- はじめに
- T 社会科授業をビジュアル化するポイント
- 1 子供にとって分かりやすい授業
- 2 板書計画
- 3 ICT活用
- 4 ノート指導
- U 板書計画トレーニング
- 1 本時の学習課題の検討
- 2 資料提示の検討と子供の反応の想定
- 3 社会の様子や仕組みが見える板書
- 4 学習のまとめの検討
- 5 板書計画の再検討
- 6 板書計画「授業がこう変わった」
- 7 板書計画「ここが考えどころ」
- 8 板書計画の具体例
- @第3学年:単元名「わたしたちの市のようす」(全8時間)
- A第3学年:単元名「のこしたいもの つたえたいもの」(全14時間)
- B第4学年:単元名「ごみの処理と活用」(全11時間)
- C第4学年:単元名「きょう土を開く」(全13時間)
- D第5学年:単元名「気候の特色と人々の暮らし〜暖かい地域〜」(全8時間)
- E第5学年:単元名「これからの自動車工業を考えよう」(全11時間)
- F第5学年:単元名「情報ネットワークを生かす」(全12時間)
- G第6学年:単元名「戦国の世から江戸の世へ」(全10時間)
- H第6学年:単元名「憲法とわたしたちの暮らし」(全8時間)
- I第6学年:単元名「世界の未来と日本の役割」(全10時間)
- V ICTトレーニング
- 1 視覚的な効果を生かして,子供に分かりやすい授業をつくる
- 2 情報機器を活用して,子供の主体的な授業をつくる
- 3 子供の情報交流による協働(同)的な授業をつくる
- 4 その他
- 5 ICT活用「授業がこう変わった」
- 6 ICT活用「ここが考えどころ」
- 7 ICT活用の具体例
- @第3学年:単元名「高松市のようすを調べ,校区のよさを見つけよう」(全16時間)
- A第3学年:単元名「調べよう ラーメンをつくる仕事」(全13時間)
- B第4学年:単元名「水はどこから」(全13時間)
- C第4学年:単元名「わたしたちの都道府県のようす」(全8時間)
- D第5学年:単元名「国土の気候の特色と人々のくらし」(全8時間)
- E第5学年:単元名「米づくりのさかんな地域」(全11時間)
- F第5学年:単元名「水産業のさかんな静岡県」(全13時間)
- G第6学年:単元名「国力の充実と国際的地位の向上」(全6時間)
- H第6学年:単元名「みんなの願いを実現する政治」(全7時間)
- I第6学年:単元名「世界の人々とともに生きる」(全7時間)
- W ノート指導トレーニング
- 1 問題解決的な学習展開,学習の連続性の意識化
- 2 自分の思考の見える化
- 3 友だちの意見の見える化
- 4 ノートの記述内容を評価する
- 5 ノートとワークシート
- 6 ノート指導「思考の見える化」
- 7 ノート指導「学習の自己調整,自覚化」
- 8 ノート指導の具体例
- @第3学年:単元名「わたしたちのまちはどんなまち」(全11時間)
- A第3学年:単元名「農家の仕事」(全6時間)
- B第4学年:単元名「水はどこから」(全7時間)
- C第4学年:単元名「矢延平六とひょうげ祭り」(全8時間)
- D第5学年:単元名「私たちのくらしと国土」(全5時間)
- E第5学年:単元名「日本の米づくりを考えよう」(全13時間)
- F第5学年:単元名「自動車会社をたずねて」(全12時間)
- G第6学年:単元名「今に伝わる室町文化」(全5時間)
- H第6学年:単元名「身近な暮らしと政治」(全5時間)
- I第6学年:単元名「世界の中の日本」(全11時間)
- 9 ノート指導の具体例の読み取り方・生かし方
- あとがき
はじめに
ここ数年,各都道府県において新規採用教員の急増がみられている。若手の先生方が増えると学校全体の活気が増す反面,指導技術が追いつかずに困っている学校も多い。新規採用教員が増えれば,当然その分だけベテラン教諭が退職する。
これからの学校では,各教科等の指導技術の伝承が十分に行われないことが懸念されるのである。社会科に限らず,各教科等の指導技術をボトムアップしていくべき時代に入ったと言っても過言ではないだろう。
本書は,こうした背景を踏まえて,タイトルを「社会科授業づくりトレーニングBOOK」とし,若手教員が指導技術を高めていくことができるように編集された。また,掲載されている実践は,「事例」ではなく「具体例」としている。実践したものをそのまま掲載する形はとらずに,経験を積んだ中堅教員が,本書の意図や考え方に沿って,実践したものをベースに修正したり,実践していないものを構想したりして書いたものだからである。そのため,吟味された意図的な具体例が並んでいる。
また,社会科授業において見直すべきポイントを整理しているので,若手教員に限らず,社会科の研究実践を積んできた先生方にも自分の授業の見直し,あるいは授業改善のための参考資料ともなるはずである。
本書が,各学校での社会科の授業において活用され,子どもたちに社会科で目指す問題解決能力,調べる力,考える力,表現する力が育つこと,また本書を活用することで教師が社会科の指導力を高めて,社会科の授業がより一層充実することを願っている。
本書の出版に当たっては,樋口雅子編集長を始めとする明治図書の皆様のご助言,ご支援を賜った。こうした機会をいただいたことも併せて,この場をお借りしてあらためて御礼申しあげたい。
/澤井 陽介
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- 明治図書
- さまざまな単元での指導例が載っていてよい。2021/3/3130代・小学校教員
- 授業づくりのポイントが明確で、特に板書計画を立てる際に大変参考になった。2018/5/2740代・中学校管理職
- 社会科の授業づくりを学べる場が少ないので、貴重である。2017/1/1030代・小学校管理職
- 具体的な実践事例を理論づけて提案されているので,実践と研究の両面で活用できる。2016/7/840代・教委
- 社会科の教育研究活動に大いに役立ちます。2015/4/21