- 新シリーズ刊行にあたって
- まえがき
- T一年生の気になる子を育てる
- 1 一年生の気になる子
- 2 一年生の気になる子を育てる教師の姿勢
- 1 子どもをしっかりとつかむ
- 2 気になる子がいて当たり前
- 3 気になる子は担任の宝、学級の宝
- 3 一年生の気になる子を育てるポイント
- 1 個別に対応する
- 2 学級づくりの中で育てる
- 3 保護者との連携を図る
- U気になる子の育て方20事例
- 1 生活編
- 1 あいさつができない子
- 2 身の回りの整理のできない子
- 3 休み時間に一人でいる子
- 4 すぐにけんかをしてしまう子
- 5 自分勝手な子
- 6 忘れ物が多い子
- 7 落とし物が多い子
- 8 偏食の激しい子
- 9 掃除に参加しない子
- 10 着替えに時間がかかる子
- 2 学習編
- 1 鉛筆を正しく持てない子
- 2 ていねいに字を書かない子
- 3 声が小さい子
- 4 発表しようとしない子
- 5 友達や先生の話が聞けない子
- 6 集中力に欠ける子
- 7 音読が苦手な子
- 8 文を書くのが苦手な子
- 9 計算するのが苦手な子
- 10 宿題をしない子
- V学級崩壊しないために
- 1 学級崩壊の実態
- 2 学級崩壊の原因
- 1 学級担任に原因がある場合
- 2 学級担任だけでは手に負えない子どもがおり、一人で対応しきれない場合
- 3 学級崩壊しないために
- 1 子ども達が楽しく参加できるような授業をする
- 2 子ども達を受け止め、毅然とした態度で指導していく
- 3 子ども達のマイナス面ばかりでなく、プラス面、マイナス面の両面を見る
- 4 子どもや保護者との約束を守る
- 5 一人では手に負えない子どもがいる場合は、組織で対応する
- W保護者との連携をどうするか
- 1 家庭との連絡のとり方
- 1 連絡帳で伝える
- 2 電話で伝える
- 3 個人面談で伝える
- 4 連絡方法は使いわけて
- 2 保護者との信頼関係を築く
- 1 連絡帳
- 2 お便り帳
- 3 学級通信
- 3 共に育てる
- あとがき
続シリーズ刊行にあたって
第一期の「入門期の教え方」シリーズに続き、今回、第二期のシリーズを刊行する機会が与えられました。
折しも新学習指導要領が告示され、来たるべき二十一世紀に向け、教育界も大きく変化しようとしています。
こうした教育の転換期にあたり、第二期の刊行は、誠に意義深いものを感じます。
入門期は、小学校生活を送る上で、とりわけ大事な時期です。
一年生の教育を考える場合、学習面もさることながら、生活面でも大事なポイントがあります。
今回のシリーズでは、更にきめ細かくテーマを定めて、各巻で実践的なポイントをわかりやすくまとめてみました。
なお、刊行にあたり、できるだけ関連ある部分に関しては、リンクさせるように、また、重複しないように心がけたつもりです。しかしながら、大事な部分については、重なるところもあります。ご容赦願いたいと思います。
できれば、第一期のシリーズと併せて読んでいただければ、より御理解いただけるものだと思います。
低学年における学級崩壊、いじめ、不登校など多くの問題を抱え、課題も山積している現状に対し、課題解決の一助となれば、これほどの喜びはありません。
最後に、いつもながら遅筆な私たちに温かく励ましていただいた明治図書の江部満氏に感謝しつつ、筆をおくことにします。
2000年1月 むべの会代表 /山田 一
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- 明治図書