1) 東田昌樹氏のサイト「マット運動の発問・指示(対象学年4年生以上)」
(2) 下重和也氏のサイト「運動量をたっぷり確保するマット運動の導入指導はこれだ」
(3) 八和田清秀氏のサイト「ロール系運動で必ずやっておくといい運動『ゆりかご』」
Y リレーの授業をインターネットで進化させる
1 リレーの授業の組み立て
2 バトンパスに向けた準備運動
3 バトンパス技術を教える
4 どの子も楽しめるリレー教材
5 リレー授業のサイト
6 主なサイトの紹介
(1) 東田昌樹氏のサイト「リレーのバトンパス授業」
(2) 小松和重氏のサイト「逆転現象が起こる折り返しリレー」
(3) 渡辺喜男氏のサイト「ロングバトンゾーンリレー(5・6年)」
Z 短距離走の授業をインターネットで進化させる
1 教材の工夫が短距離走の授業に必要
2 短距離走の指導ポイント
3 短距離走の授業のサイト
4 主なサイトの紹介
(1) 菅野博文氏のサイト「ハンディ付き徒競走練習」
(2) 東 光弘氏のサイト「記録がぐーんと伸びる陸上の基本運動 ねこ・ネズミゲーム(短距離走のダッシュ力を養う)」
(3) 根津盛吾氏のサイト「短距離走指導の落とし穴」
(4) 根津盛吾氏のサイト「子ども達が夢中になって取り組む 短距離走・リレーの授業」
[ ハードル走の授業をインターネットで進化させる
1 ハードルは1台から
2 細かいステップで(ハードル授業の単元の組み立て)
3 子どもが目標とするもの
4 ハードル走の授業のサイト
5 主なサイトの紹介
(1) 大石貴範氏のサイト「向山洋一氏のハードルの授業を中学で追試する」
(2) 斎藤一子氏のサイト「3歩を意識したハードル走の授業」
\ ボールゲーム(手)の授業をインターネットで進化させる
1 一番の楽しさはシュート
2 どの子も「シュートの楽しさ」が味わえる工夫
3 学年別教材モデル
4 授業の組み立て
5 ボールゲーム(手)の授業のサイト
6 主なサイトの紹介
(1) 根本正雄氏のサイト「投捕の力がつくはしごドッジボール」
(2) 渡辺喜男氏のサイト「誰でもシュートが楽しめる 2年シュートボール」
(3) 岩田史朗氏のサイト「男子も女子も楽しめるハンドボールの授業」
(4) 田上大輔氏のサイト「大人気! どの子もシュートを決められるポートボール」
] ボールゲーム(足)の授業をインターネットで進化させる
1 向山洋一氏のハードルを使ったシュート練習法
2 ゴールをたくさん
3 教材の大まかなステップ
4 ボールゲーム(足)の授業のサイト
5 主なサイトの紹介
(1) 根本正雄氏のサイト「動きを引き出す指示(たまごわりサッカー)」
(2) 寺垣宏美氏のサイト「ラインサッカー」
(3) 高橋恒久氏のサイト「みんなが楽しめるサッカーの授業 4つの工夫」
]T 水泳の授業をインターネットで進化させる
1 25m泳げるようにする2つのタイプ
2 水泳の授業の組み立て
3 着衣泳
4 水泳授業のサイト
5 主なサイトの紹
(1) 千島 章氏のサイト「水泳指導 全12時間 5年」
(2) 太田輝昭氏のサイト「苦手な水泳ができるようになるページ」
(3) 波戸内勝彦氏のサイト「クロールは誰でも泳がせられる〜クロールの指導は4つのポイントでOK〜」
(4) 高戸和彦氏のサイト「1時間で着衣水泳を授業する(4年生)」
]U なわとびの授業をインターネットで進化させる
1 向山洋一氏のなわとび指導システム
2 授業の組み立
3 スーパーとびなわ
4 二重跳びの段階
5 なわとびの各技
6 長なわ指導
7 なわとびの授業のサイト
8 なわとび級表と主なサイトの紹介
(1) なわとび級表A
(2) なわとび級表B
(3) 藤澤芳昭氏のサイト「二重跳びマスターのためのステップ」
(4) 根津盛吾氏のサイト「なわとび指導『きほんのき』3.とびなわの使用法と基礎技能」
(5) 桑原和彦氏のサイト「1分間に100回の長なわとびの実践」
]V 体ほぐしの授業をインターネットで進化させる
1 体ほぐしの授業とは
2 1単位時間の体ほぐしの授業の組み立て
3 準備運動としての体ほぐし
4 体ほぐしの授業サイト
5 主なサイトの紹介
(1) 奥山昭仁氏のサイト「体ほぐしで授業開き」
(2) 鈴木恭子氏のサイト「風船ゲームで今年の夢を弾ませよう!」
(3) 青木勝美氏のサイト「幅が広がる鬼遊び」
(4) 吉岡健二氏のサイト「個人・集団で行う体ほぐし運動いろいろ」
]W 保健の授業をインターネットで進化させる
1 保健の授業の内容
2 TOSSランドの保健サイトは未整備
3 体験を伴った保健学習を
4 ロールプレイを保健学習に取り入れる
5 保健の授業のサイト
6 主なサイトの紹介
(1) 戸井和彦氏のサイト「ストレスってなあに」
(2) 山口 収氏のサイト「『シンナー,絶対いや!』の授業」

