やさしい言葉が心に響く 小学校長のための珠玉の式辞&講話集

やさしい言葉が心に響く 小学校長のための珠玉の式辞&講話集

新刊

総合75位

いつの間にか聞き入ってしまう珠玉のお話

易しく、優しい言葉で、子ども、保護者の心に響く式辞や講話をたくさん集めました。エピソードや名言を交えつつ、単なるお説教にとどまらない、聞き手を強くイメージした、気持ちに寄りそうお話の数々。式辞は行事ごと、講話は目的ごとに示してあり、使い勝手抜群です。


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ISBN:
978-4-18-123019-7
ジャンル:
学校経営
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 176頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年4月22日
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目次

もくじの詳細表示

序章 心に響く珠玉の言葉を贈ろう
1 聞き手の想定をいい意味で裏切るエピソード
2 映像化できるほどの具体性
3 わかりやすい言葉
4 実感を込めた語り
第1章 子どもと保護者の心に響く式辞
1学期始業式
だれでも必ず一番になれるものがある
小さな目標を達成して,大きな目標につなげる
入学式
アンパンマンのように優しく,ドラえもんのように仲良く
PTA総会
子どもがもっているものを見極め,生かす
1年生を迎える会
名前を呼べば,仲良しになれる
1学期終業式
夏休みは今までにない自分の力が出せる大きなチャンス
2学期始業式
つい怠けてしまう弱い自分に勝つ
続けることに大きな意味がある
社会科見学
一流の仕事は人を感動させる
運動会
負けても優勝
学校公開日
雨の日の水やり
演劇鑑賞会
つらい,苦しい姿勢ほど美しく見える
2学期終業式
「形」は大事
3学期始業式
いつでも新鮮な気持ちで
「もしもそうなったら」と考えて準備に臨む
1日入学
失敗した方が伸びる
卒業式
行動する人,あきらめない人になる
まずは強く思う/心が変われば運命は変わる
修了式
0.1mmの紙を30回折ると
よい習慣は自分を助けてくれる
職員歓迎会
出会いはいつもベストなタイミングでやってくる
職員送別会
攀轅臥轍(はんえんがてつ)
第2章 子どもにやさしく寄り添う講話
劣等感を武器にする【向上心】
ただ寄り添うことも思いやり【思いやり】
四つ葉のクローバーは傷から生まれる【克己・努力】
見方次第で物事は違って見えてくる【明朗】
やってもらったからやるのではなく,自分から【自主・自律】
大変なときもごまかさない【誠実】
正直に生活すると人生さえ変わる【正直】
「教えてもらう力」を高める【素直・忍耐・向上心】
礼儀やあいさつは勉強や運動の質に通じる【礼儀・節度】
集中するとつらさも乗り越えられる【集中・努力】
だれかのためを思って仕事をする【勤労・奉仕】
欠点も自分の一部とさらけ出す【向上心】
自分の身の回りや習慣を変える【努力・向上心】
悩みや苦労にとらわれ過ぎない【よりよく生きる】
一流の時間の使い方【節度・克己】
相手を許すと自分も救われる【友情】
譲ることは美しい【謙譲・謙遜】
「リアクション」で仲は深まる【礼儀・信頼・集団性格の向上】
高い技術だけが能力ではない【友情・協力】
「みんなのため」が「自分のため」になる【思いやり・進取・協力】
いろんなことに気づける人は幸せな人【多面的・多角的な見方】
3年も座られた石【忍耐・思いやり】
コミュニケーションの不思議な力【コミュニケーション・友情】
友情は努力して育てるもの【思いやり・気配り・礼儀】
強く思えば思ったようになる【強い意志・意欲】
目標を達成するために乗り越えなければならない苦しさ【忍耐】
見ていないでやってみよう【自主性・協力】
返事やあいさつは自分のため【礼儀・自主性】
学校を代表する気持ちで【自律心・誇り】
失敗した後が大事【前向き・明朗】
まず「型」を学ぶ【生活習慣・作法】
自分の力を発揮するのに適した場所を見つける【適材適所・自分を知る】
短所は長所【想像力・発想力】
強い思いは岩をも突き通す【向上心・伝統文化】
「相手が先,自分は後」が自分のため【思いやり・相互理解】
コンプレックスを強さに変える【向上心・寛容】
掃除は心を込めて【勤労・愛校心】
親は身近な神様,仏様【親孝行・家族愛】
自分を信用しないほどの厳しさ【節制・向上心】
好奇心をもって試せば失敗も成功に【真理の追求・自然愛護・好奇心】
一生懸命とはどういうことか【勤労・強い意志】
自分の知らない自分に個性が出る【個性の伸長】
つらいときそばにいるのが本当の友だち【友情・思いやり】
見ることの難しさ【真理の探究・創造】

