主体的・対話的で深い学びを実現する!
板書&展開例でよくわかる 社会科授業づくりの教科書 3・4年

主体的・対話的で深い学びを実現する!板書&展開例でよくわかる 社会科授業づくりの教科書 3・4年

好評4刷

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社会科3年・4年の1年間の授業づくりを完全サポート!

社会科3・4年の1年間の授業づくりを完全サポート。@実際の授業における板書写真A授業のねらいと評価B「かかわる・つながる・創り出す」アクティブ・ラーニング的学習展開CICT活用のポイントで各単元における授業の全体像をまとめた授業づくりの教科書です。


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ISBN:
978-4-18-228515-8
ジャンル:
社会
刊行:
4刷
対象:
小学校
仕様:
B5判 136頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年3月21日

CONTENTS

もくじの詳細表示

はじめに
1章 主体的・対話的で深い学びを実現する!社会科授業デザイン
1 社会科での主体的・対話的で深い学びの実現
2 本書の読み方
2章 主体的・対話的で深い学びを実現する!社会科授業づくりの教科書 板書&展開プラン
1[身近な地域]
1 社会科ってどんなことを学ぶの?
(学習課題No.01・1時間構成)
2 わたしたちの学校の周りはどのような様子なのか?
(学習課題No.02〜05・4時間構成)
3 調べた絵地図をつなげてみよう
(学習課題No.06〜07・2時間構成)
4 地図記号をつかって表そう
(学習課題No.08・1時間構成)
5 市の地図を俯瞰してみよう
(学習課題No.09・1時間構成)
6 駅の周りを俯瞰してみよう
(学習課題No.10・1時間構成)
7 市の地域の特色をまとめよう
(学習課題No.11・調べる地域例)
8 自分たちの市の紹介ポスターを作ろう
(学習課題No.12・調べる地域例)
2[工場の仕事]
1 工場ってどんなところ?
(学習課題No.13・1時間構成)
2 工場ではどんなことをしているのかな?
(学習課題No.14・1時間構成)
3 工場を見学しよう
(学習課題No.15〜17・3時間構成)
4 製品がつくられる工程をまとめよう
(学習課題No.18・1時間構成)
5 工場で開業支援をするのはどうして?
(学習課題No.19・1時間構成)
6 製品はどこに送られるのか?
(学習課題No.20・1時間構成)
7 工場の学習をまとめよう
(学習課題No.21・1時間構成)
3[お店の仕事]
1 よく行くお店はどんな店?
(学習課題No.22〜23・2時間構成)
2 どのようにお店を利用しているか?
(学習課題No.24・1時間構成)
3 スーパーマーケットを見学しよう
(学習課題No.25〜26・2時間構成)
4 見学したことをまとめよう
(学習課題No.27〜28・2時間構成)
5 お店の奥ではどんな仕事があるのかな?
(学習課題No.29・1時間構成)
6 品物はどこから来るのか?@
(学習課題No.30・1時間構成)
7 多くのお客さんが来る理由は?
(学習課題No.31・1時間構成)
8 お店の仕事をまとめよう
(学習課題No.32・1時間構成)
4[消防の仕事]
1 火事が起きたらどうする?
(学習課題No.33・1時間構成)
2 119番に電話をかけるとどうなるの?
(学習課題No.34・1時間構成)
3 消防署を見学しよう
(学習課題No.35〜36・2時間構成)
4 消防署にはどんな秘密があった?
(学習課題No.37・1時間構成)
5 消防団って消防士?
(学習課題No.38・1時間構成)
6 消防の仕事をまとめよう
(学習課題No.39・1時間構成)
5[警察の仕事]
1 事故や事件が起きたらどうする?
(学習課題No.40・1時間構成)
2 なぜ,事故や事件が減っているの?
(学習課題No.41〜42・2時間構成)
3 警察以外の人たちも町の安全を守っている?
(学習課題No.43〜44・2時間構成)
4 町の安全マップを作ろう
(学習課題No.45〜46・2時間構成)
6[水のゆくえ]
1 水は足りなくならないの?
(学習課題No.47・1時間構成)
2 水はどこからやってくる?
(学習課題No.48・1時間構成)
3 水が家庭に届くまでを調べよう
(学習課題No.49・1時間構成)
4 安全な水はどのようにつくられているのか?
(学習課題No.50・1時間構成)
5 使った水はどうなるのか?
(学習課題No.51・1時間構成)
6 流れる水のゆくえをまとめよう
(学習課題No.52・1時間構成)
7[ごみのゆくえ]
1 家庭ではごみをどうしているのか?
(学習課題No.53・1時間構成)
2 清掃工場を見学しよう
(学習課題No.54〜55・2時間構成)
3 燃やせるごみはどこへ?
(学習課題No.56・1時間構成)
4 資源ごみはどこへ?
(学習課題No.57・1時間構成)
5 燃やせないごみのゆくえ
(学習課題No.58・1時間構成)
6 ごみ減量宣言をしよう!
(学習課題No.59・1時間構成)
8[昔の道具・地域単元]
1 昔の暮らしを見つけよう
(学習課題No.60・1時間構成)
2 昔の道具を調べて,体験してみよう
(学習課題No.61〜63・3時間構成)
3 昔の道具から当時の暮らしを想像しよう
(学習課題No.64・1時間構成)
4 昔の道具年表を作ろう!
(学習課題No.65・1時間構成)
5 地域の教材化は銅像から(資料)
付録(学習のまとめワークシート)
おわりに

