楽譜が読めない先生のための音楽指導の教科書

楽譜が読めない先生のための音楽指導の教科書

楽譜がスラスラ読めなくても、楽しい音楽授業はできる!

「ピアノが弾けない」「歌を歌うことに自信がない」そんな不安を抱えたまま、音楽の授業をしていませんか。本書では、音楽授業の基礎基本から指導のコツ、苦手でも簡単にできる実践例までを網羅。音楽が苦手でも、楽しい音楽授業ができる方法満載です!


紙版価格: 2,090円(税込)

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ISBN:
978-4-18-243529-4
ジャンル:
音楽
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年4月22日

Contents

もくじの詳細表示

はじめに
1章 難しい楽譜が読めなくても大丈夫! 音楽授業の基礎基本
音楽科の基本的な考え方を知ろう  音楽科は何をめざす? 音楽科で何を学ぶ?
音楽科の評価について知ろう  新学習指導要領における評価
2章 苦手が吹き飛ぶ! 指導のポイント&コツ
ピアノが弾けないときはどうする?  ピアノの代役をたててみよう
歌の指導に自信がないときはどうする?  パーフェクトをめざさない指導を!
子どものうたう声が小さいときは?  クラスみんなで響きのある歌声をめざそう
音程がとれない子どもへの対応は?  まずはこれを知っておこう! 原因と対策方法
合唱指導のコツは?  すぐできる!「合わせる」裏技
合奏で上手な子と苦手な子の差がはげしいときの指導法は?  教え合い,学び合う場をつくろう
子どもたちのテンションが上がりすぎてしまうときは?  聴き合うことをうながすちょっとした仕掛けを
特別な支援が必要な子どもへの配慮は?  みんなで一緒 みんなと一緒
カリキュラム・マネジメントをどうとらえる?  学校行事や他教科での音楽的な場を意識することから
普段の授業を起点に発展  学校行事や参観日に「魅せる」工夫
〔共通事項〕をどう教える?  「音楽の活動を通して」にしばられないで
伝統音楽をどう教える?  「我が国や郷土の音楽」の指導で悩んでいる先生へのエール!
音楽表現をどう考えればいい?  あれもこれも,実は子どもの音楽表現!
音楽の知識がなくて不安  「知識」のとらえ方はさまざま!
これだけは押さえておこう!  クラシック音楽用語&日本の伝統的な音楽のとらえ方
こうやって読む♪  コードネームの基礎知識
3章 苦手意識があっても大丈夫! 楽しい音楽授業のつくり方
歌唱の授業
歌唱の授業のポイント  歌唱の授業はうたうだけでいいの?
1・2年生の授業例と指導のポイント  「うたうって楽しい」を大切に
3・4年生の授業例と指導のポイント  すてきなうたい方をみつけよう!
5・6年生の授業例と指導のポイント  豊かな歌唱表現の追求を!
器楽の授業
器楽の授業のポイント  楽器で楽しく遊ぶことから多彩な表現へ
1・2年生の授業例と指導のポイント  お互いの音を聴いて演奏しよう
3・4年生の授業例と指導のポイント  リコーダー学習にロック・オン!
5・6年生の授業例と指導のポイント  合奏のバランスって大事だね!
音楽づくりの授業
音楽づくりの授業のポイント  つくる過程を大切に,子どもと一緒に試行錯誤しよう
1・2年生の授業例と指導のポイント  よびかけっこの音楽をつくろう!
3・4年生の授業例と指導のポイント  音をつなげよう,工夫を重ねよう
5・6年生の授業例と指導のポイント  日本の音・音楽の特性を生かして
鑑賞の授業
鑑賞の授業のポイント  ○○しながら音楽を聴く!
1・2年生の授業例と指導のポイント  聴きながら身体を動かそう!
3・4年生の授業例と指導のポイント  音とイメージの関わりにフォーカス
5・6年生の授業例と指導のポイント  「私たちと音楽」のつながりを考える
おわりに

はじめに

 『楽譜が読めない先生のための音楽指導の教科書』――このタイトルを目にし,手に取ってくださり,ありがとうございます。クラスの子どもたちと音楽を楽しみたい,充実した音楽の授業をしたいという思いをもちながら,楽譜やピアノが苦手でどうしても後ろ向きになってしまう。そんな小学校の先生や,先生になろうとする方に向けてこの本はつくられています。先生自身の不安を少しでも取り除き,楽しく授業にのぞめるようにとの思いから,小さなサイズにたくさんのアイデアをつめこみました。

 本書のメインとなる3章では,歌唱・器楽・音楽づくり・鑑賞の4タイプの授業のつくり方について,1・2年生,3・4年生,5・6年生に分けて解説しています。明日すぐにできる活動アイデアをご紹介していますので,今必要なところからお読みください。楽譜やピアノを使わなくてもできるゲームや遊び,もちろん学習の要素もつまった活動を,ふんだんに掲載しています。教科書にとらわれない自由なアイデアが満載。子どもたちが積極的に参加してくれる授業が実現すること,うけあいです。

 また,1章では新しい学習指導要領のポイント,2章では音楽教育を取りまく今日的なトピックについて,先生方へのエールもまじえつつコンパクトにまとめました。こちらは読みものとしてお役立てください。

 本書を読んで「これなら次の授業でできそう!」と思っていただけたなら,そして授業をしてみて,「楽譜が苦手でも,ピアノが上手に弾けなくても,こんな楽しい授業ができるんだ!」と自信をもっていただけたなら,著者としてこれほどうれしいことはありません。みなさんが音楽の授業に一歩踏みだすチャレンジを,著者一同心から応援しています。


   /森 薫

著者紹介

森 薫(もり かおる)著書を検索»

大阪府生まれ

東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科単位修得満期退学

2019年現在 東京未来大学こども心理学部准教授

博士(教育学,広島大学),専門は音楽学習における知識論

城 佳世(じょう かよ)著書を検索»

福岡教育大学大学院教育学研究科音楽教育専攻修了

福岡県飯塚市立中学校・小学校に勤務を経て

2019年現在 九州女子大学人間科学部准教授

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 音楽が苦手な生徒に対してどうしたらいいのかということと、新学習指導要領をリンクさせた本を探していたところ手にとりました。再認識できた内容が多い。
      2020/4/540代・中学校教員
    • ピアノが弾けない時の指導の仕方が分かりました。
      2020/4/440代・小学校教員
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