- 発刊によせて /藤井 孝弘
- はじめに /渡辺 勝英
- 序章 地域に発信・貢献する特色ある学校づくり
- /野田 敦敬
- T 誕生! 六ッ美西部小学校
- 1 地域と共に学校づくり
- (1) 新たな学校づくりへのスタート
- (2) 六ッ美西部小学校の教育
- (3) 目指す子どもの姿とその手立て
- 2 地域と共に取り組んだ8年間の活動
- U 地域とかかわり,学び合うなのはな学習
- 1 なのはな学習で,学び,育つ! ―子どもと共に歩んだ6年間の足跡―
- (1) プロローグ
- (2) わくわく,どきどきの1年生
- (3) わくわくたんけんたい―町大すき―2年生
- (4) うれしい3年生進級「町・町・町どんな人にあえるかな」
- (5) 出会いふれあい―4年生
- (6) 命の輝き! やっぱりおじいちゃんおばあちゃん―5年生
- (7) 町のすべての人・もの・ことと共に―6年生
- (8) 巣立ち行く日
- (9) エピローグ
- 2 地域の「ひと・もの・こと」とのかかわりを通して
- (1) 友達と共に健やかに伸びる子
- おおきくなあれ―みんな“ともだち”―(1年)
- (2) 「町大すき」の思いから活動を広げる
- とびだせ なのはなたんけんたい―町大すき―(2年)
- (3) 「まち」を愛する心を育てる
- ぼくらは,まちおうえんだん―いきいきわくわく,すてきな六西のまちへ―(3年)
- (4) 自らを高め,創り出す力を育てる
- つくろう! 六西学区の元気ビンゴ―水・みずキラキラ大作戦―(4年)
- (5) ふるさとの味プロジェクト
- 地域の方と共に米・ねぎ・大豆を育てる活動をすることを通して(5年)
- (6) 遊びと食を通して,かかわる力を育てる
- 作って遊ぼう,作って食べよう,なかよし すまいる隊(特別支援学級)
- V 地域の人による学校支援ボランティアの取組
- 1 学校支援ボランティア(Sスクール・Sサポート・Vボランティア)とは
- 2 子どもたちの能力を引き出す授業(学習支援ボランティア)
- (1) 伝え合う力を育てる
- 3年国語科「しょうかいしよう,『お気に入りの場所』」の実践を通して
- (2) ものづくりの楽しさを味わおう
- 3年理科「豆電球にあかりをつけよう」の実践を通して
- (3) 楽しさを感じながら進んで体を動かす子を育てる
- 1年体育科「まめまめパワーだ ゴーゴーゴー!」の実践を通して
- (4) できる喜びを目指す学校支援の取組
- @ 2年算数科での実践を通して
- A 5年家庭科での実践を通して
- B 1年国語科での実践を通して
- 3 子どもたちの心を豊かにする行事・活動
- (1) 保護者の参加・参画を取り入れた学芸会
- 3年生「すてきなせかいへ,レッツ ゴー!」の取組から
- (2) 豊かな心を育てる「にこにこタイム」(読み聞かせ)
- (3) お父さんも学校に行こう(おやじの会)
- (4) 子どもの安全を守る(登下校安全ボランティア)
- (5) 子どもの技術や興味を高める(クラブ・部活動ボランティア)
- W これからの地域との学び合い
- 1 地域とのかかわりから学んだこと
- 2 これからの学校と地域とのかかわり
- おわりに /坂本 英二
発刊に寄せて
21世紀に入って間もない今,社会は激しく変化すると同時に,教育改革も大きなうねりの中で進んでいます。本市の学校教育においては,「確かな学力と豊かな心の育成」「信頼される学校づくり」を喫緊の課題として重点的に取り組んでいます。
そうした中,平成9年に開校した六ッ美西部小学校は,以来「地域に開かれた学校」を合言葉に,さまざまな教育活動に取り組んでこられました。それはまさに,昨今の教育問題に対応できる先導的な役割を担ってきたと言っても過言ではありません。
こうした状況のもとで,これまでの成果を集大成されたことに対しまして,心より敬意を表します。中でも,地域の宝「ひと・もの・こと」を核に実践される「なのはな学習」や,160名を超える地域住民によるS・S・V(スクール・サポート・ボランティア)の学校支援体制の確立などは,類稀なる画期的な取組として市内外から高く評価されています。
今,学校は,地域と共に歩む時代の中にあります。本書には,子どもたちの具体的な生き生きとした姿が描かれており,多くの学校や地域のバイブルになり得るものと確信します。渡辺校長をはじめとする教職員の皆様,並びにPTAの地域住民の方々のお力添えに対しまして,厚く感謝申し上げて,発刊に寄せるお祝いの言葉とします。
岡崎市教育委員会教育長 /藤井 孝弘
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- 明治図書