『私たちの道徳』完全活用ガイドブック 中学校編

『私たちの道徳』完全活用ガイドブック 中学校編

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『私たちの道徳』の活用法がすべてわかる!

読み物資料、ワークシート、偉人のコラムなど、充実した内容の『私たちの道徳』。とはいえ、「どうやって活用すればいいのかわからない…」という声もチラホラ。本書では、道徳の時間はもちろん、学級活動や教科での活用例も取り上げた、完全ガイドとしてお届け。


復刊時予価: 2,332円(税込)

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電子版価格: 2,178円(税込)

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PDF
ISBN:
978-4-18-174829-6
ジャンル:
道徳
刊行:
4刷
対象:
中学校
仕様:
B5判 128頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

T 『私たちの道徳』完全活用のポイント
1 『私たちの道徳』の作成趣旨
2 『私たちの道徳』の特徴と活用上の留意事項
3 新掲載!読み物資料活用のポイント
4 ワークシートを完全活用するポイント
5 特設ページを完全活用するポイント
U 『私たちの道徳』完全活用ガイド
内容項目1の視点
1 人物探訪「香川綾」を活用しよう
1−(1) 道徳
2 コラムや格言を活用しよう
1−(1) 保健体育
3 メッセージ「松井秀喜」を活用しよう
1−(2) 道徳
4 グラフとワークシートを活用しよう
1−(2) 学級活動
5 読み物資料「ネット将棋」を活用しよう
1−(3) 道徳
6 「自律って何だろう」を活用しよう
1−(3) 特別活動
7 ワークシートを活用しよう
1−(4) 道徳
8 人物探訪「湯川秀樹」を活用しよう
1−(4) 理科
9 メッセージ「山中伸弥」と「この人のひと言」を活用しよう
1−(5) 道徳
10 ワークシート「自分の中にある『良い所』『改めたい所』」を活用しよう
1−(5) 学級活動
内容項目2の視点
11 「礼儀の意義を理解し適切な言動を」(全ページ)を活用しよう
2−(1) 道徳
12 メッセージ「松下幸之助」を活用しよう
2−(1) 学級活動
13 「賢者の贈り物」を活用しよう
2−(2) 道徳
14 メッセージ「若田光一」を活用しよう
2−(2) 学級活動
15 「あなたにとって友達とは?」を活用しよう
2−(3) 道徳
16 「友情について話を聞いてみよう」を活用しよう
2−(3) 課題学習
17 人物探訪「新島八重」を活用しよう
2−(4) 道徳
18 ドイツの哲学者フィヒテの格言と「互いによりよく理解するために」を活用しよう
2−(4) 学級活動
19 読み物資料「言葉の向こうに」を活用しよう
2−(5) 道徳
20 人物探訪 「山岡鉄舟」を活用しよう
2−(5) 学級活動
21 読み物資料「帰郷」を活用しよう
2−(6) 道徳
22 行事の振り返りに「『ありがとう』の思いを込めて」を活用しよう
2−(6) 学級活動
内容項目3の視点
23 読み物資料「キミばあちゃんの椿」を活用しよう
3−(1) 道徳
24 「科学技術の発達と生命倫理」等を活用しよう
3−(1) 社会
25 ワークシートを活用しよう
3−(2) 道徳
26 特別活動の振り返りとともにワークシートを活用しよう
3−(2) 特別活動
27 読み物資料「二人の弟子」を活用しよう
3−(3) 道徳
28 生徒作文「わたし」を学級活動で活用しよう
3−(3) 学級活動
内容項目4の視点
29 読み物資料「二通の手紙」を活用しよう
4−(1) 道徳
30 「法やきまりを守り社会で共に生きる」の内容,ワークシートを活用しよう
4−(1) 道徳
31 読み物資料「鳩が飛び立つ日―石井筆子―」を活用しよう
4−(2) 道徳
32 人物探訪「渋沢栄一」を活用しよう
4−(2) 英語
33 いじめを取り扱った道徳の時間で活用しよう
4−(3) 道徳
34 「正義を重んじ公正・公平な社会を」の内容,ワークシートを活用しよう
4−(3) 特別活動
35 コラム「はやぶさプロジェクト」を活用しよう
4−(4) 道徳
36 学校行事の取り組みに活用しよう
4−(4) 特別活動
37 ワークシートを活用しよう
4−(5) 道徳
38 ワークシート等を「職場体験学習」に活用しよう
4−(5) 総合的な学習の時間
39 読み物資料「一冊のノート」を活用しよう
4−(6) 道徳
40 コラム「誰かのために」を中心教材として活用しよう
4−(6) 道徳
41 コラムやワークシートを活用しよう
4−(7) 道徳
42 コラム「旅立ちの日に」を音楽の授業で活用しよう
4−(7) 音楽
43 人物探訪「濱口梧陵」等を道徳で活用しよう
4−(8) 道徳
44 ワークシート等を総合的な学習の時間で活用しよう
4−(8) 総合的な学習の時間
45 人物探訪「西岡常一」を活用しよう
4−(9) 道徳
46 日本の四季の美しさ,伝統文化の写真を活用しよう
4−(9) 美術
47 読み物資料「海と空―樫野の人々―」を活用しよう
4−(10) 道徳
48 人物探訪「嘉納治五郎」を活用しよう
4−(10) 理科
特設ページ
49 情報モラル関連の内容を活用しよう
技術・家庭
50 読み物資料「卒業文集最後の二行」を活用しよう
道徳
人物紹介
51 中学校編で取り上げられている偉人

