- まえがき
- T 総合的な学習と情報教育
- U コンピュータ教育
- (1) 各学年のねらい
- (2) 題材一覧表
- 1年
- ・コンピュータはお友達
- ・色ぬりをしよう
- ・ジャングルをかこう
- ・家族の顔をかこう
- ・時間割表をつくろう
- ・年賀状をつくろう
- 2年
- 似顔絵をかこう
- ・植物の成長を残そう
- ・物語の挿し絵をかこう
- ・形を組み合わせてかこう
- ・年賀状を作ろう
- ・乗り物に乗った絵をかこう(自分の成長を残そう)
- 3年
- ・自己紹介カドを作ろう
- ・詩をつくろう
- ・招待状を作ろう
- ・まちの様子を調べよう(社会見学のまとめをしよう)
- ・年賀状を作ろう
- ・紙芝居を作ろう
- 4年
- ・ローマ字で遊ぼう
- ・暗号文を作ろう
- ・新聞を作ろう
- ・インターネットへGO
- ・方言をあつめよう(県の様子をまとめよう)
- ・年賀状を作ろう
- 5年
- ・名刺を作ろう
- ・農家の仕事を知ろう(物語の感想を送ろう)
- ・発育測定の記録を残そう
- ・年賀状を作ろう
- ・ホームページを作ろう
- ・新聞を作ろう
- 6年
- ・ホームページを更新しよう
- ・日本の歴史を調べよう
- ・世界は友達
- ・資料の整理をしよう
- ・電子年賀状を作ろう
- ・小学校の学習をまとめよう
- あとがき
まえがき
平成10年12月に告示され,平成14年度完全実施になる新しい学習指導要領では「総合的な学習の時間」が新設されています。
また,平成11年5月現在,すでにインターネットが導入されている小中学校は18%ほどですが,文部省は2001年(平成13年)までにすべての学校にインターネットを導入することを発表しています。
また,平成12年から17年までに普通教室に2台配備することになった。その上,22台から42台(コンピュータ教室に児童1人に1台)も決定した。
このことから,総合的な学習の時間ではコンピュータやインターネットなどを利用した情報活用能力の育成が強く求められていることが推察されます。それは総合的な学習の「生きる力」の育成につながるからです。
これからの社会の変動の激しさ,速さに子供たちは対応していかなければなりません。そのために子供たちに求められるのは知識だけではなく,自分で課題を見つけ,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,行動し,よりよく問題を解決する能力なのです。さらに,情報化社会のますますの進展が予想される今日においては,多様な情報を適切な手段を用いて選択し,活用していく力を身につけることが求められます。子供たちが情報を活用するためには,自分で情報を集め,自分の思いを表現し,発信・伝達するなどの過程を通さなければならないのです。そのためには,子供自らがコンピュータを操作できる力やインターネットを利用できる力を身につけておくことは必要不可欠なことです。
本書は,総合的な学習を進めていく上で必要となる技能としてコンピュータリテラシーを位置づけ,小学校6年間で,子供たちがコンピュータを道具として無理なく使いこなせるようになるよう編集してあります。また,コンピュータ指導が初めての先生にも,自ら学ぶ子供たちにも,すぐに活用していただけるよう心がけました。
本書をもとに,コンピュータリテラシーを身につけていただき,総合的な学習の時間をさらに充実したものしていただければこの上ない喜びです。
平成12年2月 愛知教育大学附属名古屋小学校 /佐藤 雄一
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- 明治図書