- はじめに
- Part1 おすすめアプリの概要&使用法
- 本書のコンセプトと活用方法
- CREEVO[AI自動作曲アプリ]
- Scratch[プログラミング(音楽,映像)]
- MuseScore Studio[楽譜制作,再生アプリ]
- カトカトーン[音楽制作アプリ]
- Part2 個別最適な学び×協働的な学び×ICTの音楽授業アイデア
- 1 カトカトーンでリズムを入力してみよう
- 3年|音楽づくり/カトカトーン
- 2 ラドレの音で旋律をつくろう
- 3年|音楽づくり/Scratch
- 3 言葉のリズムとイメージに合う音を探そう
- 3年|音楽づくり/Scratch
- 4 日本の音階を使ってグループで旋律をつくろう
- 4年|音楽づくり/カトカトーン
- 5 おはやしのリズムを楽しみ,おはやしをつくろう
- 4年|音楽づくり/MuseScore Studio
- 6 Song Makerを使ってグループで音楽をつくろう
- 4年|音楽づくり/Song Maker
- 7 カトカトーンで創作して,実際に演奏してみよう
- 5年|音楽づくり/カトカトーン
- 8 和音の響きに基づいて旋律をつくろう
- 5年|音楽づくり/Song Maker
- 9 サンプリング音で声の変化や表現を楽しもう
- 5年|音楽づくり/Scratch
- 10 ボイスアンサンブルを楽しもう
- 6年|音楽づくり/MUSICCAドラムマシン,「ムーブの部屋」
- 11 言葉のリズムで音楽をつくってみよう
- 6年|音楽づくり/Scratch
- 12 じゅんかんコードを使って旋律をつくろう
- 6年|音楽づくり/カトカトーン
- 13 比較を通して曲や演奏の特徴を感じ取ろう
- 3年|鑑賞/Padlet
- 14 旋律や楽器の特徴をとらえて絵と言葉で表そう
- 3年|鑑賞/Padlet
- 15 楽器の音色や曲の重なりを聴こう
- 3年|鑑賞/カトカトーン
- 16 「茶色の小びん」の旋律を打ち込み,編成を考えよう
- 4年|器楽・鑑賞/カトカトーン
- 17 箏の音色に親しみながら聴こう
- 4年|歌唱・器楽・鑑賞/KotoRatch
- 18 日本のお祭りや歌について知ろう
- 4年|鑑賞/Padlet
- 19 自分たちの民謡マップをつくろう
- 5年|鑑賞/Padlet
- 20 合唱の響きを聴き比べよう
- 5年|鑑賞/Padlet,YouTube
- 21 民謡風に自分たちの歌をつくろう
- 5年|音楽づくり・鑑賞/CREEVO
- 22 曲想の変化を楽しもう
- 6年|鑑賞/MuseScore Studio
- 23 自分のお店のイメージソングをつくろう
- 6年|歌唱・音楽づくり/CREEVO
- 24 旋律の動きや重なりを楽しもう―「カノン」―
- 6年|器楽・音楽づくり・鑑賞/MuseScore Studio,YouTube
はじめに
『1人1台端末でみんなつながる!音楽授業のICT活用ハンドブック』(2022年2月),そして『音楽×アプリ×授業アイデア100』(2023年9月)に引き続き,本書を上梓することができたのは,ひとえに前2冊をお読みくださり,授業に活用してくださった先生方のおかげです。深く感謝申し上げます。
この間,2019年に始まったGIGAスクール構想は第2期に入ろうとしています。そして,第2期を見据えて,授業に関わることでは「教材としてのデジタルコンテンツの活用促進」(文部科学省初等中等教育局「総合経済対策及び令和5年度補正予算(GIGAスクール構想関係)について」令和5年12月)がいわれています。
本書はまさにその先駆けといえます。
前2作では,音楽授業に役立つアプリの紹介(ハンドブック)やアプリを使った授業アイデア(アイデア100)の紹介が主な内容でした。
本書は,教科書の教材をもとにしたICT端末を使った実践についてです。実は,研修会や講習会などで「教科書の内容にICT機器をどのように使えばよいのか」という声を多く聞きます。本書はいわばそういった現場の「呼びかけ(ニーズ)にこたえた」内容になっています。
本書の対象は,小学3〜6年生の「表現(音楽づくり)」と「鑑賞」です。本書の詳しい使用方法は「本書のコンセプトと活用方法」をお読みいただきたいと思いますが,本書は,取り上げた教科書の教材にのみ使用するのではなく,歌唱や器楽,また音楽づくりや鑑賞の他の教材にも使えるよう,アプリの活用方法には汎用性をもたせて執筆いたしました。
まずは手に取っていただき,ここに書かれた教材でアプリを実際に活用してみて,そしてそこからは先生自らのアイデアでその他のさまざまな教材に応用していただけたら,執筆者一同,大変うれしく思います。
なお,本書に関する内容やアプリの使用方法などについて,いつでもお問い合わせやご質問にお答えします。編著者の瀧川淳まで遠慮なくご連絡いただければ幸いです(研修会の講師などもお引き受けできます)。
最後になりましたが,前2作に引き続き,本書は企画編集の段階から明治図書の木村悠さんに多くのご助力をいただきました。ここに深く感謝申し上げます。
/瀧川 淳
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- 明治図書