- はじめに
- 本書の使い方
- みんなでなかよく! 低学年のあそび
- 歌唱
- 1 こころで歌おう!
- 2 歌声変身の術!
- 3 まねして歌おう!
- 4 ドレミカードで♪ドレミ♪
- 5 歌って楽しいイー!
- 6 歌でなかよし!
- 器楽
- 7 リズムカードで遊ぼう!1
- 8 リズムカードで遊ぼう!2
- 9 リズムカードでカルタ取りをしよう!
- 10 色々な音見つけたよ!
- 11 鍵盤でドレミあそびをしよう!
- 12 シンコペーションのリズムでリレー奏
- 音楽づくり
- 13 拍のリレーをしよう!
- 14 ことばでリズムをつくろう!
- 15 せんりつあそびを楽しもう!
- 16 今日の・ゴハンは・なんだろなー!
- 17 おとカード
- 18 私たちのかぞえうた
- 鑑賞
- 19 いつ鳴るかな?
- 20 どんな動物?
- 21 行進の音楽を楽しもう!
- 22 かっこうは,どこで鳴く?
- 23 呼びかけとこたえを感じて聴こう!
- みんなとつながる! 中学年のあそび
- 歌唱
- 24 拍にのって歌おう!
- 25 歌であいさつ!りんしょうしよう!
- 26 わらべうたを重ねて遊ぼう!
- 27 ドレミの階段で歌あそびをしよう!
- 28 しゃべり声!笑い声!怒った声!歌声??
- 29 声のエネルギー源は??そしてハーモニー!!
- 30 タンギングはトゥトゥトゥ星人で!
- 器楽
- 31 絵描き歌で楽しもう!
- 32 リコーダーでいい音つくろう!
- 33 ジャズ風にリコーダーで吹こう!
- 34 打楽器でコミュニケーション
- 35 カップリズムで楽しもう!
- 音楽づくり
- 36 2人の会話をリズムでつくろう!
- 37 ボイスアンサンブルにチャレンジ!
- 38 打楽器のサウンドからつ・く・る!
- 39 図形も楽譜だ音楽だ!
- 40 音の出合いで重なる響き!?
- 41 短歌でつくって歌おう!
- 鑑賞
- 42 踊って聴こう!
- 43 くりかえしの面白さを感じて聴こう!
- 44 金管楽器のおと・オト・音!
- 45 どんなメロディー?
- 46 日本の民謡を聴き比べよう!
- みんながたかまる! 高学年のあそび
- 歌唱
- 47 和音を歌って楽しもう!
- 48 わらべうたで5度,3度,〇〇度!
- 49 体をほぐしていっぱいハモろう!
- 50 四季の歌を指揮して歌おう!
- 51 和音の美しさを味わおう!
- 52 短調を歌って楽しもう!
- 器楽
- 53 16ビートにのってラップに挑戦!
- 54 レッツゴー!スティックミュージック
- 55 低音が支える和音の響き
- 56 音の重なりを鍵盤で感じ取ろう!
- 57 ブルースの和音を使ってスウィング!
- 58 パートの役割を生かしてバンド発表!
- 音楽づくり
- 59 即興的にリズムアンサンブル
- 60 5音で旋律をつくろう!
- 61 箏で遊ぼう!
- 62 ドリア旋法の音階でつくろう!
- 63 音を重ねて和音で遊ぼう!
- 64 和音の音で学級CMソングをつくろう!
- 鑑賞
- 65 移り変わる音楽!〜何が変わった?
- 66 ラだけの音楽
- 67 循環コードの音楽
- 68 CMに使われた音楽を聴こう!
- 69 音楽のワールドツアー
- 70 何が同じ?何が違う?
はじめに
レッツ ゴー音楽あそび!
学校で行われる授業において,「あそび」と言うと,「授業は,あそびではない!」「授業の内容は,評価しなければならない!」など,批判の矢が飛んできそうです。しかし,子供は「あそび」の中で多くのことを学んでいきます。「近頃の子供は群れて遊ばなくなった」と言われて久しい現代の子供たちは,学校外では,子供同士で遊ぶ機会を失いつつあると言っても,過言ではないでしょう。だからこそ,同世代や異世代の仲間がいる学校では,意図的に「あそび」をつくっていくことが必要なのです。
音楽の授業においても,同じことが言えます。「音楽」は一人一人が「音を楽しむ」という本質を見失い,○○をできるようにすること,表現をよりよく高めていくことなどに,目が向けられすぎているのかもしれません。「音楽」は,自らの思いを音楽で“表現”して達成感を得たり,音楽のよさや美しさを味わって“鑑賞”したりするものであることを考えると,「できる」ことに重きを置きすぎては,十分な学習とは言えないのではないでしょうか。
「音楽あそび」ということばを,音楽づくりの学習で最近よく耳にします。現行学習指導要領でも,新学習指導要領でも,低学年の「音遊び」中・高学年には「即興的な表現」が示され,子供の発想を広げ,深めていくことの重要性を示唆しています。これは何も音楽づくりだけのものではありません。「音楽あそび」は,歌唱や器楽,鑑賞においても,子供の興味・関心を引き出すだけでなく,楽しみながら音楽を表現したり,鑑賞したりするために必要な基礎的な能力や,思考力・判断力・表現力等を培っていきます。子供にとって音楽あそびは,音・音楽で遊びながら,そのあそび自体を楽しむとともに,様々な音楽活動の礎となる能力を子供自らが育て,高めていくことなのです。
本書では,すべての領域分野における「音楽あそび」を例示し,短い時間で行え,無理なく続けられる活動,題材の中で常時活動として扱うと,子供の主体的な学び,協働的な学びが得られるものを掲載しました。ご活用いただければ幸いです。
何か子どもが飽きないのは…と調べててこちらの本を購入しました。
いろいろ載っていて参考になります