学び合いでみんなが上達する!「水泳」絶対成功の指導BOOK

学び合いでみんなが上達する!「水泳」絶対成功の指導BOOK

好評3刷

インタビュー掲載中

仲間がいたから25m泳ぐことができた!

スイミングスクールではない、学校体育だからこそできる水泳授業を実現しませんか!本書では仲間と共に学び合う水泳を「プールズ」と命名。水泳授業を「競い合う」から「高め合う」に転換するための授業展開を全部紹介します!着衣泳の授業や集団演技プログラムも収録。


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ISBN:
978-4-18-191215-4
ジャンル:
保健・体育
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
B5判 128頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2024年10月15日

contents

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 学び合いだから上達できる! 水泳授業6つの視点
1「競い合う」から「高め合う」水泳にチャレンジする「プールズ」
@体育授業でこそ学べる水泳の魅力とは?
A「プールズ」って何?
2 安全の保証は絶対条件!
3 水泳授業がよくわかる!段階別早わかり解説
@低学年「水遊び」…水に慣れる遊び/浮く・もぐる遊び
【水に慣れる遊び】
【浮く・もぐる遊び】
A中学年「浮く・泳ぐ運動」…水に浮く運動/泳ぐ運動
【浮く運動】
【泳ぐ運動】
B高学年「水泳」…クロール/平泳ぎ
【クロール】
【平泳ぎ】
第2章 「水泳」の授業展開 各学年全10時間紹介!
1年生
目標と単元展開
1・2時間目:水に慣れる遊び@
3・4時間目:水に慣れる遊びA
5・6時間目:水に慣れる遊びB/浮く・もぐる遊び@
7・8時間目:水に慣れる遊びC/浮く・もぐる遊びA
9・10時間目:水に慣れる遊びD/浮く・もぐる遊びB
2年生
目標と単元展開
1・2時間目:水に慣れる遊び/浮く・もぐる遊び@
3・4時間目:浮く・もぐる遊びA
5・6時間目:浮く・もぐる遊びB
7・8時間目:浮く・もぐる遊びC/けのび@
9・10時間目:浮く・もぐる遊びD/けのびA
3年生
目標と単元展開
1・2時間目:面かぶりクロール@
3・4時間目:面かぶりクロールA
5・6時間目:ビート板ローリング
7・8時間目:ビート板クロール
9・10時間目:連続けのびと平泳ぎの手のかき
4年生
目標と単元展開
1・2時間目:クロール型@/平泳ぎ型@
3・4時間目:平泳ぎ型A
5・6時間目:平泳ぎ型B
7・8時間目:平泳ぎ型C
9・10時間目:クロール型,平泳ぎ型まとめ
5年生
目標と単元展開
1・2時間目:クロール@
3・4時間目:クロールA
5・6時間目:平泳ぎ@
7・8時間目:平泳ぎA
9・10時間目:クロール,平泳ぎまとめ
6年生
目標と単元展開
1・2時間目:クロール@
3・4時間目:クロールA
5・6時間目:平泳ぎ@
7・8時間目:平泳ぎA
9・10時間目:クロール,平泳ぎまとめ
第3章 交流活動や参観授業もおまかせ! 「プールズ」で授業バリエーション
1 異学年プール授業モデル(3年生と5年生を例に)
2 集団演技を取り入れた授業展開
3 着衣泳授業モデル
第4章 みんながつながる! 「プールズ」集団演技プログラム
1 水中でのシンクロ技
2 基本隊形例
3 魅せ方
4 集団演技作品
低学年
中学年
高学年
執筆者一覧
コラム
子どもの力に完敗(乾杯)!/最後の夏! 子どもと教師の一体感!
目標に向かって
みんなでやりたいねん!

はじめに

 個人の技能向上だけが,水泳学習の目的ではない!

 級別(習熟度別)に分けて,個人個人のレベルを上げることのみに重きが置かれている水泳の授業。けのびができない子はけのびを,クロールができない子はクロールを,一つ一つの泳ぎが,「できるようになる」ことのみに重きが置かれる水泳学習。「水泳で教える」のではなく,「水泳を教える」体育学習……それらに疑問を抱いてきました。

 体育では,個人の技能向上は大きな目的の一つです。しかし,それのみを追い求めていて,水泳の授業を学校で行う意義を見いだせるでしょうか。学校で学ぶ意義は,仲間とともに学び合うことにあると考えています。子どもたち自身に「こうなりたい」という思いを抱かせ,その願いを先生や仲間と一緒に叶えていくことが,学校で学ぶ意義だと考えています。それは水泳の授業も例外ではないはずです。


 本書では,「みんなで学ぶ水泳学習」を目指して,私たちが実践してきたことをみなさまに紹介します。1人ではなく,仲間とともに学び合い,高め合うプールでの学習。これを,「プールズ」と呼ぶことにしました。「プールズ」では,従来から行われてきた様々な指導方法を参考にしながら,学び合う,高め合うための視点を6つに整理しました。

 第1章では,運動の特性や安全面,みんなで学べる水泳学習「プールズ」について述べています。

 第2章では,各学年に応じた学習の展開例を,様々な指導方法とともに紹介します。「プールズ」の考えを基に,1年間で行う水泳の授業(10時間程度)×6学年=60時間の展開例を示しています。

 第3章では,60時間の展開例以外の授業について紹介します。

 第4章では,みんなの動きでつくる集団演技について紹介します。


 しかし,気候や施設,臨海学舎の有無など地域や学校によって水泳学習の現状は多岐にわたっています。本書の1年間10時間分の単元計画や指導方法をそのまま使うことが難しい場合もあるでしょう。本書で提案する「60時間の展開例とプールズの6つの視点」を基に,目の前の子どもたちの事実,取り巻く環境に合わせて,すべての子どもたちが共通に向かえる目標を設定し,展開や手立てに工夫を凝らして「みんなで学べる水泳学習」を構築していただけると幸いです。


   関西体育授業研究会 /光本 允

著者紹介

関西体育授業研究会著書を検索»

2009年に「体育科の地位向上」を合言葉に発足。

大阪教育大学附属池田小学校に事務局を設置。

メンバーは,大阪を中心に滋賀,兵庫,奈良,福井,和歌山,広島などの教員で構成される。

月1回程度,定例会を開催し,「体育科の授業力向上」をテーマに研究を進めている。

また,毎年7月に組体操研修会,11月に研究大会を開催。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • できない子も、理屈立てて効果的な方法でできるように指導していける本だと思いました。
      2021/5/130代小学校
    • わかりやすくてよかったです。
      2017/4/15Minmin
    • 知りたいと思うテーマですぐに欲しいと思いました。
      2015/8/2020代・小学校教員
    • プール指導の具体的な方法が今までわからずに苦労していたが、プールズというペアで見合うやり方を使うことで、子ども達の水泳の技能を向上させられた。
      2015/7/26ペパーミント
    • 学校現場の先生方が実施されている貴重な現場的示唆に富む記事でした.
      2015/6/1430代・大学教員
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