はじめに

1 体育授業が,子どもを変える

 教師なら,目の前にいるこの子ども達をなんとかしたいと願う。

 「ぼくなんか……」落ち着きがなく,おどおどしている。

 「どうせ,オレなんて……」言葉や態度が投げやりである。

 この子ども達に,共通しているのは,「自信の無さ」である。


 そんな子ども達を,体育授業は変えることができる。


 本文にも収録したが,向山式跳び箱指導を行った桑原和彦氏の報告。

 「4年生のクラス,37名中跳べなかった子が7名でした。

 A式。10回行い,腕で体重を支えることを教えました。

 B式。踏切板に,そっとのったり,その上を歩いたりしていました。踏切板を両足でしっかりと踏むことを教えて,跳ばせました。体重の軽い子は,8回ほどで跳べました。肥満傾向の子2名は手こずりましたが15回ほどで見事にクリアです。

 見ていた子から,自然と大きな拍手と歓声があがりました。

 「やったね!○○さん」とガッチリ握手をしました。それはそれは嬉しい顔でした。 跳べた自分に感動して泣き出した子もいました。」


 体育授業での成功体験が,子どもに自信を与え,変える


 「やればできる」ことが,「言葉」ではなく,目の前の「事実」で示されたのだ。こんな「事実」の積み重ねが,子どもに自信を与え,変化を促す。

 もう一つの例。これも,本文に収録したが,段階別台付き鉄棒指導法を行った小野一豊氏の報告。子どもの作文である。

 「ぼくは1 学期もさか上がりはできないまま終わって,2学期もできなかったけど,やっと3学期にできた。

 一学期は全然だめで,二学期ももうちょっとでできなかった。だから,三学期はがんばろうと思っていたら,3月10日にものの5分とたたないうちにヒョイッとできた。できたときは,ヒョイッとできたからあんまりうれしくなかったけど,帰るとちゅうになって,すごくうれしくなった。

 だから,家に帰ってお母さんにすぐ報告した,すると,お母さんは,『やったなぁ,うれしいやろ』と言った。(ほんとうにうれしかった)

 それで,次の日も練習したら,かんたんにできた。

 ぼくは,もともと,『でけへんだろうなぁ』と心で思っていやいや練習していた。でも,がんばって練習したらできたから,ほんとうにうれしかった。

 それで,『人間あきらめらたあかんなぁ』と思いました。」


 体育授業での成功体験が,子どもに努力の大切さを教える


 子どもは自信をもつと,自ら努力できるようになる。「自ら努力すること」こそ,なによりの「学び方」である。


2 体育授業が,クラスを変える

 成功体験は,跳べた子だけでなくクラスも変えていく。

 体育授業を積み重ねていくと,

 「全員できた!」

 「どの子もできた!」

 「どの子もがんばれた!」

という瞬間が,クラスにおとずれる。

 この瞬間から,クラスが変わる。

 それは,「どの子も,やればできる」ということが,クラス全員の心に植え付けられるからだ。

 「あいつは,どうせできない子だ」という固定した見方(差別)が壊され,クラスにお互いを認め合う雰囲気が作られる。

 また,それまでの固定された関係が壊されることで,より努力する雰囲気が作られていく。


 体育授業の成功体験が,クラスを変えるのである。


 クラスを変えるにも,「言葉」ではなく,クラスの子ども達目の前に「事実」を示すしかないのである。


3 TOSSランドには,体育授業の成功体験がぎっしり

 体育授業は,成功体験の宝庫である。

 たくさんの「やればできる」という授業を行うことができる。

 そして,


 インターネットランド(TOSS商標)

 (略称:TOSSランド)

 http://www.tos-land.net/


には,そういった授業が,ふんだんにサイトとしてアップされている。

 ぜひ,TOSSランドの体育授業にアクセスして,教室で実践していただきたい。

 本書は,その「道標」とならんことを意図している。


 あなたのクラスにもドラマはきっと起こるはずである。


 最後になったが,TOSS中央事務局の石黒修氏に,そして,明治図書の江部満氏に,本書の執筆のお誘いを受けた。

 そのお誘いがなければ,私は,自分の実践を見つめ直す機会をもたず,本書は誕生しなかった。

 心から感謝申し上げたい。


   /渡辺 喜男

著者紹介

石黒 修(いしぐろ おさむ)著書を検索»

1946年1月生まれ

1968年3月 東京学芸大学社会科卒業

1996年4月 東京都大田区立馬込第三小学校勤務

月刊『教室ツーウェイ』副編集長TOSS中央事務局

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書

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