やさしくわかる 生徒指導提要ガイドブック

やさしくわかる 生徒指導提要ガイドブック

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好評2刷

12年ぶりの全面改訂!新時代の生徒指導がやさしくわかる

「与える」生徒指導から「支える」生徒指導へ。時代の変化に即して生まれ変わった生徒指導提要を、やさしくコンパクトに解説しました。チーム支援の在り方、SNSいじめ、多様な背景を持つ児童生徒への対応など、提要のポイントがギュッと詰まった1冊です。


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PDF
ISBN:
978-4-18-130527-7
ジャンル:
生活・生徒・進路指導
刊行:
2刷
対象:
小・中・他
仕様:
A5判 176頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年4月15日

CONTENTS

もくじの詳細表示

はじめに
[生徒指導提要の基礎知識]
Q01 生徒指導提要ってなんですか?
Q02 なぜ「改訂」されたのですか?
Q03 一番の改訂点はなんですか?
Q04 改訂されたことにより,どのような影響が出ますか?
[生徒指導の基本的な進め方]
Q05 生徒指導の定義と目的はなんですか?
Q06 重層的支援構造(2軸3類4層)とはなんですか?
Q07 児童生徒理解のためのポイントはなんですか?
Q08 集団指導・個別指導それぞれで気をつけることはなんですか?
Q09 生徒指導におけるチーム支援にはどのようなものがありますか?
Q10 生徒指導における基盤とはなんですか?
Q11 生徒指導に取り組むに当たって特に留意すべきことはなんですか?
[生徒指導を踏まえた教育課程の進め方]
Q12 児童生徒の発達を支えるような教育課程の在り方とはどのようなものですか?
Q13 生徒指導を意識した教科・科目等の指導のポイントはなんですか?
Q14 生徒指導を意識した道徳教育のポイントはなんですか?
Q15 生徒指導を意識した総合的な学習(探究)の時間のポイントはなんですか?
Q16 生徒指導を意識した特別活動のポイントはなんですか?
[チーム学校で取り組む生徒指導]
Q17 そもそも“チーム学校”とはどのような考え方ですか?
Q18 生徒指導部と生徒指導主事の位置付けはどのようなものですか?
Q19 学年・校務分掌を横断する生徒指導体制のポイントはなんですか?
Q20 教職員の研修時に気をつけることはなんですか?
Q21 教育相談とはなんですか?
Q22 生徒指導と教育相談が一体となるために必要な手立てはなんですか?
Q23 アセスメントの基本的な流れとはどのようなものですか?
Q24 生徒指導における危機管理体制のポイントはなんですか?
Q25 校則の運用・見直しはどのように行えばよいですか?
Q26 懲戒の種類や体罰の防止について押さえておくべきことはなんですか?
Q27 家庭・地域との連携のポイントはなんですか?
Q28 関係機関や福祉とのつなぎ方のポイントはなんですか?
[いじめ]
Q29 いじめ防止対策推進法とはどのような法律ですか?
Q30 「いじめの重大事態」とはどのようなもので,どういった対処が必要ですか?
Q31 いじめに実効的な組織体制とはどのようなものですか?
Q32 いじめの未然防止・早期発見対応におけるポイントはなんですか?
Q33 いじめでの保護者・地域関係機関との連携体制における留意点はなんですか?
[暴力行為・少年非行]
Q34 暴力行為への指導体制で特に求められることはなんですか?
Q35 暴力行為の未然防止,前兆行動の早期発見・対応にはどのようなものがありますか?
Q36 暴力行為の被害を受けた児童生徒等へのケアのポイントはなんですか?
Q37 非行行為への対応における聴き取り・記録のポイントはなんですか?
Q38 非行への対応で,関係機関との連携において大切なことはなんですか?
[児童虐待]
Q39 児童虐待にはどのような種類がありますか?
Q40 児童虐待が疑われた際に学校にはどのような役割が求められますか?
Q41 虐待対応のための校内体制・アセスメントはどのようにしたらよいですか?
[自殺]
Q42 自殺予防のための教育相談体制はどのように考えたらよいですか?
Q43 自殺リスクの高い児童生徒への介入で気をつけるべきことはなんですか?
Q44 自殺予防の3段階に応じた学校の取組にはどのようなものがありますか?
Q45 事後対応で求められる手順や留意点はなんですか?
[進路指導]
Q46 生徒指導ではキャリア・パスポートをどのように活用したらよいですか?
Q47 中途退学を防ぐ支援・関係機関との連携にはどのようなものがありますか?
[不登校]
Q48 不登校の定義と今日的課題・支援はどのようになっていますか?
Q49 不登校に関する生徒指導の構造にはどのようなものがありますか?
Q50 家庭訪問等,保護者とはどのように関わったらよいですか?
[インターネット・携帯電話]
Q51 インターネット等における関連法規等にはどのようなものがありますか?
Q52 インターネット等の指導において特に留意すべきことはなんですか?
Q53 インターネットに関わる問題の未然防止のポイントはなんですか?
Q54 インターネットに関わる問題が起きたときにどう対処したらよいですか?
Q55 1人1台端末の活用と生徒指導はどのように連携を図っていけばよいですか?
[性]
Q56 性に関する課題で知っておくべき関連法規等にはどのようなものがありますか?
Q57 性に関する課題のチーム支援はどのようにしたらよいですか?
Q58 性的被害者への生徒指導上のケア・支援のポイントはなんですか?
Q59 性の多様性に関する課題について,学校としてどう理解し,対応したらよいですか?
[多様な背景を持つ児童生徒]
Q60 発達障害の児童生徒にはどう対応したらよいですか?
Q61 精神疾患の児童生徒への対応のため押さえるべき基礎知識とはなんですか?
Q62 健康問題に関する指導において気をつけるべきポイントはありますか?
Q63 児童生徒の多様な家庭的背景をどう受け止め指導したらよいですか?
[生徒指導を学ぶ]
Q64 生徒指導の最新情報を学ぶにはどうしたらよいですか?
Q65 生徒指導を支える学校心理学を学ぶにはどうしたらよいですか?
Q66 生徒指導を促進するチーム支援を学ぶにはどうしたらよいですか?
Q67 学習指導と生徒指導の一体化を学ぶにはどうしたらよいですか?
執筆者一覧