はじめに

 この春,刊行した『〈主体的・対話的で深い学びを実現する!〉板書&展開例でよくわかる 社会科授業づくりの教科書』〔シリーズ6年〕と〔シリーズ5年〕に続き,〔シリーズ3・4年〕を刊行することができたことを嬉しく思う。

 2017年3月に「新学習指導要領」が公示された。社会科は5・6年生の学習内容に関しては,それほど大きく変わってはいない。変わったことといえば,第5学年では地理的環境にかかわる内容が,地理的環境の概要を理解する内容と,それに働きかける人々の活動を理解する内容に分かれたことと,第6学年では政治に関する内容が歴史単元の前にきたことである。それほど大きな変化ではない。したがって,シリーズ6年も5年も扱う学習内容に関しては,現行の教科書を生かしながら授業づくりの手引きを作成した。しかしながら,3・4年生は今回の改訂では大きな変化があった。まずは以下に示す。


〈3年〉

1 身近な地域や市区町村の様子

2 地域に見られる生産や販売の仕事

3 地域の安全を守る働き・火災や事故などの防止

4 市の様子の移り変わり

 ○交通,公共施設,土地利用,人口,生活の道具の移り変わり

〈4年〉

1 都道府県の様子

2 人々の健康や生活環境を支える事業

3 ○自然災害から人々を守る活動

4 県内の伝統や文化,先人の働き

5 県内の特色ある地域の様子


〈3年・4年〉…番号は指導要領に準じる

(主に3年で取り扱う事例)

1 自分たちの住んでいる身近な地域や市

2 地域の人々の生産や販売

5 地域の人々の生活の変化や人々の願い,生活の向上に尽くした先人の働きや苦心

(主に4年で取り扱う事例)

3 地域の人々の生活にとって必要な飲料水,電気,ガスの確保や廃棄物の処理

4 地域社会における災害及び事故の防止

5 地域の人々の生活の変化や人々の願い,生活の向上に尽くした先人の働きや苦心

6 県の様子について


 中々複雑ではあるのだが,簡単に言うとまずこれまで3・4年となっていた学習内容の枠組みが3年と4年に明確に分けられた。また,これまで主に4年生で扱うことが多かった消防や警察署の学習は3年生に位置付いている。そして4年生の災害は「自然災害」として独立して新しい内容で残ることになった。さらに,地域の歴史的な内容は3年生では主として「市区町村」の様子や移り変わりを,4年生では主として「都道府県」についての様子や移り変わり,伝統文化,自然災害を学ぶこととなっている。

 2018年度,2019年度の2年間は移行措置となる。この間は,社会科の場合は「新学習指導要領」の内容で指導に当たってもよいし,現行学習指導要領によってもよいことになっている。しかし,まだ教科書も採択されておらず,地域単元に関してはおそらくは各市区町村で副読本を作成していると思われるが,こちらも現行のままであることから,全国の多くの学校が現行学習指導要領のままで指導に当たることになるであろう。しかし,現行学習指導要領による場合はいくつか注意が必要である。

 2019年度の3年生においては4年生の段階で新学習指導要領完全実施となり,教科書も新しい4年生の教科書が採択される。そうすると左の表にあるように,4年時の教科書には火災や事故の単元がないことから,この部分を3年生で学ばなければならない。すると,「現行の教科書の配当時数+火災や事故」となり,3年生の70時間の配当時数ではまかない切れない内容となるわけである。

 移行期に新指の内容で行う場合も,現行で行う2019年度の3年生は授業時数のマネジメントを行う必要がある。新指の「内容の取扱い」において,3年生の「身近な地域」での調査では市全体の地理的環境を理解できるような効果的な調査を行うようにしたり,「地域の安全」では緊急に対処する体制の部分は「火災」に重点を置き,防止に努めていることについては「事故」に重点を置くなどして,定められた時数の中で内容を指導することが求められている。

 本書では,まだ教科書も採択されていないこともあり現行の学習指導要領の内容での授業実践を取り上げているが,その展開はシリーズ5年,シリーズ6年と同様に「主体的・対話的で深い学び」を意識した授業展開としている。本書を手に取ってくれた先生たちがわかりやすく理解できるように1時間の授業,1時間の問題解決を重視している。

 3・4年生社会科では,市区町村や都道府県の様子や安全を守る諸活動,産業や消費生活,人々の健康と生活環境を支える働きを学ぶことになるが,地域の移り変わりや伝統や文化,先人の働きなどについては,各地域によるところが大きいために1時間の授業構成を掲載することは割愛させていただく。ただ,地域単元の教材化のポイントなどについては巻末に記したい。本書をもとに実践し,加除修正しながら,自身の「見方・考え方」を広げていただければ,それは願ってもないことである。


   /朝倉 一民

著者紹介

朝倉 一民(あさくら かずひと)著書を検索»

北海道札幌市立屯田北小学校主幹教諭(教務主任)。

【所属・資格】北海道社会科教育連盟,北海道雪プロジェクト,北海道NIE研究会,IntelMasterTeacher,NIEアドバイザー

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 校外見学に行く前に使用しました。
      2023/8/2150代・小学校勤務
    • そのまま授業に活用できる内容で、子どもたちに考えさせる場面もあってよかった。社会の授業づくりに悩んでいたのでこんな感じでやればいいのかと参考になった。
      2023/8/740代・小学校管理職
    • 板書がわかりやすかったです。
      2023/4/850代、小学校新任教諭
    • 1年間の授業をすべて教材研究をして行うことは難しい。その時に流れを作るのに役立った1冊。
      2019/7/2930代 教諭
    • さらに写真や資料を多く掲載していただければ幸いです。
      2019/4/2060代・小学校教員
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