- まえがき
- Chapter 1 校内研修デザインのステップ
- ステップ1 研修に求められることは何か考えよう
- ステップ2 学びの場をイメージしよう
- ステップ3 地域,学校,教師個人のニーズを一致させよう
- ステップ4 研修の大枠をデザインしよう
- ステップ5 ひとつひとつの研修を具体化しよう
- ステップ6 ファシリテーターとして研修を進めよう
- Chapter 2 そのままできる!校内研修プラン&ワークシート
- 職員同士の連携
- 01 職員が「チームとなる」ことについて考えを深めよう@
- 02 職員が「チームとなる」ことについて考えを深めようA
- 03 トラブル発生時の情報共有について考えよう
- 04 職員同士での学び合いについて考えよう@
- 05 職員同士での学び合いについて考えようA
- 06 始まりと終わりの時間が守られる職員会議にしよう@
- 07 始まりと終わりの時間が守られる職員会議にしようA
- 08 職員で協力し,業務改善を進めよう
- 09 授業後の検討会の在り方について考えよう
- 10 「学校で学ぶ価値」について職員同士で考えよう
- 11 教室以外の空間活用について考えよう
- 12 進路指導について,職員同士で考えを共有しよう
- 13 休み時間の在り方について,職員同士で考えを共有しよう
- 授業力向上
- 14 自分の授業体験を振り返ろう
- 15 自分の授業観を深掘りしよう
- 16 授業で教科書をどう扱うか考えよう
- 17 授業における教師と子どもとの関係性について考えよう
- 18 学習計画の指導について考えよう
- 19 授業における学習活動について考えよう
- 20 授業での話し合い活動について考えよう
- 21 学習評価について考えよう
- 22 授業で生まれた「ねらいとのズレ」について考えよう
- 23 自分の中の縛りに気づき,自由な発想で授業づくりをしよう
- 学級経営
- 24 学級経営に携わる人々について考えよう
- 25 学級経営のイメージを具体化しよう@ 1年後の理想の姿
- 26 学級経営のイメージを具体化しようA 1〜3学期
- 27 学級経営のイメージを具体化しようB 1日の流れ
- 28 学級経営のイメージを具体化しようC 協力する姿
- 29 学級経営のイメージを具体化しようD 学級掲示
- 30 学級目標をクラスの共通目標としよう
- 31 学級目標のイメージや評価基準を見直そう
- 32 学級の規律や規範について考えよう
- 33 子どもの考えやアイディアを実現することについて考えよう
- 34 学級経営について修正を図る時に注意すべきことを考えよう
- 35 自分の中の縛りに気づき,自由な発想で学級経営をしよう
- 生徒指導
- 36 心の通じるコミュニケーションについて考えよう@ 叱る
- 37 心の通じるコミュニケーションについて考えようA 共感する
- 38 心の通じるコミュニケーションについて考えようB 振る舞い
- 39 気になる子どもの行動の「背景」について考えよう
- 40 子どもの良さや得意を引き出す指導を考えよう@ 個の指導
- 41 子どもの良さや得意を引き出す指導を考えようA 集団指導
- 42 どうすればいじめの起きにくい学校にできるか考えよう@ 防止
- 43 どうすればいじめの起きにくい学校にできるか考えようA 発見
- 44 どうすればいじめの起きにくい学校にできるか考えようB 支援
- 45 どうすればいじめの起きにくい学校にできるか考えようC 組織
- 46 どうすればいじめの起きにくい学校にできるか考えようD まとめ
- 働き方
- 47 自分にできる業務改善を考えよう
- 48 仕事と休養のバランスについて考えよう
- 49 ストレスによる自分の良くない行動や習慣について考えよう
- 50 教師としての自分の力を高めよう@ 自己理解
- 51 教師としての自分の力を高めようA 理想の教師像
- 52 教師としての自分の力を高めようB 強みと弱み
- 53 教師としての自分の力を高めようC 伸ばす力を明確にする
- 54 教師としての自分の力を高めようD 道のりを描く
- 55 教師としての自分の力を高めようE 努力を継続する
- 56 社会人としてのより良い振る舞いについて考えよう
- 57 教師として働き続けるうえで,大切にしたいことを考えよう
- 58 対話によって,どのような学びを得たか振り返ろう
- 59 どのような問いが効果的だったか振り返ろう
- 60 学びのポートフォリオを作ろう
- 参考文献
- あとがき
まえがき
時間的にも体力的にも厳しい学校現場の中,多くの先生方は自らの力を高めようとする努力を欠かしません。同じ教師として,本当に尊敬できる姿勢です。私も「目の前にいる子ども一人ひとりを大きく成長させたい」という気持ちで学びを続けてきた教師の一人です。そして,「目の前の生徒を劇的に変化させてくれる。そんな知識や情報がどこかにあるはず」と,そう信じながら,インターネットや本から情報を探していた経験もあります。
しかし,今や情報は氾濫しています。どの情報を信じて,自分のモノとしていくべきか,選択と判断が非常に難しくなっている時代とも言えるでしょう。そのような中で,多くの先生方を救う鍵となるのが『校内研修』だと考えています。
人と人が向き合って,話し合う中で学びが生まれる研修。このような研修は,新たな知識を生み出すことがあります。また,他者との対話だけでなく,自分自身と対話することで,自らの価値観と向き合い,更新させる。このような過程によって,教師としての力や器を大きく成長させていくこともあるでしょう。しかし,まだまだ多くの研修が「専門性の高い人々から一方向的に知識を享受する」という形で行われているのが現状です。
本書では,みなさんが思わず「やってみたい」「他の人と話してみたい」となるような問いをワークシートの中に設定しています。本書の問いは,みなさんが学びをスタートさせるための“きっかけ”です。問いを通じた対話を用いて校内研修を実施することにより,知識のコピー&ペーストではなく,自ら考え,生徒と向き合うといった新たな学びを生み出すと考えています。生徒に願う学びの形を教師が体現することでもあるでしょう。
私は今年で15年目を迎える中学校教師です。授業,生徒指導,事務作業。そして教師としての自分に自信がもてなくなった頃もあります。その中で,様々な実践が書かれている知識と出会い,「救われた」という気持ちになったこともあります。
ただ,先生同士の対話の中で,自分の中に新たな知識や考えが生まれ,もっていた価値観が更新されるという経験も増えてきています。
このように,校内研修が「誰かから知識をもらうもの」といった形から「みんなで新たな学びを創り出す」場となること。このような学びの形が多くの学校で生まれることを願い,始まりの言葉とさせていただきます。
2026年3月 /林 大志郎
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明治図書
















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