- 刊行にあたって
- T 自然を探ろう
- 1 〇〇小昆虫図鑑をつくろう
- 2 生きものふれあいランドをひらこう
- 3 校庭に野鳥を集めよう
- 4 川と友だちになろう――武庫川たんけん
- 5 河原って,おもしろい
- 6 「住吉川」にかかわり続けて
- 7 大和川を調べよう
- 8 川を調べよう
- 9 石で遊ぼう! 川で楽しもう!
- 10 さがそう,メダカの住むところ
- 11 守れメダカ(小動物)の住むさとを
- 12 金魚の卵を育てよう
- 13 生き物の集まる学校にしよう――学校ビオトープづくり
- 14 池をつくる
- 15 フィールドサインを読み取ろう
- 16 春を味わおう――野草を食べてみよう
- 17 「秋の野山秘密発表会」を開こう
- 18 土の中の小動物を調べてみよう
- 19 土博士になろう
- 20 不思議な林間学校
- 21 冬芽ウォッチングをしよう
- U 生活や地域を見つめよう
- 1 ふる里パンフレットで地域を発信しよう
- 2 地域の人マップをつくろう
- 3 子どもの活動から人材マップをつくろう
- 4 わたしの学びがわかる地域マップ
- 5 ふるさとわが町,美し自慢
- 6 町博士になろう
- 7 町のクリーン作戦
- 8 ふれあい大学の方とお茶会をしよう
- 9 小金っ子公民館
- 10 シイタケを植えよう
- 11 炭焼き体験を通して地域の人と自然に触れ合おう――三田市高平地域の“ナナマツの森”
- 12 柿の葉ずしを作って食べよう
- 13 番茶で茶がゆを作ろう
- 14 三原やっさおどりの秘密を探ろう
- 15 お祭りウォッチングで昔の人の思いにせまろう
- 16 昔へタイムスリップ
- 17 地図旅行大作戦/一日旅行大作戦
- 18 大すき奈良のまち 大作戦
- 19 なるほど・ザ・奈良
- 20 季節新聞を作ろう
- 21 統合の証拠を探せ
- V 生命と福祉・環境を考える
- 1 さあ出発!! タイムトンネルの旅
- 2 ゆめ大ぼうけん
- 3 「忍者の巻物」をつくろう
- 4 優先座席について考えよう
- 5 まちのルール違反をさがそう――放置自転車から
- 6 手話に親しもう
- 7 アイマスクをして食事をしよう
- 8 点字ってほんとにすごいんだよ
- 9 車いす体験をしよう
- 10 ○○小防火パンフレットで呼びかけよう
- 11 廃油から「ろうそく」を作ろう
- 12 洗剤の生き物への影響を調べてみよう
- 13 廃油石鹸VS合成洗剤
- 14 家庭にある容器を考える――カンとビン
- 15 こんな家を建てたいな
- W 制作・表現を楽しもう
- 1 デザイナーになってみよう
- 2 育てて染めよう藍と紅花
- 3 紙すき大好き
- 4 紙かみ大変身
- 5 運動場から粘土を作ろう
- 6 うなり板で遊ぼう
- 7 わたしはエコエコデザイナー
- 8 チャレンジ学習
- 9 元気な地球に衣替え
- 10 ミュージカル「雨水の冒険」
- 11 民話をもとにミュージカル絵本をつくろう
- 12 風になって(総合的な表現活動)
- まとめ 中学年の総合的な学習
刊行にあたって
この『総合的な学習ヒット教材集』第2〜5巻の実践編は,小学校・中学校・高校の先生方が実際に実践して,子どもたちが瞳を輝かせ,生き生きと活動し,教育的意義のある教材を集めたものです。
総合的な学習は子どもの主体性と地域性を生かした,自然体験,社会体験,観察・実験,見学,調査などの活動を通した探究型学習,解決型学習,ものづくりや体験型学習などさまざまな展開があります。
また総合的な学習は,子どもと教師の協働の中で成り立つもの。大きな構想は教師が描いているが,子どもの考えやひらめきを大事にし,子どもが主体になる活動を見守り,どう支援していくかが課題です。
そのような学習を展開していくには,子どもだけでなく教師の側の豊かな創造性と柔軟性,大幅な発想や意識の転換,それに事前の調査・研究が必要です。もう一つ大事なことは,教師間の協力体制です。
この本の教材は,誌面の関係で概要や骨組みだけに簡略化されたもの,地域独特の取り組み,遠大な構想で取り組んだものもあればワンポイント的なものもあります。この教材集は,このとおりに実践してくださいというマニュアル本ではありません。この教材集をヒントに読者のみなさんが,子どもの実態や地域の特色をイメージに描き「ここはこうしたら,おもしろくなりそうだ」「そうだ,あれが利用できそうだ」というように,創造的,発展的に組み替えて,自分独自の教材に創り上げていってほしいのです。深く知りたいときは,専門書で調べたり,研究・調査をしながら構想を練ってほしいのです。そこから,素晴らしい総合的な学習の構想や実践が生まれてくるのです。
また総合的な学習の基本的なこと,授業の構想・展開,理論的な裏づけには「第1巻 基本と展開編」を参照してほしいのです。
子どもたちが瞳を輝かせるような総合的な学習を通しての授業づくり,学校づくりの実践を共に創っていきたいものです。
この本の出版にあたり,明治図書の石塚嘉典,大場亨,橘亜希の諸氏,イラストにおいては松村京子さんにお世話になりました。誌面を借りてお礼を申し上げます。
2001年3月 編 者
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- 明治図書