- まえがき
- 第一章 確かな力を育む総合学習の考え方
- 1 総合学習の目標と内容
- 「総合学習」の説明責任が果たせますか?/ 説明責任は「目標・内容」の設定にかかっている/ 総合学習の目標を設定する/ 総合学習の内容を設定する/ 具体的な内容を設定する
- 2 カリキュラムづくり
- 計画カリキュラム作成 4つのステップ/ 単元実施 5つのポイント/ 実施カリキュラム作成と内容の見直し 3つのステップ
- 3 評価のポイント
- 総合学習の評価をめぐる問題/ 総合学習の評価の進め方
- 第二章 確かな力を育む総合学習の実践
- 実践1 援助から自立へ/ 健康(衣食住)・生産(生活空間)
- 5年「秋吉台サバイバル大作戦」14時間+特活20時間
- 実践2「受け手」から「発信者」へ/ 福祉(障害)
- 4年「ボランティア1日教室を開こう」(23時間)
- 実践3 繰り返し対象にかかわる/ 環境(季節)
- 3年「おいしい保存食に挑戦して,完成披露パーティーをしよう!」(70時間)
- 実践4 話し合い活動を活性化する/ ふるさと(伝統・行事)
- 4年「きらら博で私たちのイベントを成功させよう!」(71時間)
- 実践5 カルテを生かす/ 世界(風俗・習慣)
- 4年「梁蕾さんと一緒に餃子の秘密を探って,餃子博を開こう!」(29時間)
- 実践6 自己評価活動を活性化する/ 情報(情報生活)・ふるさと(地域生活)
- 5年「発信! 山口かがやきテレビ」(90時間)
- 実践7「ごっこ」から「現実」へ/ 福祉(老い)
- 5年「お年寄りと交流しよう」(39時間)
- 実践8 ゲストティーチャーとのかかわりを工夫する/ 健康(衣・食・住)
- 5年「オリジナル健康ジュースをつくろう!」(25時間)
- 第三章 奈須正裕先生とのQ&A
- Q1 各校独自のカリキュラムを作成する上で大切なことは何ですか?
- Q2 単元構成や導入の仕方はどうすればいいでしょうか?
- Q3 実践はどのように反省し,見直しをしていけばいいですか?
- Q4 総合学習の評価,何が問題なのでしょうか?
- Q5 総合学習の評価の観点はどのように設定すればよいのでしょうか?
- Q6 カルテはどのように活用すればよいのでしょうか?
- Q7 英語は,どのようにとらえていけばよいでしょうか?
- Q8 スキルはどのように考えればよいでしょうか?
- Q9 最後に,附属山口小学校に何か一言お願いします。
- あとがき
まえがき
平成14年度から完全実施される「総合的な学習の時間」。まもなく子どもたちの新しい学びが始まります。21世紀に生きる子どもたちのために,真に価値のある「総合学習」を展開したいものです。
「総合的な学習の時間」の取り組みについては,各学校に大幅に委ねられています。つまり,教科でいうところの学習指導要領レベルのものを各学校に任されているわけです。各校で目標・内容・評価規準を設定していくことは大変な作業になると思います。しかし,子どもたちに「自己の生き方を考えることができる」確かな力を付けるために,今こそ,目標・内容・評価規準の設定を根拠をもって丁寧に行うことが必要です。
本校では,これまで積み重ねてきた「総合学習」の研究・実践の成果をまとめ,本書「確かな力を育む総合学習」を発刊することになりました。様々な実践の中には,失敗もありましたが,子どもたちが生き生きと取り組む「総合学習」のポイントのいくつかが見えてきました。
第一章では,優れた単元を生み出すための「目標・内容」の設定の手順や「評価のポイント」「カリキュラムづくり」などをまとめました。それらは,子どもが輝いた数々の実践の中から,子どもの具体的な姿を思い描きながらつくっていったものです。第二章では,子どもたちが生き生きと取り組みつつ確かな力が育つ実践の数々をのせております。第三章には,奈須正裕先生とのQ&Aを設けました。「総合学習」の研究においては,第一線でご活躍の先生です。「総合学習」についての現場の先生方のお悩みは,先生のシャープな回答で即座に解決できるのではないでしょうか。
理論面でも実践面でも,まだまだ不十分な点はありますが,新学習指導要領の完全実施を目前にしたこの時期に,あえて発行させていただくことで,多くの読者の方々のご意見ご批判を仰ぎ,これからの研究に生かしていきたいと考えております。
最後に,本校の研究に熱心にかかわっていただき,貴重なご示唆をいただいた立教大学の奈須正裕先生に,心からお礼申し上げます。また,発刊にあたり,多くの便宜をはかってくださいました,明治図書の樋口雅子氏に深く感謝いたします。
平成13年12月
山口大学教育学部附属山口小学校 校長 /池田 幸夫
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明治図書
















