- はじめに
- 1章 体育指導 基礎基本のマストスキル10
- 1 学習指導要領
- 2 体育における学び
- 3 授業イメージ(教材・教具・場)
- 4 授業マネジメント
- 5 単元構成
- 6 授業展開
- 7 指導言(指示・説明・発問)
- 8 観察
- 9 評定
- 10 安全面
- 2章 体育指導 ステップアップの授業テクニック42
- 集団づくり編
- 1 学級開きで体操づくり!?
- 2 学びを躍進させる目的別グループづくり!
- 3 集団行動は軍隊的?いいえ体育のお作法です!
- 4 相互評価で互いを理解し合うクラスに
- 5 教え合い,支え合いを巧妙に仕組む
- 6 みんなでつくりあげる体育ならではの喜び!
- 行事とコラボ編
- 7 ブームを巻き起こす体育朝会!
- 8 “とにかく”授業からの脱却
- 9 参観日,体育の授業でポイントアップ!
- 10 運動会,団体演技は体育授業の延長線上に
- 11 学年体育を○○大会に!みんなの心をひとつにしよう!
- 12 つらいマラソン⇒楽しいマラソンに!
- 他教科コラボ編
- 13 〈国語〉物語の一場面を身体で表現しよう!
- 14 〈算数〉運動の様子を数字であらわそう!
- 15 〈図工〉夢のコラボレーション!
- 16 〈外国語〉日本語禁止!英語とボディーランゲージで伝えよう「走り幅跳び」
- 17 〈道徳〉体育と道徳のリンクで心と体を育もう
- 18 体育だからこそできる異学年交流
- 主体的な授業編
- 19 おいしいとこだけいいとこどり!「ズドンリレー」
- 20 みんなの願いをかなえる!「どっちもゴール!」
- 21 条件変化で課題を創出!
- 22 「できるようになりたい!」願いをかなえる技術保障
- 23 得意を活かせ!「チーム10種競技」
- 24 頭も使って学習参加!「フラッグフットボール」
- 対話的な授業編
- 25 対話が生まれる長縄跳び「8&6」
- 26 みんなで泳げる!「ペアスイミング」
- 27 運動観察者も学びを深める「跳び箱」
- 28 採点制度で見る目を育てる「回転オリンピック」
- 29 ジグソー法で走り方追究!
- 30 作戦ボードで対話を共有化,焦点化!
- 「できる」を生み出す授業編
- 31 口伴奏で動きもばっちり!「平泳ぎ」
- 32 小さなゴールの積み重ね!「逆上がり」
- 33 学習の軌跡を残す学習カード「鉄棒運動」
- 34 できるを生み出す場の工夫「マット運動」
- 35 みんなエースシューターに!「ボール運動」
- 36 ねらいによって「できる」も変化!「ベースボール型ゲーム」
- ICT活用編
- 37 「本日のMVP」を語り継ごう!
- 38 即時評価で,即時修正!「シンクロハードル」
- 39 後世に残る解説書をつくろう「デジタル教科書」
- 40 体育の宿題!?タブレットで予習学習
- 41 運動会の予習はICTを活用して
- 42 ウェアラブルカメラで思考力・判断力アップ
- 3章 体育指導 知ってお得のマル秘グッズ10
- 1 笛,たいこ
- 2 教師用かご
- 3 タブレット,アプリ
- 4 黒板,ホワイトボード
- 5 得点板
- 6 ボール
- 7 目印
- 8 学習カード
- 9 評価シート
- 10 提案シート
- 執筆者一覧
はじめに
子どもたちから人気の高い体育。子どもたちと先生が運動場で,ともに汗を流している姿は微笑ましいものです。しかし,その授業をよく見てみると,
・好き勝手に動き,いつケガをしてもおかしくない……
・ただ楽しいだけで学ぶことがない……
・ルールが平気で破られ,揉め事の絶えない……
そんな残念な状況を目にすることがあります。
毎年,各校で行われる研究授業。その授業は,国語や算数であることが多いのではないでしょうか。体育の授業がその対象にされる機会は,圧倒的に少ないのが現状です。6年間で国語,算数に次ぐ時間数を有する体育であるのにもかかわらず,体育授業の力量形成をする場は限られています。また,先生たちに「体育の授業は好き?」と尋ねても,「う〜ん」といまいちな返事が返ってくることも少なくありません。
この学ぶ場の不足や教師の苦手意識が,残念な状況へと導いている大きな原因であることは否定できません。
がむしゃらにやってきたこれまでの数年間。もう一歩ステップアップしてみませんか。もし,体育の時間,もっと子どもたちの輝く顔が見られるならば,教師も体育の時間が楽しみになるはずです。そのためにはちょっとした秘訣があります。その秘訣を本書では余すことなく紹介します。
本書が,「体育の時間が待ち遠しい!」と思える一助となり,教師という職責に立ち向かう全ての教師の幸せへとつながれば幸いです。
授業力&学級づくり研究会 代表 /垣内 幸太
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- 明治図書
- 他教科とのコラボ、オリジナル教材、TCT活用など、体育授業づくりの基礎を飛び越えて、かなりオリジナリティの高い本だと思います。新たな視点が得られます。2019/3/3030代・小学校教員