- 解 説 /安彦 忠彦
- T 『ツーアイ』でめざす自己評価
- 1 生きる力を『ツーアイ』で
- 2 『ツーアイ』とは
- 3 『ツーアイ』でめざす授業構想
- (1) 追究を支える自己評価―学ぶ主人公は私の自覚を促すために―
- (2) 成長を確認する自己評価―確かな眼,広い視野をもたせるために―
- (3) 自分らしさを育てる自己評価―学んだことを生かし,互いに高め合える表現活動のために―
- U 『ツーアイ』で育つ生徒
- 1 『ツーアイ』の授業と自己評価の関わり
- 2 『ツーアイ』の授業で変わっていった生徒たち―家庭科を例にして
- (1) 「I」学ぶ主人公は私と自覚させる活動の中で
- (2) 「EYE」確かな眼,広い視野をもたせる評価活動の中で
- (3) 「I・EYE」学んだことを生かし高め合える表現活動の中で
- (4) より高い「I」へ還元する活動の中で
- V 『ツーアイ』でめざす授業
- 1 追究を支える自己評価―学ぶ主人公は私―
- 事例1 1年理科 東山にホタルの里をつくろう―身近な自然の教材化―
- 1 生徒が主人公の課題づくり
- (1) 東山学区でホタルは減少しているのか
- (2) 生徒たちの手による実態調査
- 2 追究を支えるひとり調べ
- (1) 追究の足場を固める
- (2) ひとり調べによってわかったことを発表する
- 3 新たな課題づくり
- (1) 生徒自らの手による追究
- (2) 調査地点の様子から共通点を探る
- 4 東山のホタルを探る問題解決学習
- (1) 東山ホタルマップづくりから現地調査
- (2) 調査結果の発表会
- (3) ホタル物語づくりと発表会
- 5 自己評価をする中で
- 事例2 2年社会科 私は,欧州連合本部長―疑似体験を生かす授業―
- 1 追究意欲を高めるひとり調べ
- 2 追究を深めるひとり調べ
- 3 課題「EUは,拡大するか」をめぐって
- 4 自己評価をする中で
- 事例3 3年国語科 君も名ナレーター―時代に飛び込む古典指導―
- 1 自分が感じ,考える「奥の細道」
- 2 追究を支える土台づくり
- 3 自らの手で「奥の細道」を味わい,魅力を表現するための取り組み―シナリオづくり―
- 4 学びを生かす表現活動―ナレーション入れ―
- 5 自分の追究,表現を振り返って―先輩のビデオの視聴―
- 6 自己評価,相互評価による学習のまとめ―視聴会―
- 7 自己評価をする中で
- 2 成長を確認する自己評価―確かな眼,広い視野が育つ―
- 事例1 1年国語・社会科 私のアメリカを発見しよう―国語科・社会科,クロスカリキュラムの試み―
- 1 アメリカってどんな国?
- 2 アメリカ黒人のルーツを探ろう
- 3 南北戦争を考えよう
- 4 南北戦争,その結果は?
- 5 アメリカの農業労働者の実情に迫ろう
- 6 私の発見したアメリカ
- 7 たがいの個性再発見
- 事例2 2年保健体育科 「ENJOY Dancing」―見て学ぼう,自分の思うように動こう―
- 1 ダンスって恥ずかしい?
