アクティブ・ラーニングを位置づけた中学校特別の教科 道徳の授業プラン

アクティブ・ラーニングを位置づけた中学校特別の教科 道徳の授業プラン

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3つの視点「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」とのかかわりがよくわかるアクティブ・ラーニングの事例を、内容項目に沿って紹介。評価の基本的な考え方や、ポートフォリオ評価などの評価の具体的な手立てもくわしく解説しています。


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ISBN:
978-4-18-252726-5
ジャンル:
道徳
刊行:
3刷
対象:
中学校
仕様:
B5判 136頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年12月16日
備考:
サポート情報
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もくじ

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はじめに
第1章 アクティブ・ラーニングを位置づけた中学校 特別の教科 道徳の授業づくり
1 アクティブ・ラーニングとは何か
2 中学校 特別の教科 道徳におけるアクティブ・ラーニングの位置づけ
3 本書におけるアクティブ・ラーニングのとらえ
第2章 アクティブ・ラーニングを位置づけた中学校 特別の教科 道徳の授業プラン
自ら考え,判断し,実行し,責任をもつことを考えよう
(自主,自律,自由と責任【A―(1)】/スイッチ)
大人になるってどういうことか考えよう
(自主,自律,自由と責任【A―(1)】/町内会デビュー)
失敗にくじけず,次の目標に向かおう
(希望と勇気,克己と強い意志【A―(4)】/はい上がる姿に感動)
高い志を抱き,真理を探究した生き方を考えよう
(真理の探究,創造【A―(5)】/人生を変えた一杯のみそ汁)
幸せに気付かないのはMOTTAINAI♪感謝して生きよう
(思いやり,感謝【B―(6)】/MOTTAINAI)
思いやりの心とはどのようなものか考えよう
(思いやり,感謝【B―(6)】/賢者の贈り物)
真の思いやりについて考え,温かい人間愛の精神を深めよう
(思いやり,感謝【B―(6)】/賢者の贈り物)
問題解決的な学習の視点に立って,思いやりの心を深めよう
(思いやり,感謝【B―(6)】/あかり)
弱さを乗り越え,強く生きることを考えよう
(思いやり,感謝【B―(6)】/償い)
心の内面を見つめてみよう
(思いやり,感謝【B―(6)】/バスと赤ちゃん)
ロールプレイを通してよい友達とは何かを考えよう
(友情,信頼【B―(8)】/近くにいた友)
個性や立場を尊重し,見方や考え方から謙虚に学ぼう
(相互理解,寛容【B―(9)】/山寺のびわの実)
法のもつ意味と個人の権利・義務について考えよう
(遵法精神,公徳心【C―(10)】/法と私たちの権利・義務)
きまりを守ることの大切さについて考えよう
(遵法精神,公徳心【C―(10)】/二通の手紙)
社会におけるきまりの意味を考えよう
(遵法精神,公徳心【C―(10)】/二通の手紙)
公共の精神を育み,よりよい社会の実現に努めよう
(社会参画,公共の精神【C―(12)】/空虚な問答)
無私の愛で育ててくれる父母への敬愛の心情を養おう
(家族愛,家庭生活の充実【C―(14)】/天使の舞い降りた朝)
名前に込められた親の愛情に応えていこう
(家族愛,家庭生活の充実【C―(14)】/しげちゃん)
“厳しさ”と“優しさ”に通底する家族の輝きを見つめよう
(家族愛,家庭生活の充実【C―(14)】/叱ってよい時わるい時・二人の少年の話)
人のために生きることのすばらしさ・難しさを考えよう
(よりよい学校生活,集団生活の充実【C―(15)】/カーテンの向こう)
郷土のために自分ができることを考えよう
(郷土の伝統と文化の尊重,郷土を愛する態度【C―(16)】/昭和九年の大水害)
生まれ育った自分の地域を,見つめ直してみよう
(郷土の伝統と文化の尊重,郷土を愛する態度【C―(16)】/白い石の思い出★)
自然の大切さを感じよう
(自然愛護【D―(20)】/縄文杉に会いたくて)
自分の弱さを克服し,よりよく生きる原動力を考えよう
(よりよく生きる喜び【D―(22)】/銀の燭台)
弱さ・醜さと向き合い,強さ・気高さを求める生き方を考えよう
(よりよく生きる喜び【D―(22)】/カーテンの向こう)
人間として気高く生きることを考えよう
(よりよく生きる喜び【D―(22)】/風に立つライオン)
よりよい生き方を見つめてみよう
(よりよく生きる喜び【D―(22)】/高砂丸とポトマック川のこと)
第3章 アクティブ・ラーニングを位置づけた中学校 特別の教科 道徳の授業の評価
1 「特別の教科 道徳」の評価
〜「『特別の教科 道徳』の指導方法・評価等について(報告)」を踏まえて〜
2 評価の様々な方法
3 評価の工夫と留意点
4 生徒による自己評価の意義
5 生徒による自己評価の活用事例

はじめに

 このたび改訂された学習指導要領には,教育内容を定めるという役割だけではなく,「生涯にわたる学習とのつながりを見通しながら,子供たちの多様で質の高い学びを引き出すことができるよう,子供たちが身に付ける資質・能力や学ぶ内容など,学校教育における学習の全体像を分かりやすく見渡せる『学びの地図』としての役割」が期待されています。

 道徳教育で求められている道徳性は,まさに私たち人間が,学校を離れた後も生涯を通じて学び,育み続ける必要のある学習課題と言えましょう。すべての子供たちが,これからの時代において,道徳性という,それぞれの人生をより豊かに生きていく上で欠かすことのできない人格的特性を,自ら育んでいけるようにしていくことは,その子供たちに関わる私たちの使命・責務であると思うのです。

