中学校英語「知識&技能」の教え方ガイド&ワーク 3年
音声・語彙・文法の指導と評価のすべてがわかる!

中学校英語「知識&技能」の教え方ガイド&ワーク 3年音声・語彙・文法の指導と評価のすべてがわかる!

新刊

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英語の基礎的な力である「知識及び技能」を授業でどのように教えればよいのか。音声、語彙、文法の指導事項ごとに、授業アイデアから評価方法(評価規準・評価基準)まで、わかりやすく徹底解説します。すぐに使えるワークシートつきで、教え方のすべてがわかります!


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ISBN:
978-4-18-256322-5
ジャンル:
外国語・英語
刊行:
対象:
中学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年2月22日

目次

もくじの詳細表示

はじめに
Chapter1 中学3年「知識&技能」の教え方ガイド
1 全国学力・学習状況調査では,「知識・技能」をどう測っているの?
2 指導事項を効果的に理解させるには,どうしたらいいの?
3 「話す活動」で終わっていいの?
4 説明したら,生徒は理解しているの?
5 既習の「知識及び技能」に課題が感じられたら,どうしたらいいの?
6 コミュニケーションの中で,「知識及び技能」の定着を目指すには?
7 英語の発想法をどう教える?
8 文脈を伴わせる意味は?
Chapter2 「音声」の教え方ガイド&ワーク
1 発音表記を参考に,音素を区別して発音する
2 単語の正しい発音を理解し,正確に発音する
3 フラッピングを用いた英文を聞いて,音声がわかる
4 適切な場所で,自分で区切って音読する
5 世界には様々な英語があることを知っている@
6 世界には様々な英語があることを知っているA
7 メモをとって,情報を正しく取り出す
8 スピーチやプレゼンで,意味のまとまりで区切る
Chapter3 「語彙」の教え方ガイド&ワーク
1 音素の正確な理解を確認する
2 接頭辞を理解し,単語の意味を推測する
3 接尾辞を理解し,単語の意味を推測する
4 表現できないことを,他の言い方で,言い替える
5 反意語で,語彙のネットワークを広げる
6 同意語で,語彙のネットワークを広げる
7 数えられない名詞を数える
8 実際のコミュニケーションにおいて,語彙を活用できる力
ワークシートの解答
Chapter4 「文法」の教え方ガイド&ワーク
1 現在完了@完了 肯定文
2 現在完了A完了 疑問文・否定文
3 現在完了B経験 肯定文・疑問文・否定文
4 現在完了C継続 肯定文
5 現在完了D継続 疑問文・否定文
6 現在完了進行形 肯定文・疑問文・否定文
7 tell/show+人+that ... 「人に…を教える」
8 間接疑問文 I’ll show you how we do.
9 現在分詞の前置・後置修飾
10 過去分詞の前置・後置修飾
11 関係代名詞@ 主格 that
12 関係代名詞A 主格 who/which
13 関係代名詞B 目的格 that
14 関係代名詞C 目的格 who(m)/which
15 原形不定詞 make/help/let+人など+動詞の原形
16 仮定法@ if ...
17 仮定法A I wish I ...
ワークシートの解答
付録 「単語の活用形」ワーク
1 名詞の複数形(数えられる名詞)
2 名詞の複数形(数えられない名詞)
3 3人称単数現在形
4 現在進行形
5 過去形(規則動詞)
6 比較級・最上級
7 不規則動詞の変化表
付録ワークシートの解答

はじめに

 外国語学習の目標は,コミュニケーション能力を育成することである。母語の異なる者同士が,意思疎通を図るために外国語を用い,互いの考えや気持ちを伝え合う。そのための外国語学習である。

 よく,「通じればよい」と言う人がいる。単語を並べ,ジェスチャーや表情で伝えれば,お互い人間なので,相手の思いを理解することはできる。それも立派なコミュニケーション能力である。

 しかし,「通じればよい」というのは結果論であって,コミュニケーション能力にも段階があると考える。「通じればよい」という段階から,「日常的な話題について,簡単な言葉で伝える」「様々な話題について流暢かつ正確に話せる」「専門的な話題について母語話者と対等に議論ができる」などの段階があるはずである。最初は,「通じればよい」段階でもよいが,学習が進むにつれ,正確な言語使用,適切な言語使用を目標にし,より高度なコミュニケーション能力を目指す。むしろ「通じればよい」というのは,小学校3年生,4年生での話と考える。

 小学校第3学年及び第4学年の外国語活動の目標は,「コミュニケーションを図る素地」である。その段階は,とにかく,単語や語句,表現を用いて,自分の思いを伝えようとする態度を育てることが大事だ。しかし,小学校第5学年及び第6学年の外国語になると,「コミュニケーションを図る基礎」となり,言語材料の習得を図りながら,言語使用を行わせる。学習指導要領にも,「(2)に示す事項については,(1)に示す事項を活用して,例えば,次のような言語活動を通して指導する」とあり,「思考力,判断力,表現力等」は,「知識及び技能」を活用して言語活動を行うのである。決して,単語を並べ,ジェスチャーや表情で伝え合うレベルのことを言っているのではない。 ちなみに,ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)では,コミュニケーション能力の段階を6つに分けている(表参照)。


(表省略)


 さて,よりよいコミュニケーション能力に育てるためには,どうしても「知識及び技能」が必要である。水泳であれば,泳ぎ方を教えずに,水の中にいきなり入れても上手に泳げない。バレーボールであれば,レシーブの仕方を教えずに,試合をさせてもうまくレシーブできない。必ず最初に,最低限必要な「知識及び技能」があるのである。

 そう考えると,現在の英語教育でも,改めて「知識及び技能」の指導は大切だと考える。「言語活動を通して」という言葉から,言語活動を重視する傾向があるが,「知識及び技能」と「思考力,判断力,表現力等」を行ったり来たりさせながら,身に付けるべきことはしっかり身に付けさせることが,やはり大事なのではないだろうかと思うのである。

 中学校英語の「知識及び技能」は,@音声,A符号,B語,連語及び慣用表現,C文,文構造及び文法事項,の4項目である。これらの「知識及び技能」の指導事項を押さえ,身に付けさせ,確かなコミュニケーション能力を育てていく。

 また,「知識及び技能」には,学年別の指導事項はない。3年間を通して指導することとなっている。しかし,生徒の学習状況をイメージした際,「各学年でここまでは指導したい」「ここは押さえたい」「ここは指導できる」ということが推測され,本シリーズで,3つの学年で分けてみた。

 もちろん,学年を跨ぐ指導事項も当然ある。「2年生に入っているが,ぜひ1年生でこれを身に付けさせたい」という内容もあるだろう。どうか3巻を眺めていただき,「知識及び技能」の指導の系統性を,先生方の中で,つくり上げてもらえれば幸いである。

 なお,Chapter2以降の「評価基準」の「十分に」とは8割以上,「概ね」とは約6割〜8割の習得状況を指す。


  2024年2月   /瀧沢 広人

著者紹介

瀧沢 広人(たきざわ ひろと)著書を検索»

1966年東京都東大和市に生まれる。埼玉大学教育学部小学校教員養成課程卒業後,埼玉県公立中学校,ベトナム日本人学校,公立小学校,教育委員会,中学校の教頭職を経て,現在,岐阜大学教育学部准教授として小・中学校の英語教育研究を行う。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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