- 序文
- ─修辞的思考とは何か
- 第一話 そして誰も論理的でなくなった:シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』
- 0 序論
- 1 「論理的」でなかったブルータス
- 2 アントニーが破壊しようとしたもの
- 3 遺言状を読まない理由
- 4 怒りは快楽である
- 第二話 逆説は通念に寄生する:ラ・ロシュフコー『マクシム』
- 0 序論
- 1 逆説は真実ではない
- 2 逆説は対義結合ではない
- 3 逆説は通念を負かさない
- 第三話 心の弱さと議論法:ドストエフスキー『罪と罰』
- 0 序論
- 1 第一の理論─「普通ならざる人」の権利
- 2 第二の理論─結果による正当化
- 3 なぜ理論は二つあるのか
- 4 ラスコーリニコフの弱さ
- 第四話 自己欺瞞の文法的特徴:中島敦 「山月記」
- 0 序論
- 1 したことではなく、しなかったことを告白する李徴
- 2 緩叙法の奸計
- 第五話 屁理屈で取り戻した青春:伊藤整 「青春について」
- 0 序論
- 1 「真の」青春のジレンマ
- 2 敗北者の青春論
- 3 誰も従わない
- 〈補〉 議論の型と論者の思想の関係について
- ─R・ウィーバーの修辞理論の検討─
- あとがきにかえて
- ─乳の代金を請求する母親
復刊をお願い致します。
明治図書発行の絶版書もすべて読みたい、と思っています。
コメント一覧へ