道徳授業の個別最適な学びと協働的な学び
ICTを活用したこれからの授業づくり

道徳授業の個別最適な学びと協働的な学びICTを活用したこれからの授業づくり

総合87位

ICTを活用して子ども主体の道徳授業をつくる!

個別最適な学び・協働的な学びの実現に向け、道徳授業をどうデザインすればよいのか、これからの時代を生きていく子ども像を踏まえながら解説します。また、道徳科の具体的場面をもとにしながら、特にICTを活用した授業改善の方法を提案します。


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電子版予価: 2,039円(税込)

6/26刊行予定

ISBN:
978-4-18-264759-8
ジャンル:
道徳
刊行:
対象:
小学校
仕様:
四六判 192頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年5月27日

目次

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 今求められる道徳教育と令和の日本型学校教育
01 学習指導要領の趣旨
02 GIGAスクール構想
03 求められる道徳科の学習
04 令和の日本型学校教育
第2章 Society 5.0時代を生きる子供たちを育てるために
01 子供たちが生きていく未来を知る
02 生き方を考える道徳
03 コンテンツベースからコンピテンシーベースへ
04 AI時代と道徳性
05 多文化共生社会で生きる子供
06 ウェルビーイングと道徳科
07 引率から伴走へ・伝達から創造へ
08 学校、家庭、地域と共に進める道徳教育
第3章 道徳科における個別最適な学び
01 個別最適な学びとは
02 指導の個別化の実際
03 学習の個性化の実際
04 目標や振り返りに内容項目を生かす
05 学びの地図と現在地
06 道徳の眼をよくする
第4章 道徳科における協働的な学び
01 協働的な学びとは
02 教室内での協働の実際
03 教室空間を超えた協働の実際
04 時間を超えた協働の実際
第5章 道徳科における個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実
01 小学校1年生
02 小学校2年生
03 小学校3年生
04 小学校4年生
05 小学校5年生
06 小学校6年生
07 中学校
第6章 学びをつなげ発展させるカリキュラム・マネジメント
01 道徳科を要にしたカリマネ
02 学びを横につなげる1
03 学びを横につなげる2
04 学びを横につなげる3
05 学びを横につなげる4
06 学びを縦につなげる1
07 学びを縦につなげる2
08 学びを縦につなげる3
09 学びを蓄積するポートフォリオ1
10 学びを蓄積するポートフォリオ2
11 学びを蓄積するポートフォリオ3
あとがき

はじめに

なぜ今、GIGAなのか?

 教室には、実に多様な子供がいます。

 人前で話すことが得意な子供もいれば、苦手な子供もいます。教材を1回で理解できる子供もいれば、理解するのがちょっと苦手な子供もいます。日本語をすらすらと読んだり理解できたりする子供もいれば、日本語に困難がある子供もいるでしょう。また、教室に来ることが難しい子供もいるかもしれません。

 このような多様な子供が学ぶことができるようにするための一つのツールが一人一台のICT端末(以下、ICT端末)です。授業のねらいは、もちろん大事です。そのねらいを、より多くの子供が達成できるようにするという視点で、ICT端末を活用していただきたいのです。

 例えば、日本語が苦手な子供でも、翻訳機能を使って端末上で交流することで、協働的な学びを展開できるかもしれません。発言が苦手な子供も同様です。一方で話すことが得意な子供もいるでしょう。そうした多様な子供を生かすような授業デザインが求められるわけです。

 本書では、多様性が尊重されるこうした時代に期待される道徳教育について、社会背景から実際の活用場面まで網羅的に考えていきます。

 今後の目指すべき方向性については浅見哲也先生(現・十文字学園女子大学教授、前・文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官)が、そして実際の活用やこれからのAI時代については安井(札幌国際大学准教授)がそれぞれ担当し、子供の豊かな学びという視点から「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を実現することをみなさんと共に考えたいと思います。

 第1章では、「今求められる道徳教育と令和の日本型学校教育」というテーマで浅見先生に総論的に整理していただきます。これが、本書の大前提となります。その上で、各章では、これからの道徳教育について提案していきます。

 第2章では、「Society5.0時代を生きる子供たちを育てるために」という子供たちの未来から、道徳教育を考えます。

 第3章では、「道徳科における個別最適な学び」というテーマで「指導の個別化」と「学習の個性化」という視点から、その必要性やイメージを考えます。

 第4章では、「道徳科における協働的な学び」について、誰と協働するのか、どう協働するのかという視点で考えます。

 第5章では、「道徳科における個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」について、学年別に一例を示しながら、考えます。

 第6章では、「学びをつなげ発展させるカリキュラム・マネジメント」という視点で、今後の道徳教育についてさらに考えていきます。

 変化の激しい時代だからこそ、私たちも変化していく。不易を言い訳にせず、流行を生かしながら不易を改めて見つめる。そういう機会にしていただきたいと思います。

 各学校の道徳教育の質的転換がさらに進み、変化の激しい時代を生きる子供たちに必要なコンピテンシーベースの学びが展開されることを願っています。


  2023年11月   札幌国際大学准教授 /安井 政樹

著者紹介

浅見 哲也(あさみ てつや)著書を検索»

1967年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部を卒業後,1990年より埼玉県熊谷市及び深谷市内の公立小学校教諭,埼玉県教育委員会及び深谷市教育委員会指導主事,同市内小学校教頭,校長兼幼稚園長を務め,2017年より文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官,国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官を経て,2023年より現職。どの立場でも授業をし続け,子供との対話を楽しむ道徳授業を追求中。

安井 政樹(やすい まさき)著書を検索»

札幌国際大学准教授。公立小学校教諭を経て2022年4月より現職。道徳教育,ICT教育,インクルーシブ教育が専門。2022年度『道徳教育』(明治図書)で連載を担当。NHK for Schoolの道徳番組や特別支援教育番組などの監修を務める。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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