ミス退治事例集2
授業づくりの成功法則 算数・国語編

ミス退治事例集2授業づくりの成功法則 算数・国語編

投票受付中

現場から生まれた、ミス退治の成功事例を教科別に紹介

ミス退治成功法則を算数・国語科で示す。算数科では「こんなミスを減らそう」で成功法則を示す。45例の算数のミス退治が事例で示される。国語科でも29例でミス退治が事例で示される。ミス退治運動の仲間は全国に広がり授業づくり、学級づくりに励んでいる。


復刊時予価: 2,563円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: 未販売

電子化リクエスト受付中

電子書籍化リクエスト

ボタンを押すと電子化リクエストが送信できます。リクエストは弊社での電子化検討及び著者交渉の際に活用させていただきます。

ISBN:
978-4-18-247714-0
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 160頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

もくじの詳細表示

はじめに
こんなミスを減らそう 算数授業の成功法則 46
1 たし算の筆算のミス退治
2 指を使うたし算のミス退治
3 3口の計算のミス退治
4 九九暗唱は音読カードで
5 九九表を貼る4つのポイント
6 「透明九九」でかけ算の練習量確保
7 かけられる数が答えの単位
8 かけ算の筆算のミス退治 その1
9 かけ算の筆算のミス退治 その2
10 漢字練習帳を使ってかけ算の筆算
11 音読前の指示のミス
12 わり算の筆算のミス退治
13 わり算ミスが減る《かくし手》くん
14 分数の呼び名が簡単にわかる方法
15 3年「大きな数」のミスを減らす方法
16 音読が大切な「大きな数」の指導
17 数の万ション作戦でミス激減
18 不完全資料で「グラフ」のポイントに気がつく
19 道路の模様から図形の学び
20 『一寸法師』で何倍の学び
21 「およその数」の難所の駄目を押す語呂合わせ
22 資料の整理は目と耳と指でかぞえる
23 「団子三兄弟」で小数点を揃える
24 何個入りのお菓子か体験算数
25 「どんぐりころころ」で教える「大きな数」
26 コンパスの上手な使い方のコツ
27 苦手な文章題は数直線を使って立式
28 文章題の立式は「バッテン(×)数直線」
29 算数日記で授業のポイントをのがさない
30 実感を伴うハンズオン・マス
31 遊び感覚で面積の量感を身につける
32 垂直・平行の学びと大工道具
33 三角形の高さは走り高跳びだ
34 0.01は何けた?
35 小数のかけ算,わり算 後で移動,初めに移動
36 ダブル10倍で小数の入ったわり算攻略
37 比と比の利用のミス退治
38 観覧車から植木算
39 「1秒あたり」という言葉を抜かさない
40 交通標語で速さの計算
41 和時計で時を意識する
42 しゃくとり虫の説明から単位に目が行き始める
43 おまけ効果
44 学力の形成状態の確認と補充
45 将棋と算数「次元解析戦法」で文章題を解く
46 算数プリントを配布した後のミス
こんなミスを減らそう 国語授業の成功法則 29
1 「ツ」と「シ」はひらがなさんに助けてもらおう
2 時計を使って鏡文字をやっつけよう
3 漢字テストのミス退治 その1
4 漢字テストのミス退治 その2
5 《船》という漢字でミス退治
6 漢字《耳》と《聞》のミス退治
7 漢字のまとめは熟語作文
8 魚へんスペシャル漢字プリント
9 読み仮名ルビ振りで使える範読の技術
10 《山川》の3つの読み方から辞典
11 百人一首の《伊勢大輔》の読み方
12 音読に自信のない子が変わる発声練習
13 音読テストでミス退治
14 教科書を音読しよう1 すべての教科で「範読→追い読み」
15 教科書を音読しよう2 キーワードさがしをしよう!
16 教科書を音読しよう3 キーワード音読をしよう!
17 教科書を音読しよう4 カミングス〜ン音読!
18 教科書を音読しよう5 音読カードで音読しよう!
19 視写で絵や写真を写させないミス
20 言語好きにする言語教材のヒント
21 ことわざ100暗唱はこのシステムで
22 歌詞分析で楽しく作文を書く
23 ワークシートを使うことの落とし穴
24 聞き合い・尋ね合いで全員参加
25 プレゼンテーションのミス退治
26 毛筆で丁寧に書かせるコツ
27 筆を持つ時には《10円玉を落とさないように》
28 あらかじめ間違いを示す
29 漢字練習はこのシステムで
おわりに

はじめに

 人は誰でも《ミス》をする。《ミス》をしない人はいない。

 学校現場では,毎日《ミス》の連続だ。

 子どもたちが《忘れ物》をする。これも《ミス》の一つだ。

 《給食エプロンを袋にきちんと入れない》これもまた《ミス》だ。

 《トイレのスリッパが,ぐちゃぐちゃ》……これなんて,どこの学校でもある《ミス》かもしれない。

 教師だって,たくさんの《ミス》をする。

 教室に持っていく道具を忘れてしまった。

 黒板に書く漢字の書き順を間違えた。

 子どものけがの様子を保護者に伝えるのを忘れていた。などなど,書けばきりがないくらい《ミス》がある。


  これらの《ミス》をそのままにしておいてはいけない。


 ミスを共有する必要がある。

 ミスを共有し合えば,可能な限り《ミスを少なくする》ことができる。

 ミスが少なくなれば,授業づくり・学級づくりがうまくいく。成功へ道が開けるのである。

 ところで,ミスを共有するためには,ミスを出し合う仲間集団が必要だ。

 「今日,こんなミスをしてしまいました。」

 「今日,こんな方法でミスを減らすことができました。」

 「この時に気をつけるミスは何ですか?」

 そんな報告・質問をし合う場がいる。

 そこで誕生したのが《ミス退治部会》である。

 有田和正先生の実践を世に広めようという有田ネット(古川光弘先生主宰)の一つとして生まれた。現在,会員110名の部会である。


 本著は,ミス退治部会の仲間たちが,今までの教師生活の中から《授業づくり》のためのミス退治事例を出し合ったものである。

 こんなミスがあった時,どうすればいいかのヒントになれば幸せである。


  2010年1月(箱根駅伝を見ながら)   ミス退治部会主宰 /福山 憲市

著者紹介

福山 憲市(ふくやま けんいち)著書を検索»

1960年山口県下関市生まれ。広島大学学校教育学部卒業

山口県下関市立角倉小学校

現在,法則化ふくの会を月に1〜2度開きながら,漢字・計算ミスゼロをめざす会も組織し,ミス退治運動も進行中。ミスを生かす子どもたちを育てることをテーマに掲げ,全国の会員と実践の交流をしている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