まえがき

   京都市教育委員会指導部長 /柴原 弘志


 道徳の「教科化」議論の中で産声をあげた『私たちの道徳』には,我が国の道徳教育新時代を切り拓くトップバッターとして,その機能を十二分に発揮してくれることを心より願うものです。そのためには,学校の先生方が,その作成趣旨と期待されている機能について,具体的な実践例をもとにしっかりと把握され,活用のさらなる創意工夫を積み重ねていかれることが大切です。そうした各学校での取り組みの参考となるものとして,ここに本書を刊行させていただきました。

 『私たちの道徳』は,児童生徒が道徳的価値について自ら考え,実際に行動できるようになることをねらいとして作成された道徳教育用教材であり,児童生徒にとっては,生きることについて豊かに学ぶための貴重な学習材です。各ページには,児童生徒が人生を主体的によりよく生きていくために学ぶべき道徳の内容がわかりやすく書き表されており,生きていく上で大切にしたいことについて自ら考えるきっかけとなるような問いや興味深い情報が効果的に配置されています。そうした『私たちの道徳』に期待され,ある意味「内蔵」されている機能がいかんなく発揮され,目の前にいる児童生徒一人一人の道徳性の育成にしっかりと活用されるよう,本書に掲載している実践事例等の内容が生かされることを願うものです。

 平成26年10月の「中央教育審議会答申 (道徳に係る教育課程の改善等について)」には,道徳教育の目標は,「児童生徒の道徳性を養うこと」であり,「特別の教科 道徳」の目標については,「最終的には道徳性の育成であることを前提としつつ」「様々な道徳的価値について自分との関わりも含めて理解し,それに基づいて内省し,多角的に考え,判断する能力,道徳的心情,道徳的行為を行うための意欲や態度を育てること」と例示されています。とりもなおさず,この内容はこれまでの「道徳的実践力」とほぼ同義であることがご理解いただけるでしょう。その目標自体に大きな本質的変更がなければ,その特質も継承されることとなります。

 また,検定教科書が使用されることになった後も,同「中央教育審議会答申」には,「道徳教育の特性に鑑み,教科書だけでなく,多様な教材が活用されることが重要であり,国や地方公共団体は,教材の充実のための支援に努める必要がある」とあり,『私たちの道徳』は検定教科書の1つのモデルともなるものであり,引き続き有力な道徳教育用教材として,その内容が活用されることとなるようです。

 ある中学校で,道徳の時間と教科の時間の学習の違いを生徒に質問した際に,あわせて「道徳の時間と教科の時間の学習に共通することはありますか」と尋ねると,生徒たちは,「どちらも先生の教え方で授業が決まる」と答えたそうです。日々研鑽也。

著者紹介

柴原 弘志(しばはら ひろし)著書を検索»

昭和30年,福岡県生まれ。京都大学教育学部卒業。

京都市立山科中学校,向島中学校,深草中学校を経て,京都市教育委員会学校指導課指導主事(主として道徳・特別活動領域担当)。

平成13年から文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官。その後,京都市総合教育センター副所長,京都市立下京中学校校長等を経て,現在,京都市教育委員会指導部長。

平成26年中央教育審議会道徳教育専門部会主査代理。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 「わたしたちの道徳」に沿った実践本がほしかった。「わたしたちの道徳」に合わせたたくさんの実践が紹介されており重宝している。
      2019/2/1630代・中堅教諭
    • 資料の使い方がわかりやすく書かれていて、役立ちます
      2015/6/1330代・中学校教員

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