はじめに

 私が中学生のころですから,今から45年以上前の話になります。

 当時は毎週月曜日に朝会があり,ほぼ毎回,校長先生が何らかのお話をされていました。

 どのようなお話をされていたのか,今となってはすっかり内容を忘れてしまっているのですが,ひとつだけうっすらと覚えているお話があります。それはこんなお話でした。


 ある若者が学問で身を立てようと都会へ出てきた。

 しかし,なかなか学問は成就せず,もうあきらめて家に帰ろうとした。

 家に帰る途中,小さな渓流を渡ったのだが,そこに1人のお婆さんがいる。こんなところで何をしているのだろうかと思って見ると,お婆さんは鉄の斧を研いでいた。

 そこで若者はお婆さんに,

 「ここで何をしているのですか?」と問うた。

 するとお婆さんは,

 「斧を研いで,針をつくっているのです」と答える。

 若者はこのお婆さんの言葉に衝撃を受けた。

 斧を研いで針をつくるなど,気の遠くなるような話である。しかし,辛抱強く研ぐことを続ければ,いつか針になるだろう。

 学問の道もこれと同じだ。少しくらい努力してうまくいかなかったからといって,そこであきらめてはならない。忍耐強く努力を続ければ,いつかきっと成就できるに違いない。

 そう考えた若者は,家に帰るのをやめて学問を続け,やがて立派な学者になった。


 そうです。この話は「磨斧作針」という故事です。若者は李白だということになっています。

 当時は「磨斧作針」という言葉も,その故事も知りませんでした。しかし,斧を研いで針をつくるという話は,私の心に強く残り,いつまでも消えることはありませんでした。

 後に私は,二宮尊徳翁の「積小為大」という言葉を知り,イエローハット元社長,鍵山秀三郎先生の「成功のコツは2つある。『コツコツ』」という言葉を知り,イチロー選手の「小さいことを積み重ねるのが…」という言葉を知ります。それらの言葉はその後の私の人生の大きな指針となりました。今改めて思い返すと,その原点は中学生時代に聞いた校長先生の「磨斧作針」の故事にあったようにも思えます。


 このように,だれの心にも,いつまでも消えないエピソードがいくつかあるのではないでしょうか。そのエピソードは,何か事あるごとに記憶の底から立ち上がり,その人の決断を後押ししたり,失意から立ち直るきっかけとなったり,他の人を励ましたりするでしょう。

 だれかの人生に深くかかわっていくような話を,たとえ1つでも届けることができたら,まさに教師冥利に尽きると思います。

 校長先生の講話は,そのような特別な話になる可能性に満ちています。校長先生は子どもたちにとって特別な存在だからです。


 在学中はもちろんのこと,卒業してからもずっと子どもたちの心に残り,子どもたちを励まし勇気づけるような講話を,校長先生の熱い思いとともに,ぜひ子どもたちに届けていただきたいと思います。

 本書にそのささやかなお手伝いができれば幸せに思います。


  2019年2月 /山中 伸之

著者紹介

山中 伸之(やまなか のぶゆき)著書を検索»

1958年栃木県生まれ。宇都宮大学教育学部卒業。栃木県公立小中学校に勤務。

●研究分野

国語教育,道徳教育,学級経営,語りの教育

日本教育技術学会会員,日本言語技術教育学会会員

日本群読教育の会常任委員,「実感道徳研究会」会長

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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