- 2 恥ずかしさを取り除くために
- (1) 自然に体を動かそう
- (2) もらってうれしい「賞賛カード」
- 3 よりよい動きをつり出すために
- (1) 小作品を多くつくる
- (2) 学習カードで授業を振り返る
- (3) ひとりで表現してみる
- (4) ビデオで自分の動きをみる
- 4 自己評価を繰り返し,ダンスの楽しさにふれたA子
- 事例3 3年技術家庭科 めざせ! 夢あるメカニック―ロボットコンテストで輝く眼を育てる―
- 1 評価活動の位置づけ
- 2 評価活動の内容
- (1) 『アイデア発表会』における相互評価活動
- (2) 『アイデアロボットコンテスト追究カード』を用いての自己評価活動
- (3) 『第4回東山中アイデアロボットコンテスト大会』での相互評価活動
- (4) 単元を終えての自己評価活動
- 3 評価活動をする中で
- 事例4 2年音楽科 みんなで創ろう! ぼくらの組曲―よさを認め合う創作活動―
- 1 ぼくたちの創作組曲「2の2の川」を作ろう
- 2 よさを認め合う創作活動
- (1) イメージトレーニング
- (2) 練習時間の確保
- (3) イメージを絵にする
- (4) 中間発表会
- (5) 発表会
- (6) モルダウの鑑賞
- 3 相互評価をする中で
- 3 自分らしさを育てる自己評価―学んだことを生かし,表現する―
- 事例1 2年数学科 私の見つけたいろいろな変化―個の考えを育てる授業―
- 1 話し合いを取り入れた授業
- 2 話し合いによる磨き合い
- (1) 話し合いのもとになる考えを引き出す
- (2) 個の考えが揺さぶられる
- 3 自己評価をする中で
- 事例2 2年英語科 海外ツアーは魅力満点―疑似体験を生かすコミュニケーション活動―
- 1 自分らしさを表現するために
- 2 学んだことを表現する中で
- 3 発表会を通しての個と集団の磨き合い
- 4 生徒が変わった
- 5 英語に魅せられたK子
- 事例3 1年美術科 互いに高め合うバクハツゲイジュツ―めざせ! フランク=ステラレリーフペインティングへの挑戦―
- 1 自由に表現できる題材を求めて
- 2 「どうだ!ぼくらのバクハツゲイジュツ!」の題材構想
- 3 生徒の思いをバクハツさせたい〜具体的なてだてとして〜
- (1) 発想を広げるトレーニング学習【I】
- (2) 表現を振り返る自己評価活動【EYE】
- (3) ステラに学ぶ表現の自由
- (4) 友達の作品のよさや表れた世界を見つめる鑑賞会
- 4 作って,見て,考えて。自分しかできない表現を[I・EYE]
- W 『ツーアイ』が支える生徒の多彩な活動
- 1 『ツーアイ』が支える選択授業―自信を育てる自己評価活動―
- 事例1 2年選択 保健体育科 「Let' running」―42.195kmへの挑戦―
- 1 走り抜くことで何かを得たA子の学びの足跡
- 事例2 3年選択 音楽科 この歌声を響かせたい―発表の場を求めて―
- 1 聴いてよ,私たちの歌声を
- 2 目標を定めた生徒たち
- (1) CBCこども音楽コンクールに向けて
- (2) バランスのよい合唱にするために
- (3) 高まる意欲
- (4) コンクール当日
- 3 選択音楽を終えての生徒の活躍
- 2 『ツーアイ』が支える特別活動―自主性を育てる自己評価活動―
- 事例1 特別活動 だれもが主役になれる生徒会
- 1 ふれあいチーム制度の誕生
- 2 ふれあいチーム制度のねらい
- 3 生徒が自分なりの方法で意欲的に取り組み,願いを実現するための手だて(条件整備)と実践経過の概略
- 4 ふれあいチームの現状
- 5 生徒の自己評価にみる心の成長
- 事例2 学校行事 生徒が自ら創り上げる体育大会
- 1 体育大会特別実行委員会
- 2 縦割り種目の企画と運営
- 3 紅白対抗応援合戦
- 4 体育大会を盛り上げるために
- (1) ながなわ合戦
- (2) ベルマーク合戦
- (3) 体育大会決起集会
- 5 各係を希望者によって構成する
- 6 縦割りフォークダンス指導
- 事例3 学年行事 自己対話から生きる力を育てる―学年行事を核として 1年―
- 1 自然・ものづくりに感動し,生きる力を育んだ茶臼での生活
- (1) 自然に浸り,感動をため込む!
- (2) 遠く離れて家族を想う
- (3) 私の心のようにふくらんだヨモギ餅―
- 2 がんばれる自分に気づいたボランティア
- (1) 24q全員完歩!鍛錬遠足
- (2) 喜びを身体で感じたボランティア
- 3 1年間の歩みを通して,自ら生きる力を育んでいったK男
- (1) ぼくの心に刻まれた大切な宝物
- (2) 僕の鍛錬は「心の鍛錬」だ!
- (3) ぼくの真っ白な軍手がドロだらけになった
- X 実践を終えて
- 1 『ツーアイ』でめざす授業構想の評価と課題
- (1) 学ぶ主人公は,私
- (2) 確かな眼,広い視野が育つ
- (3) 学んだことを生かし表現する
- (4) 今後の課題
- 2 『ツーアイ』が支える生徒の多彩な活動の評価と課題
- 3 おわりに
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- 明治図書