- まえがき
- 第1章 教科「福祉」創設と基本方針
- 1 教科「福祉」創設の背景と経緯
- 2 教科「福祉」の基本方針
- 3 福祉教育の意義と専門教科「福祉」
- 4 福祉に関する学科設置の基本的な考え方
- 第2章 教科「福祉」の構造
- 1 社会福祉学の学的構造
- 2 社会福祉学の教育と教科「福祉」
- 3 教科「福祉」の科目関連図とその構造
- 4 新しい教育観と福祉科教育
- 第3章 教科「福祉」の内容の解説
- 1 「目 標」
- 2 「第1 社会福祉基礎」
- 3 「第2 社会福祉制度」
- 4 「第3 社会福祉援助技術」
- 5 「第4 基礎介護」
- 6 「第5 社会福祉実習」
- 7 「第6 社会福祉演習」
- 8 「第7 福祉情報処理」
- 9 「第3款 各科目にわたる指導計画の作成と内容の取扱い」
- 第4章 教科「福祉」の実践例
- 1 「社会福祉実習」の導入と事後指導
- 2 ボランティアで学修単位
- 3 充実した施設実習を目指して
- 4 施設実習への取り組み
- 【付録】
- 学校教育法及び同法施行規則(抄)
- 高等学校学習指導要領 第1章 総則
- 高等学校学習指導要領 第3章 第8節 福祉
まえがき
平成11年3月29日に告示された高等学校学習指導要領において,教科「福祉」が創設され,平成15年度より実施することとしている。
今回の改訂は,完全学校週5日制の下,各学校が「ゆとり」の中で「生きる力」を育成することを基本として審議された教育課程審議会の答申(平成10年7月29日)を受けて行われたものである。
教科「福祉」については,近年の福祉ニーズの高まりと福祉に対する意識の変化などにより,福祉関連従事者の養成とともに人間性あふれる教育の必要性から創設されたものである。
本書は,今回の高等学校学習指導要領の改訂において,教科「福祉」が創設された趣旨を正しく理解し,今後の指導の手がかりとなるよう,高等学校学習指導要領(福祉)調査研究協力者のうち,別記の方々のご協力により,先行事例としての授業実践等の紹介を行いながら解説を行ったものである。
本書を活用し,新教科「福祉」について理解を深められるとともに,創意工夫をしながら指導に当たられることを期待したい。
ご多忙中にもかかわらず,本書の作成に当たってご協力いただいた各位に対して,心から感謝の意を表す次第である。
平成12年10月 編著者 /矢幅 清司
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- 明治図書