- 発刊にあたって
- T 地球儀の必要性と本書の活用
- 地球儀の活用で授業はどう変わるか
- 地球儀活用の5つのポイント
- U 基礎・基本
- ―地球儀を使った学び方―
- 地球儀の使い方「基礎・基本」
- いろいろな地球儀
- 地球儀と組み合わせて「調べる」「発表する」
- @インターネット上の地図ソフト
- A教師用平面地図(掛け地図)
- B外国の地図
- C電子黒板
- D写真
- V 3年 地球儀の活用がたくさんある授業づくり
- 子どもと学べる「おもしろ地球儀クイズ」
- ガイダンス 教室に地球儀がやってきた
- 小単元 お店の仕事〜外国からくる食品〜
- 小単元 工場の仕事〜外国とのつながり〜
- 自由研究 地球儀を使って楽しく調べる
- W 4年 地球儀が大好きになる楽しい授業づくり
- 子どもと学べる「おもしろ地球儀クイズ」
- ガイダンス 比べてみよう! 地図と地球儀
- 小単元 わたしたちのくらしと電気〜世界のエネルギー事情〜
- 小単元 わたしたちのくらしとガス〜ガスの原料はどこから〜
- 自由研究 地球儀を作ってみよう
- X 5年 地球儀でおもしろ活動をつくる授業づくり
- 子どもと学べる「おもしろ地球儀クイズ」
- ガイダンス 地球の番地,緯度と経度で調べよう
- 小単元 世界の主な大陸と海洋,主な国の名称と位置,日本の位置と領土
- 小単元 変わる食生活〜食料自給率とフードマイレージ〜
- 小単元 世界に広がる情報ネットワーク
- 自由研究 日本と世界をつなぐ航路
- Y 6年 地球儀で歴史授業を3Dにするヒント
- 子どもと学べる「おもしろ地球儀クイズ」
- ガイダンス 確かめてみよう! 日本と外国の位置関係や距離
- 小単元 日露戦争を地球儀で見る
- 小単元 ペリー来航を地球儀で調べる
- 小単元 日本とつながりの深い国
- 小単元 地球の環境問題と国際協力
- 自由研究 インターネットの地図ソフトを活用して
- Z 用語解説・関連資料
- 地球儀や地図に関する用語解説
- 学習指導要領等における地球儀の活用に関する記述
発刊にあたって
小学校新学習指導要領は平成23年度から全面実施です。社会科では,第5学年と第6学年の能力に関する目標に「地球儀の効果的な活用」が加わっているため,各学校では地球儀の準備を進めています。なかなか高価なものであり,一度に大量にとはいかないまでも,せっかく購入したのに「使い方や使う場面が分からない」ということにはしたくないところです。
本書は,地球儀活用の様々な場面や方法を例示することを通して,地球儀の活用が積極的に行われるようになることを願って発刊するものです。そのため,能力に関する目標には「地球儀の活用」が示されていない第3学年及び第4学年においても,いわゆる「慣れ親しむ」時期として,地球儀に触れることを奨励しています。
また地球儀の活用は,社会科における「資料活用の技能」のうち,基礎的・基本的な技能に位置付くものです。したがって,その見方や使い方については,先生方がまずきちんと身に付けておくことが必要です。その上で,子どもたちに教えて,活用させて,定着を図っていくことが大切です。そこで,先生自身も楽しみながら地球儀を活用していただく実践資料を集めてみました。こうした実践資料を見ながら,あるいは自分で実践してみて確かめながら,子どもとともに先生方が地球儀の見方や使い方を身に付け,資料としての価値に気付くことを期待しています。「こんなふうに地球儀を使うことで,子どもたちが授業にのってくる,世界の様子についてのイメージが膨らむ」など,新しいアイディアや発想の豊かな実践ばかりですので,どうぞ参考にしてみてください。本書が,各学校での社会科の授業において活用され,社会科の授業がより一層充実することを心から願っています。
終わりになりましたが,本書の出版にあたっては,明治図書出版の樋口雅子編集長をはじめとする編集部の皆様のご助言,ご支援を賜りました。こうした機会をいただいたことも併せて,この場をお借りしてあらためて御礼申し上げます。
編著者 /澤井 陽介・寺本 潔
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- 明治図書