- はじめに
- T 絶対評価を活用した学級づくり
- 一 入学一週間の絶対評価を活用した学級づくり
- 1 入学式前までの準備
- 2 入学式の日の評価─あいさつから始める
- 3 二日目からの絶対評価
- 4 一週間で身につけさせたいこと
- 二 一学期の絶対評価を活用した学級づくり
- 1 友達をつくる
- 三 二学期の絶対評価を活用した学級づくり
- 1 再確認をする
- 2 行事で伸ばす
- 3 展覧会の共同作品づくりを活性化させる「討論」
- 4 学校を休みがちな子の指導
- 5 個人面談で「ケアする流す」
- 四 三学期の絶対評価を活用した学級づくり
- 1 書き初め大会での絶対評価
- 2 三学期の保護者会
- 3 自己評価をする
- U 絶対評価でこれまでの授業づくりを見直す
- 一 日常的な評価活動を授業に活かす
- 1 学習への構えを育てる評価
- 2 連絡帳で進歩を評価する
- 3 発言のときの評価
- 二 絶対評価で授業が変わる
- 1 これまでの授業・評価
- 2 これからの授業・評価
- 3 基礎学力をつけていく授業
- 三 絶対評価で国語の到達度診断が変わる
- 1 入門期の「書く力」を高める指導
- 2 「話す力・聞く力」を高める評価
- 3 「音読する力」を高める評価
- 4 「文を書く力」を高める評価
- 四 絶対評価で算数の到達度診断が変わる
- 1 算数を四観点で評価するために
- 2 「関心・意欲・態度」を評価する
- 3 「数学的な考え方」を評価する
- 4 「表現・処理」を評価する
- 5 「ひき算」の学習を四観点で評価する
- 五 絶対評価で生活科の到達度診断が変わる
- 1 改訂の要点
- 2 多様で多角的な評価
- 3 季節の変化に敏感になるような評価と指導
- 4 作品の評価
- 5 発表会での評価
- 6 人とのかかわりを深めるような評価と指導
- 7 知的な気づきを大切にする評価と指導
- 六 絶対評価で体育の到達度診断が変わる
- 1 一年の体育の評価
- 2 評価の方法
- 3 体育館で遊ぼう(入学後)の実践
- 4 鉄棒遊びの実践
- 七 絶対評価を活かした学級活動
- 1 生きる力を育てる学級活動
- 2 どんな学級活動をしていますか
- 3 「見守る学級会」やってみませんか
- 4 いまどきの子ども
- 5 「見守る学級会」集会編
- 6 他教科などとのかかわり
- 7 振り返りカードを書く
- 八 子どもの自己評価をどう生かすか
- 1 自己を評価する力
- 2 どのように力をつけるか
- 3 一年生でのポートフォリオを考えること
- 4 子どもの自己評価をどう生かすか
- V 絶対評価を活かした通知表文例の改善
- 一 通知表を保護者に伝える
- 1 具体的な目標を保護者に示す
- 2 保護者会で通知表について知らせる
- 3 通知表を渡す
- 二 通知表作成のためのポイント
- 1 一日一日の振り返りの作業
- 2 温かい心の伝わる通知表
- 三 絶対評価を活かした通知表文例
- 1 国語科に関する文例
- 2 算数科に関する文例
- 3 生活科に関する文例
- 4 音楽科に関する文例
- 5 図工科に関する文例
- 6 体育科に関する文例
- 7 学習全般に関する文例
- 8 生活の場面に関する文例
- おわりに
はじめに
今まで、「指導と評価の一体化」ということで、授業を組み立てていった。
私たち、城北教育サークルでは、『学級担任の気くばり・目くばり(小学1年)』(明治図書)という本を以前出させていただいた。その中で、次のように書いた。(前著・一二一頁)
三 指導と評価の一体化
「5+7」になる問題を子ども達が解いていた。教師は子ども達の周りを回っていた。
教師は、A君は「すらすら解けている」、Bさんは、「『5+1』という式になっている」、Cさんは「ノートに何も書いていない。問題の意味が分からないようだ」などと一人一人の様子を評価していく。
しかし、これだけではだめである。評価をしたら指導をしなくてはいけない。間違っている子に対しては「こうすればいいよ」、手がつかない子には
「この問題はこういうお話なんだよ」解けている子には見守るという支援をしたりする。
評価があったら、指導が必要になってくる。
また、指導したら指導しっぱなしではだめである。そこで、また評価が必要になってくる。指導してできたか、それでも、まだ首をひねったりしていないかなどと評価していく。
評価したら、再度指導する。できた子に対しては、次の課題も必要であろう。
「指導をして、評価をして、再度指導をし、評価をする」というように指導と評価を一体化して授業を行っていた。
しかし、このような授業では次のようなことが問題である。
目標があいまいなため、技能と知識・理解だけの評価となっている。
子どもたちがどこまでできたか、どこまで理解していたかという所を中心にした評価になり、指導となっていた。関心・意欲・態度や数学的な考え方への指導と評価があいまいであった。
そこで、最初にしっかりと四観点での目標をもって、授業にのぞむことが重要であると考えた。そして、
目標と指導と評価の一体化
とすることがより適切ではないかと考えた。
目標を具体化
↓
指 導
↓
絶対評価
↓
次時の目標を設定
という流れが適切ではないかと考えた。
本書では、「目標と指導と評価の一体化」で学級づくりや授業づくりを行うことで、子どもや学級が変わってきているということを提案していきたい。
二〇〇二年一月二日 /菊池 靖志
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明治図書
















