- はじめに
- 蔵書管理
- No.001 書架整理@倒れている本を起こす
- No.002 書架整理A本は手前でそろえる
- No.003 書架整理Bスピンを折り込む
- No.004 書架整理C背の順に並べる
- No.005 書架整理D本の並び順を再確認する
- No.006 分類見出し@差し込み表示
- No.007 分類見出しA横長の差し込み
- No.008 分類見出しBL字型ブックエンドの活用
- No.009 分類見出しC絵本編
- No.010 絵本に50音シールを貼る
- No.011 絵本のシリーズや昔話の識別シールを貼る
- No.012 絵本の50音を貸し出しソフトへ入力する
- No.013 色シールにも意味をもたせる
- No.014 別置記号を貸し出しソフトへ入力する
- No.015 除籍本の背ラベルを隠す
- No.016 点字手話の分類記号
- No.017 背表紙の色あせ@ジャケットの一部を切り取る
- No.018 背表紙の色あせAジャケット全体を一周切り取る
- No.019 背表紙の色あせB「背表紙の森」の活用
- No.020 ブッカー貼り替え(背表紙部分のみ)
- No.021 背ラベルの種類を統一する
- No.022 背ラベルは印刷して統一感を出す
- No.023 背ラベルを貼る位置のルールを定める
- No.024 背ラベルの書体を統一する
- No.025 辞書の管理
- 環境整備
- No.026 書架の奥行き調整@牛乳パック編
- No.027 書架の奥行き調整A段ボール箱編
- No.028 本のクリーニング
- No.029 ゴミ箱もきれいに
- No.030 掲示板クリーニング
- No.031 掲示板の画鋲残りをチェック
- No.032 閲覧席のクリーニング@布張り以外の椅子
- No.033 閲覧席のクリーニングA布張りの椅子
- No.034 書架の棚板クリーニング
- No.035 棚板に紙を貼る
- No.036 リメイクシートの活用
- カウンター整備
- No.037 文房具収納@種類別収納
- No.038 文房具収納A姿置き
- No.039 ラベリング
- No.040 やりかけボックス(トレー)を作る
- No.041 児童生徒の作品ボックス
- No.042 本の病院
- No.043 ファイルのタイトルの付け方@
- No.044 ファイルのタイトルの付け方A
- No.045 バーチカルファイリングの活用@
- No.046 バーチカルファイリングの活用A
- No.047 本の登録セット
- No.048 マスキングテープ収納
- No.049 作業確認シート
- No.050 司書の居場所
- No.051 貸出台帳にひと工夫
- No.052 退室時のカウンター机
- No.053 退室時の作業机
- No.054 装飾収納@A4サイズ
- No.055 装飾収納AA3サイズ
- No.056 装飾収納BA2サイズ
- No.057 装飾収納Cファイルケースで収納
- No.058 装飾収納Dボックスで収納
- No.059 色画用紙収納
- No.060 紙芝居収納
- No.061 新聞収納と活用@
- No.062 新聞収納と活用A
- 掲示アイデア
- No.063 新聞の掲示
- No.064 学校図書館の日
- No.065 登場人物身長計
- No.066 中学校はこんなところ
- No.067 ジャケットの掲示
- No.068 色紙本棚
- No.069 メニュー表風おすすめ本
- コーナーアイデア
- No.070 本を虹色に並べる
- No.071 本の色占い
- No.072 しおりになる新春三角おみくじ
- No.073 入口正面には旬の本
- No.074 図書委員の「マイセレクトボックス」
- No.075 背表紙で会話
- No.076 10月5日は教師の日
- No.077 工作の本で実物を作り展示
- No.078 ポップ作成@出版社の拡材利用
- No.079 ポップ作成Aカタログの拡材利用
- No.080 帯の活用@おびよみ
- No.081 帯の活用Aポップ
- ちょっとしたアイデア
- No.082 帯の保管
- No.083 ポップの角度をそろえる
- No.084 端材でポップスタンド作成
- No.085 本の額縁で展示をグレードアップ
- No.086 ジャケットリメイク@ファイルにリメイク
- No.087 ジャケットリメイクA小物立てにリメイク
- No.088 ジャケットリメイクBバッグにリメイク
- No.089 ブッカーかけ用の定規@
- No.090 ブッカーかけ用の定規A
- No.091 背ラベル用定規
- No.092 テープがつかない手袋
- No.093 自己紹介の「パタパタ」
- No.094 図書更新パンフレットの活用
- No.095 貸し出しに制限をかける金シール
- No.096 分類記号の伝え方(小学生向け)
- No.097 地震対策に落下抑制テープを活用
- No.098 商品シールを貼り残す
- No.099 マットタイプのラミネートフィルム
- No.100 USB延長コード
- おわりに
はじめに
全国の司書教諭・学校司書のみなさま,こんにちは!
