学校行事演出カタログ4遠足・修学旅行・自然教室のベストアイデア

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学校の生活に秩序と変化を与える遠足・修学旅行・自然教室。その現代にマッチした指導のアイデアとワザをストレートに紹介。すぐに使える便利本。


復刊時予価: 2,244円(税込)

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-160429-2
ジャンル:
特別活動
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 116頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

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まえがき
1章 遠足・修学旅行・自然教室演出の基礎・基本と工夫のポイント
§1 学校行事演出の基礎・基本とは何か
§2 遠足・修学旅行・自然教室演出で求められる工夫
1 遠足・集団宿泊的行事のねらい
2 遠足・集団宿泊的行事の実施上の留意点
3 遠足の演出でこれだけは知っておきたい原理・原則
4 修学旅行の演出でこれだけは知っておきたい原理・原則
5 自然教室の演出でこれだけは知っておきたい原理・原則
2章 遠足・修学旅行・自然教室演出のアイデア・カタログ
§1 参加の喜びがある遠足演出のアイデア・カタログ
1 多様な体験を演出する遠足の計画例
2 下見のポイントとオリエンテーション
3 役割分担とリーダー体験の工夫
4 子どもの思いを生かした「しおり作り」の工夫
5 楽しさ100倍! バス内のレクリエーション
6 現地で行うボランティア活動
7 人間関係を深める現地での遊び
8 異年齢集団活動を取り入れた全校徒歩遠足
9 教師の笛によらない集団活動の工夫
10 思い出を彩る事後の活動例
§2 思い出に残る修学旅行演出のアイデア・カタログ
1 子どもの主体的な活動を促す教科等との関連指導
2 これだけは守らせたい公衆マナー
3 安全意識を高める工夫エトセトラ
4 一人一人を生かす組織づくり
5 修学旅行の「しおり作り」のポイント
6 他校との交流を取り入れた実践例
7 バスの中を盛り上げるレク遊びあれこれ
8 課題検証活動の実践ポイント
9 宿での思い出・夜の集い例
10 作ろう! ぼく・わたしの「修学旅行記」
§3 豊かな体験を用意する自然教室演出のアイデア・カタログ
1 期待感を高める組織づくりの工夫
2 子どもの意欲を高める課題選択,調査活動の工夫
3 子どもたちの手による「しおり作り」のポイント
4 みんなで盛り上げるキャンプファイヤー
5 夜の楽しい活動例
6 自然との触れ合いを大切にした活動例
7 自然の素材を生かした活動例
8 自然の中で味わう献立アラカルト
9 安全面に対する指導のポイント
10 自然教室体験発表会のアイデア

まえがき

 21世紀の教育がスタートしました。これからの社会は,これまで以上に変化が激しくなるものと予想されています。これからは,真に豊かな心をもちたくましく生きる力をはぐくむ教育の推進に一層努めなければなりません。新学習指導要領はそうした考え方から改善されました。その改善は次の4つのねらいをもって行われました。

1 豊かな人間性や社会性,国際社会に生きる日本人としての自覚を育成すること

2 自ら学び,自ら考える力を育成すること

3 ゆとりのある教育活動を展開する中で,基礎・基本の確実な定着を図り,個性を生かす教育を充実すること

4 各学校が創意工夫を生かし特色ある教育,特色ある学校づくりを進めること

 こうしたねらいを実現するため,従来から積み上げられてきた教育のシステムを継承し発展させる必要性が確認され,各教科,道徳,特別活動という学習指導要領の基本構造は変わりませんでした。そして,学校行事の内容構成そのものも引き継がれ,さらに新たな課題が加わるなど一層充実し強化する方向で改善が図られました。特に,近年の子供たちは自然体験や社会体験が不足し,人間関係も希薄になってきていることから,心の教育の重要性が叫ばれています。しかし,こと学校行事への子供の参加意欲はきわめて高く,子供の目は輝き,全力を出し切って予想以上の成果をあげたりもします。そうしたことから,望ましい集団活動を通して豊かな人間性や社会性の育成を図ること,学校の創意工夫を生かした特色ある学校づくりを推進することなどが強調されましたが,学校教育における学校行事の機能・役割への期待が一層大きなものとなっていると考えられます。

 したがって,各学校が学習指導要領の趣旨を踏まえて教育課程を編成する場合,これまで果たしてきた学校行事の教育的意義や成果を再確認した上で,新しい時代に対応する内容を取り上げ,しかも,その指導において,子供たちにとって魅力的な体験の場となるよう一層工夫することが必要です。つまり,教師の協働体制を確立しアイディア豊かな演出の下に行事を効果的に展開し,子供が感動し自らの生き方へ動機づけを図るようにするため十分な価値ある体験としての学校行事の創造に努めることが大切です。なお,そうした各学校の取組のために本双書は大いに参考になると思います。

 最後に,新たな時代のスタートにふさわしい企画,そして編集等において多大なるご支援をいただいた明治図書編集部安藤征宏氏に対しここに記して心から感謝の意を表します。


  平成13年2月   編  者

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      明治図書

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