学校行事演出カタログ5栽培活動・ボランティア活動のベストアイデア

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学校の生活に秩序と変化を与える栽培活動とボランティア活動。その現代にマッチした指導のアイデアとワザをストレートに紹介。すぐに使える便利本。


復刊時予価: 2,211円(税込)

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-160518-3
ジャンル:
特別活動
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 112頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

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まえがき
1章 栽培活動・ボランティア活動演出の基礎・基本と工夫のポイント
§1 学校行事演出の基礎・基本とは何か
§2 栽培活動・ボランティア活動演出でもとめられる工夫
1 栽培活動の演出でこれだけは知っておきたい原理・原則
2 ボランティア活動の演出でこれだけは知っておきたい原理・原則
2章 栽培活動・ボランティア活動演出のアイデア・カタログ
§1 育てる喜びを味わう栽培活動演出のアイデア・カタログ
1 ケナフ栽培活動とインターネットでの情報交換(6年)
2 鉢栽培のいろいろ(2年)
3 栽培活動から収穫祭につなげる活動例(全校)
4 地域の農業の達人に学ぶ栽培活動(2年)
5 保育園との連携を図った栽培活動(5年)
6 地域のお年寄りとの触れ合いを深めた心のこもった贈り物(全校)
7 学校全体の栽培活動から各学級や各家庭への発展(全校・6年)
8 栽培活動の記録とまとめ方いろいろ(1年・3年)
§2 自らを高めるボランティア活動演出のアイデア・カタログ
1 ボランティア活動の全体計画(全校)
2 募金活動の取組と指導のポイント(全校)
3 ユニセフ募金活動と国際理解教育(5・6年)
4 アルミ缶の回収を通した実践例(全校)
5 クリーンアドベンチャークラブの実践例(4〜6年)
6 地域の敬老会と多様な実践活動(6年)
7 児童会活動を生かした地域清掃活動(全校)
8 全校で取り組むリサイクル運動(全校)
9 地域の老人福祉施設への訪問活動(6年)
10 学校行事にお年寄りを招待する活動(全校)
11 昔の遊びクラブで地域のお年寄りとの交流を深めた実践例(クラブ)
12 ゲートボールで地域のお年寄りとの交流を深めた実践例(3年)
13 運動会に地域のお年寄りを招待した実践例(全校)
14 視聴覚障害者との交流を深めた実践例(6年)
15 養護学校小学部との交流を深めた実践例(5年)
16 地域の人々を学校に招いて交流を深めた実践例(全校)
17 地域の障害をもつ人たちの施設への訪問活動(全校)
18 視聴覚障害者との交流を深めた実践例(4年)
19 車椅子体験を通して障害のある人たちと交流を深めた実践例(全校)
20 草とり体験と社会科の学習から町を見つめる目を(4年)
21 地域の人々と共に活動するボランティア活動(全校)
22 地域の伝統的な文化を継承するためのボランティア活動(4年)

まえがき

 21世紀の教育がスタートしました。これからの社会は,これまで以上に変化が激しくなるものと予想されています。これからは,真に豊かな心をもちたくましく生きる力をはぐくむ教育の推進に一層努めなければなりません。新学習指導要領はそうした考え方から改善されました。その改善は次の4つのねらいをもって行われました。

1 豊かな人間性や社会性,国際社会に生きる日本人としての自覚を育成すること

2 自ら学び,自ら考える力を育成すること

3 ゆとりのある教育活動を展開する中で,基礎・基本の確実な定着を図り,個性を生かす教育を充実すること

4 各学校が創意工夫を生かし特色ある教育,特色ある学校づくりを進めること

 こうしたねらいを実現するため,従来から積み上げられてきた教育のシステムを継承し発展させる必要性が確認され,各教科,道徳,特別活動という学習指導要領の基本構造は変わりませんでした。そして,学校行事の内容構成そのものも引き継がれ,さらに新たな課題が加わるなど一層充実し強化する方向で改善が図られました。特に,近年の子供たちは自然体験や社会体験が不足し,人間関係も希薄になってきていることから,心の教育の重要性が叫ばれています。しかし,こと学校行事への子供の参加意欲はきわめて高く,子供の目は輝き,全力を出し切って予想以上の成果をあげたりもします。そうしたことから,望ましい集団活動を通して豊かな人間性や社会性の育成を図ること,学校の創意工夫を生かした特色ある学校づくりを推進することなどが強調されましたが,学校教育における学校行事の機能・役割への期待が一層大きなものとなっていると考えられます。

 したがって,各学校が学習指導要領の趣旨を踏まえて教育課程を編成する場合,これまで果たしてきた学校行事の教育的意義や成果を再確認した上で,新しい時代に対応する内容を取り上げ,しかも,その指導において,子供たちにとって魅力的な体験の場となるよう一層工夫することが必要です。つまり,教師の協働体制を確立しアイディア豊かな演出の下に行事を効果的に展開し,子供が感動し自らの生き方へ動機づけを図るようにするため十分な価値ある体験としての学校行事の創造に努めることが大切です。なお,そうした各学校の取組のために本双書は大いに参考になると思います。

 最後に,ここに新たな時代のスタートにふさわしい企画,そして編集等において多大なるご支援をいただいた明治図書編集部安藤征宏氏に対しここに記して心から感謝の意を表します。


  平成13年2月   編  者

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      明治図書

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