ミス退治事例集1
授業づくりの成功法則

ミス退治事例集1授業づくりの成功法則

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子どもが変わる、教師が変わる、ミス退治法を紹介

学校現場では毎日「ミス」の連続だ。多くの「ミス」をそのままにしておいてはいけない。ミスを共有し合えば、可能な限りミスは少なくすることができる。本書は「授業づくりの成功法則」を中心に、@子どもが変わるミス退治、Aミスを減らす成功への道を満載。


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ISBN:
978-4-18-247610-5
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

もくじの詳細表示

はじめに
子どもが変わる こんなミスを減らそう成功への道 36
1 誕生日チェックミス退治
2 朝の子どもの様子をチェック
3 机をそろえるときの目印
4 起立,着席の段階的指導
5 視覚に訴え,忘れ物を減らす方法
6 朝に忘れ物を言いに来る
7 ものを用意して,子どもの学習を保障する
8 通せんぼテスト
9 特別支援学級との交流学習での困った場面
10 長期休業中の課題処理《一人勉強コンテスト》
11 百人一首・余韻・聞く力
12 ふわふわ言葉とチクチク言葉
13 友達からのうれしい言葉
14 ことわざで《ハンカチ》指導
15 トイレのスリッパがそろうきっかけの詩
16 給食エプロンの持ち帰りミス退治
17 給食の配膳スピードが変わる
18 楽しい会食にしよう
19 くつ箱のくつがビシッとそろう
20 画像提示で,きちんとくつがそろう
21 1年生にも響く上ぐつ指導
22 集会で上ぐつがバラバラにならない方法
23 全員に《落とし物》を確認させる
24 片付けの悪い子も大変身
25 机の中に《引き出し》づくり
26 《机の中が大混乱》をなくす3点チェック
27 席替えの後のミス退治
28 お昼休みのドッジボールのミス退治
29 砂いじりしている子どもたちへの対応
30 空白の時間のないプログラムづくり
31 帰りの会に《当番タイム》
32 衣替えの日に《心がえ》をさせないミス退治
33 意外にできない《1日5善》
34 式に臨む心構えをつくる話
35 目標に向かって絆を深める
36 くつをそろえる,あと数人
教師が変わる こんなミスを減らそう成功への道 48
1 教師修業のための「かきくけこ」
2 新学期前の《書き出し》
3 医療ミスから学ぶ確認ミス
4 楽しみながらみんなに顔を覚えてもらおう大作戦!!
5 間違えたことを受け入れる
6 人の話を聞くこと
7 教師は《隙間の時間》を意識せよ
8 いきなりジャンケン
9 スキンシップを保障する
10 教室の心的温度を上げる
11 みんなのための《しあわせカウンター》
12 クラスキャラクターを活用して伝える
13 有名人のイラストでコメントをしよう
14 掃除を意欲的にさせる言葉かけ
15 見える仕事分担表で,てきぱき楽しい掃除
16 デジタルカメラ写真でお手本づくり
17 見通しを持てる日課は《取っちゃえ時間割》
18 簡単な1日のスケジュールを示す
19 子どもの日記から《自分のミス》を反省する
20 子どもたち全員と1日1回話していますか
21 放課後の地道な記録
22 定期的に《再点検》しないミス
23 教師の《言葉》の落とし穴
24 「また後で」を言ってはダメ
25 「もう一声」を忘れずに
26 「ちゃんと」「きちんと」「しっかりと」って?
27 どこに何があるかを伝えないミス退治
28 教師の机まわりが汚いミス退治
29 プリント配布時の誤字修正
30 テスト返却のミス退治
31 書字が苦手な子どもへのNG
32 子どもたちのけがを減らす方法
33 子どものけがに対する心構え
34 机間指導で《全体》を見る
35 職員室の座席決め
36 プロジェクターを黒板に映そう
37 《学級お助け隊》を組織しよう
38 学級文庫に漫画をセット
39 子どもたちが自ら動く学級システムづくりをせよ
40 飾りにしない目標づくり
41 通学路を歩く
42 二次障害につなげないために@
43 二次障害につなげないためにA
44 人間が学習するときの3つのタイプを意識せよ
45 いじめを出さないためには
46 ミス退治の応用技術《市販問題集》を分析する
47 叱り方・ほめ方の鉄則事項
48 花心・根心・草心そして素心
おわりに

はじめに

 人は誰でも《ミス》をする。《ミス》をしない人はいない。

 学校現場では,毎日《ミス》の連続だ。

 子どもたちが《忘れ物》をする。これも《ミス》の一つだ。

 《給食エプロンを袋にきちんと入れない》これもまた《ミス》だ。

 《トイレのスリッパが,ぐちゃぐちゃ》……これなんて,どこの学校でもある《ミス》かもしれない。

 教師だって,たくさんの《ミス》をする。

 教室に持っていく道具を忘れてしまった。

 黒板に書く漢字の書き順を間違えた。

 子どものけがの様子を保護者に伝えるのを忘れていた。などなど,書けばきりがないくらい《ミス》がある。


  これらの《ミス》をそのままにしておいてはいけない。


 ミスを共有する必要がある。

 ミスを共有し合えば,可能な限り《ミスを少なくする》ことができる。

 ミスが少なくなれば,授業づくり・学級づくりがうまくいく。成功へ道が開けるのである。

 ところで,ミスを共有するためには,ミスを出し合う仲間集団が必要だ。

 「今日,こんなミスをしてしまいました。」

 「今日,こんな方法でミスを減らすことができました。」

 「この時に気をつけるミスは何ですか?」

 そんな報告・質問をし合う場がいる。

 そこで誕生したのが《ミス退治部会》である。

 有田和正先生の実践を世に広めようという有田ネット(古川光弘先生主宰)の一つとして生まれた。現在,会員110名の部会である。


 本著は,ミス退治部会の仲間たちが,今までの教師生活の中から《授業づくり》のためのミス退治事例を出し合ったものである。

 こんなミスがあった時,どうすればいいかのヒントになれば幸せである。


  2010年1月(箱根駅伝を見ながら)   ミス退治部会主宰 /福山 憲市

著者紹介

福山 憲市(ふくやま けんいち)著書を検索»

1960年山口県下関市生まれ。広島大学学校教育学部卒業

山口県下関市立角倉小学校

現在,法則化ふくの会を月に1〜2度開きながら,漢字・計算ミスゼロをめざす会も組織し,ミス退治運動も進行中。ミスを生かす子どもたちを育てることをテーマに掲げ,全国の会員と実践の交流をしている

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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