日々,学校図書館の環境を整え,授業をサポートし,ボランティアさんや地域と学校をつなぐお仕事,本当にお疲れさまです。
私は東京都内のとある区で小学校・中学校の学校司書をしています勝呂と申します。もうすぐ15年になりますが,多くの自治体がそうであるように,常勤ではなく週1回の勤務で毎回奮闘しています。
まだキャリアが浅かったころ,限られた時間の中でどうやったら効率よく,学校図書館の運営ができるか,悩みに悩んだ時期があります。
アイデアは山ほど沸くのにそれを実現する時間がない…カウンターの周りはいつの間にかモノであふれ,蔵書はどんどん増えていく…「もうどこから手を付ければよいかわからない!」と頭を悩ませることが多くなっていきました。
試行錯誤すること数年,あるとき「NDCのようにカウンターを整える指針があれば,もっと仕事がしやすくなるのでは?」と思い,学校図書館を整えるのに役立ちそうな理論を求めて,整理収納アドバイザーの1級まで取得したのです。
その理論や視点は学校図書館でも応用がきき,私が「勝呂イズム」と称して進めている,操縦席のようにカウンター周りを整える「カウンター内コックピット計画」,蔵書を定期的に見直していく「全蔵書スタメン計画」を中心に「使いやすく整う」提案ができるようになりました。
現在は現場の学校司書兼,国内唯一の「学校図書館を整える整理収納アドバイザー」として各地の学校を回り,研修講師としてみなさんに整理収納の理論・実践とアイデア,情報をお伝えする日々を送っています。
さて,この本では,学校図書館を整えるための理論ではなく,「即実践」できるアイデアを100ピックアップしました。小さな工夫やちょっとした改善をすることで,びっくりするほど仕事がスムーズに進み,日々のやるべきことを効率的に進める力になっていくのです。
まずは【蔵書管理】として書架整理のコツ,書架の分類見出し,背ラベルのアイデアを紹介します。また【環境整備】ではより快適にきれいに整えるヒントをお伝えします。
さらに私が重きをおく【カウンター整備】では文房具の収納など,実践例を多く掲載し情報も盛りだくさんになっています。
【コーナーアイデア】では,他の書籍ではあまり見かけないアイデアも紹介しています。
最後に【ちょっとしたアイデア】,必須ではないにしても知っておくとちょっと役に立つ情報をまとめました。
明治図書出版さんにわがままを聞いていただき,100のアイデアそれぞれにQRコードをつけて,より詳細な情報をカラー版で見ることができるようにもなっています。
このような感じで,先ほどの「勝呂イズム」を中心に,ギュギュッとこの本に情報と思いを詰め込みました。
今だったら,15年前の私に向けて「小さなことの積み重ねで学校図書館の魅力は高まっていくんだよ,最初から完璧を目指さなくて大丈夫だよ」と,うしろからこっそり伝えてあげたいです。
そして,この本を手に取ってくださったみなさんが「やってみよう」「これならできそう!」と思っていただけるアイデアが1つでも見つかると嬉しいです。私がそうであったように,みなさん自身が工夫を重ね,学校図書館を「心地よい場所」と感じられるようになると,気持ちは軽くなり自然とお仕事の効率も上がります。なにより,その空間で笑顔でいられることが児童生徒さんにとって一番の安心につながるのだと思います。
エンドレスとも思えるお仕事の中で「あ,この部分が楽になっている」「気づいたらこんなに変わっていた」と感じられる瞬間のお手伝いができると,この上なく嬉しく思います。
そして全国の学校図書館が,児童生徒さんが通いたくなる,みなさんも働きやすくなる,ますます魅力的な空間になりますように。
2025年12月 /勝呂 由紀
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明治図書

