はじめに

ビジョンは一つ,方法は多様
 One Vision and Multidisciplinary Approach


 本書を手にしていただき,まことにありがとうございます。タイトルにありますように,本書は2022年12月に文部科学省より刊行された『生徒指導提要』(改訂版)の解説書です。私は同書の作成を検討する「生徒指導提要の改訂に関する協力者会議」の座長であり,デジタルテキストの作成者です。本書の作成の意図や方針を,個人史も含めて述べてはじめの言葉としたいと思います。なお,以下の内容の一部は,ほんの森出版(2023)『月刊学校教育相談』1月号掲載の八並光俊「リーガル・ナレッジに基づく発達支持的生徒指導の充実を」(pp.10-13)を引用・改変しています。


1 苦境に立つ子供の救済


 私は,小学校3年生になったとたんに,複数の同級生から暴力的ないじめを受け,命を守るために不登校を選択しました。また,同時期に,父親が難病に倒れ,奨学金で高校から大学院まで過ごしました。つまり,ヤングケアラーで長年過ごしました。そのような生活経験から,自分と同じような境遇の子供や,もっと苦境に立っている子供を助けたいと思ってきました。また,子供救済の近道は,教職員,保護者,地域住民及び関係機関の方々の生徒指導への理解の深まりしかないと思ってきました。その具体的方法が,私自身の生徒指導研究であり,改訂版の作成でした。


2 フロンティア・スピリットの貫徹


 貧しい私が身を起こすためには,学問しかありませんでした。42年前は,国立大学の大学院進学も難しく,博士課程からすぐに大学教員になれるわけでもありませんでした。その状況下で,私は当時学問として認知されていない生徒指導を研究テーマにしました。生徒指導研究の開眼の契機は,アメリカへの国費留学でした。そこで,スクールカウンセリングの源流となるガイダンス・アンド・カウンセリングを学び,新たな生徒指導研究を帰国後推し進めました。今もって,孤高の名もなき大学教員ですが,初心のフロンティア・スピリットを忘れずに,不断の努力は怠っていません。


3 「やさしくわかりやすい」という本書の特色


 『生徒指導提要』は,いじめ自死のような悲劇を二度と起こさない,教育本来の目的である子供たち一人一人のキャリア実現を支える書として世に送り出しました。そのためには,まずは同書を読んでいただく必要があります。作成に当たっては,教職員だけではなく,保護者,関係機関の皆様方にもわかりやすく読めることを心がけました。しかし,国の基本書ということと,紙面の制約上,わかりにくいことが多々あると推察します。そこで,本書では,読者の皆様にやさしく解説をし,ご理解いただくよう配慮しました。


4 ビジョンは一つ,方法は多様


 生徒指導は,多様な子供たちの個性の発見やよさや可能性の伸長を支え,主体的な自己実現を願うという点では,ビジョンは一つです。ただし,多様性に富む子供たちへの支援方法は,多様です。これが生徒指導の学際性の所以です。本書の執筆者は,生徒指導の基盤を成す学校心理学を主軸に,生徒指導の諸課題に精通した大学教員と,公認心理師,弁護士という心理や法の専門家で構成しています。皆様,快諾いただき編者の一人として感謝致します。また,本書が,皆様の生徒指導理解の一助になれば幸いです。


   /八並 光俊

著者紹介

八並 光俊(やつなみ みつとし)著書を検索»

東京理科大学教授,専門は生徒指導。日本生徒指導学会会長,中央教育審議会委員,インディアナ大学客員研究員,2009年度アメリカ国務省より次世代の日本のリーダーに選出。

石隈 利紀(いしくま としのり)著書を検索»

東京成徳大学教授。筑波大学名誉教授(元副学長・附属学校教育局教育長)。Ph.D(学校心理学)。一般社団法人日本学校心理学会理事長,公益社団法人日本公認心理師協会副会長。

田村 節子(たむら せつこ)著書を検索»

東京成徳大学教授。博士(心理学)。専門は学校心理学,学校臨床。一般社団法人日本学校心理学会副理事長,2003年度日本教育心理学会優秀論文賞受賞。

家近 早苗(いえちか さなえ)著書を検索»

東京福祉大学教授。博士(カウンセリング心理学)。公立小学校教諭,国立武蔵野学院厚生教官,埼玉県教育事務所SC,聖徳大学准教授,大阪教育大学教授を経て現職。一般社団法人日本学校心理学会副理事長。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 校内研究の関係で、全職員に分かり易いものを探していたところ、本書に行き当たりました。シンプルに分かり易い構成で、大変参考になりました。
      2024/1/2250代・中学校管理職
    • 何に基づいて生徒指導を行うか、という点がハッキリして良かった。
      2023/12/1240代・中学校教員
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