 では,子供たちが,将来出会うであろう様々な場面において,人間としてよりよく生きていけるようになるためには,どのような学びが道徳教育・「特別の教科 道徳」(以下 道徳科)の中では求められるのでしょうか。今回の学習指導要領改訂における「主体的・対話的で深い学び」をいかに実現するかという「アクティブ・ラーニング」の視点は,まさにそうした問いに対する答えへの重要な示唆を,改めて私たちに与えてくれているものと考えるのです。

 道徳の時間が特設された昭和33年改訂「学習指導要領」には,すでに次のような規定が示されていました。

 「指導にあたっては,(できるだけ児童の自主性を尊重するとともに,)生徒の経験や関心を考慮し,なるべくその具体的な生活に即しながら,(話し合い)討議,問答,説話,読み物の利用,視聴覚教材の利用,劇化,実践活動など種々な方法を適切に(組み合わせて)用い,(教師の)一方的な教授や単なる徳目の解説に終わることのないように特に注意しなければならない」(( )は小学校)

 このことは,今日の「どのように学ぶか」を改めて重視していこうとする考え方にも通底するものであり,「アクティブ・ラーニング」と道徳科の授業の関係を考える上でも貴重な示唆を与えてくれるものです。

 子供たちは,大いなる自然に抱かれ,多様な価値観の存する世界や社会の中で,まさに一度きりの人生を歩んでいきます。そこでは,誠実にそうした環境や価値と向き合い,そこでの在り方生き方を自分自身の道徳的問題ととらえ,生涯にわたって他者と対話し,協働しつつ,様々な事象を人生や社会の在り方と結び付けて深く理解し,人間としての自己の生き方について主体的・能動的に考え,学び続けることができるようになることが必要です。

 そうした,自らの道徳的な成長を意識し,人間としての自己の生き方について深く考え,学び続けられる,言い換えるならば,自らの道徳性を育み続けられる子供たちを育成するためには,具体的にどのような道徳科の授業が求められるのでしょうか。子供たちが,学習内容に対して興味・関心や実感を強くもち,自分の思い(本音)を語り,皆との対話や議論を楽しみながら,意欲的に学ぼうとするような学習指導,子供たちにとって真に学びがいのある授業をどのように設計したらよいのでしようか。そして,道徳科を子供たちが皆大好きになるような時間にするには,何を心がけ,どういう工夫をしたらよいのでしょうか。

 本書は,そうしたことに思いを巡らしておられる学校や先生方を,強力かつ具体的にサポートできるものとなるよう,「アクティブ・ラーニング」を位置づけた道徳科の授業づくりについて,道徳科における評価の方法・事例を含め,多くの実践事例とともに編集されています。

 実践事例には,文部科学省に設置された「道徳教育に係る評価等の在り方に関する専門家会議」がまとめた「『特別の教科 道徳』の指導方法・評価等について(報告)」の中で,「道徳科における質の高い多様な指導方法」の事例として示された「登場人物への自我関与が中心の学習」「問題解決的な学習」「道徳的な行為に関する体験的な学習」と「主体的・対話的で深い学び」の実現に効果的であろうと考えられる具体的な「指導方法」そして「学習活動・授業の工夫」を盛り込んだ道徳科の授業プランを多数紹介しています。こうした内容をぜひご活用いただき,子供たちの心にしっかり届き,響く道徳科の授業,豊かな道徳性の確かな育みに資する道徳科の授業構想に役立てていただければ幸いです。

 「道徳(どうとく)」に関する学習は,その特質上,「どう説く」すなわち教えられて分かる学習もさることながら,「どう解く」すなわち自ら求めて(探求),解かる(納得解)学習が極めて重要となります。そこではまた,「自分が自分に自分を問う」という「自己内対話」が常に求められており,「主体的・対話的で深い学び」という「アクティブ・ラーニング」の視点は,道徳授業における学習活動の基本的な姿の一面としてとらえられるものでもあります。

 子供たちに「主体的・対話的で深い学び」を定着させる上で,教師自らがそうした学びの姿を示すことは極めて有意義なことです。私を含め教師もまた子供とともに「主体的・対話的で深い学び」の主体者でありたいものです。「解説」に示された「『第3章 特別の教科 道徳』の『第2 内容』は,教師と生徒が人間としてのよりよい生き方を求め,共に考え,共に語り合い,その実行に努めるための共通の課題である」という説明の意味するところを改めて心に刻んでおきたいと思います。

 最後になりましたが,本書執筆にご尽力いただきました先生方に対し,心より御礼申し上げます。また,明治図書教育書編集部の佐藤智恵様,茅野現様,赤木恭平様には,本書の構想当初より労をとっていただきました。重ねて心より感謝申し上げます。本書が,多くの皆様方にご活用いただき,我が国の道徳教育の実質化とさらなる充実に少しでも寄与するものとなることを心より願っています。


  2017年2月   /柴原 弘志

著者紹介

柴原 弘志(しばはら ひろし)著書を検索»

昭和30年,福岡県生まれ。京都大学教育学部卒業。

京都市立山科中学校,向島中学校,深草中学校を経て,京都市教育委員会学校指導課指導主事(主として道徳・特別活動領域担当)。

平成13年から文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官。その後,京都市総合教育センター副所長,京都市立下京中学校校長,京都市教育委員会指導部長等を経て,現在,京都産業大学教授。

平成26年中央教育審議会道徳教育専門部会主査代理。

平成27年道徳教育に係る評価等の在り方に関する専門家会議副座長。

平成28年中央教育審議会初等中等教育分科会専門委員。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。

本書第2章★印の自作教材を下記からダウンロードできます。

第2章 アクティブ・ラーニングを位置づけた中学校 特別の教科 道徳の授業プラン

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