子どもが調べて考える“ナゾ解き型社会科発問”ワーク

子どもが調べて考える“ナゾ解き型社会科発問”ワーク

好評4刷

「はてな?ワーク」色塗りすれば、基礎基本がしっかり定着

社会科のエキスパート・有田氏が、映像記憶として定着させたい場面をワーク化。例えば「検地」そこから何が見えるか、ナゾ解き的発問Q、検地の道具イラスト、色塗り出来る検地の様子イラスト、指導のおさえどころを解説ーという流れで誌面構成。授業激変のアイテム!


紙版価格: 3,476円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: 未販売

電子化リクエスト受付中

電子書籍化リクエスト

ボタンを押すと電子化リクエストが送信できます。リクエストは弊社での電子化検討及び著者交渉の際に活用させていただきます。

ISBN:
978-4-18-080031-5
ジャンル:
社会
刊行:
4刷
対象:
小学校
仕様:
B5横判 196頁
状態:
品切れ中
出荷:
未定

目次

もくじの詳細表示

本書の使い方
4年
1 新潟県の地図から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
2 47都道府県から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
3 半島・湾・海峡から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
4 島の地図から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
5 くらしとごみから何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
6 「火事を防ぐ」から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
7 水道のしくみから何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
5年
1 日本の気候区分から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
2 日本の食料生産から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
3 暖かい土地での野菜づくりから何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
4 日本の水産業から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
5 日本の工業生産から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
6 石油化学コンビナートから何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
6年
1 三内丸山遺跡から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
2 大昔のくらしから何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
3 米づくりが始まったことから何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
4 吉野ヶ里遺跡から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
5 卑弥呼から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
6 大山古墳から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
7 奈良の大仏から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
8 正倉院から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
9 十二単衣から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
10 御家人の屋敷から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
11 元寇から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
12 金閣・銀閣から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
13 長篠の戦(戦国時代)から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
14 検地から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
15 大名行列(江戸時代)から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
16 江戸の町から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
17 出島から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
18 黒船来航から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
19 新橋〜横浜間の鉄道敷設から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
20 明治維新から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
21 官営工場から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
22 ノルマントン号事件から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
23 自由民権運動(明治時代)から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
24 第1回衆議院議員選挙から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
25 日清・日露戦争(明治時代)から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
26 第2次世界大戦から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
27 駅弁包装紙から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
28 戦後のくらしから何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
29 政治体制から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説
30 地球儀から何が見えるか
問題/ イラスト/ 解説

本書の使い方

 1 本書の目的

(1) イラスト(資料)を見る力をつける

 社会科には,必ずといってよい程,文書資料やイラストが出てくる。だから,文書資料やイラストを読み取る力をつけなければ,社会科の力はつかない。

 まず,資料(イラスト)をコピーして提示し,教師がQの中から適切なものを選んで問いかけ,読み取らせていく方法が有効である。子どもが,教師の問いに答えていくうちに,資料(イラスト)を「見る力」「読み取る力」をつけられるようにしている。


(2) 「はてな?」発見の力をつける

 資料(イラスト)を見て,子どもが自分で「はてな?」,つまり「問題」をつくってみる。また,問題に答えていくうちに,こんな「はてな?」をつくればいいな,こんな「はてな?」が読み取れるのだなと,「はてな?」発見の力が自然につく。これが見る力になっていく。これを他のものに応用していく。この「応用力」が基礎基本である。


(3) 自学自習できるようになる

 資料(イラスト)があり,多くの問題が出ているので,これを教科書,資料集,参考書などを使って自分で解いていかせる。自分で「調べ・考える」ので,そのくせがついていき,しだいに調べることや考えることが面白くなってくる。つまり,自分の力で学べるようになっていく。


 2 本書の使い方

(1) 作業しながら学習を進める

 4年生から6年生まで,どの問題にも,「着色」などの作業を入れて楽しめるようにしている。

 これは,楽しみながら細かなところまでよく見るようにするためである。「よく見なさい」といっても,子どもは見ない。着色作業を入れると,自然に細かいところまで見るようになる。

 そして,作業しているうちに「はてな?」を発見したり,解答をみつけたりする。だから,手ぬきをしないことが大事である。


(2) 問いを順序よく解いていく

 問いを順に解決していくうちに,イラストを見る目ができ,「はてな?」の意味がわかってくる。そして,こんな「はてな?」がつくれるのだな(つまり,見る目ができる)というようになる。


(3) できるだけくわしく調べる

 「はてな?」(Q)を,教科書,地図帳,参考書,辞典,社会科事典などを使って調べたり,時には実際に見学に行ったり,たずねたりして,できるだけくわしく調べ,考えていく。これで調べる力がつくし,「考える力」もつく。

 この調べ,考える時にいちばん力がつくことに注意してほしい。手をぬかないようにすることだ。

 調べ,考えた後に解説を読むと効果があがる。すぐ解説を読むようでは力はつかない。

 また,「基礎用語」に着目し,この用語を身につけるように努力してほしい。


(4) 典型的な内容を「問い(Q)」の型で入れている

 例えば,「大昔のくらしから何が見えるか」の場合,このイラスト1枚で縄文時代の人々のくらしがほとんどクローズアップできるように,内容をつめ込んでいる。

 だから,30の歴史・政治・地理のネタを学習すれば,大昔から昭和までのおよその内容がつかめるようになっているし,政治・地理の中心になる内容もつかめるように配慮している。

 4年は7つの内容,5年は6つの内容を入れているが,いずれも大切な内容はおとさないようにしている。それで,ていねいに問いを解いていくようにしてほしい。


(5) 教師が問いかけながら考えさせる

 学校で一斉に学習させるときは(これも可能である),イラストをコピーして配布し,教師がQを問いかけて答えさせたり,子どもにイラストから「問題をつくらせる」方法などがある。

 前者の場合は,主なQを選んで行うことが有効である。

 そうすることによって,どんな「発問Q」が子どもを動かすことができるのかつかめるし,教師の「発問づくり」の練習にもなる。

 問題を配布して自学自習させ,その後で解説部分を配布する方法もある。これで完全に自学自習できるようになる。

 多様な使い方を工夫して使ってほしい。使い方は自由なのだから。

著者紹介

有田 和正(ありた かずまさ)著書を検索»

1935年 福岡県生まれ。

玉川大学文学部教育学科卒業。

福岡県の公立校,福岡教育大学附属小倉小学校,筑波大学附属小学校を経て愛知教育大学教授。

1999年3月 愛知教育大学定年退官。

現在,教材・授業開発研究所代表,東北福祉大学特任教授。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 愛用しています
      2017/4/240代・中学校教員
    • イラスト込みで使いやすい。
      2015/6/230代・小学校教員
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

ページトップへ