白石式読解フォーマットで大変身!“理科説明文”の指導

白石式読解フォーマットで大変身!“理科説明文”の指導

ロングセラー

説明文読解力が学力を決す! このフォーマットは有力武器

国語教材にも?理科的説明文が沢山登場するが、教科教材の90%は説明文。故に説明文をちゃんと読み解く力がついているかどうかが、学力に直結するのだ。その説明文を読み解く力をつける方程式はあるのか?編者は「考える国語」の白石範孝氏とそのフォーマットを開発!


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ISBN:
978-4-18-061916-0
ジャンル:
理科
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 116頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年12月9日
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目次

もくじの詳細表示

はじめに
T 「理科説明文」のすすめ
/佐々木 昭弘
1 みんな書ける! 「理科説明文」の効果
2 “説明文フォーマット”の基本型
3 “説明文フォーマット”を活用した理科授業づくりのポイント
4 「理科説明文」づくりの実際
5 理科教育における「言語活動」の意味
U “説明文フォーマット”で理科説明文
1 はたけで何をそだてよう? 〔第2学年 生活科〕 /野中 太一
1 はじめに/2 生活科「はたけ大さくせん」/3 国語「たんぽぽのちえ」/4 国語「たんぽぽのちえ」と生活科「はたけ大さくせん」との関わり/5 おわりに
2 分かりやすく説明しよう 〔第2学年 生活科〕 /白坂 洋一
1 生活科の授業の流れ/2 国語の授業の流れ/3 生活科と国語をリンクする
3 チョウの育ちのひみつ 〔第3学年 理科〕 /近藤 智子
1 理科の授業の流れ/2 国語の授業の流れ〜尾括型Aの文章構成を学ぶ〜/3 説明文づくり指導の実際〜国語と理科をリンクさせる〜/4 子どもの「理科説明文」
4 「流れる水のはたらき」はすごい!? 〔第5学年 理科〕 /香月 正登
1 理科の授業の流れ/2 国語の授業の流れ/3 理科作文の指導の実際/4 子どもの「説明文」と解説
5 もののとけ方のひみつ 〔第5学年 理科〕 /滝沢 寛子
1 理科の授業の流れ/2 国語の授業の流れ〜尾括型Bの文章構成を復習する〜/3 理科作文の指導の実際/4 子どもの「理科説明文」
6 自分で天気が予想できる? 〔第5学年 理科〕 /大澤 八千枝
1 実践にあたり/2 国語科授業の流れ/3 理科授業の流れ 「天気の変化」/4 理科説明文の指導/5 児童の説明文と解説/6 理科説明文の活用/7 終わりに
7 ものの燃焼のしくみ 〔第6学年 理科〕 /藤田 伸一
1 理科と国語をコラボするよさ/2 理科「ものの燃焼のしくみ」の授業/3 国語の「書くこと」指導のポイント/4 子どもの説明文と解説/5 理科と国語をコラボしてみて
V 国語と理科「コラボ研究」のすすめ
/白石 範孝
教科間の関連を図った言語活動のために 〜具体的な「観点・方法」をもつ指導〜
1 アサガオの観察とひらがな指導の関連
2 観察の観点と読みの観点
3 観察の方法と表現の方法を
4 文章を書くことへ
おわりに

はじめに

 私には「読む・聞く・書く・話す」といった言語力を,これまでに受けてきた国語の授業で育ててもらったという実感がほとんどありません。教師になり,読まざるを得ない書かざるを得ない,聞かざるを得ない話さざるを得ない,といった状況の中で,少しずつ鍛えられていったというのが正直なところです。その経験から考えると,国語の授業で言語力が身につかなかった理由は,次の2つに集約できるように思います。

 まず,私が受けてきた授業の多くは,「量が伴わない単発指導」でした。作文指導,漢字指導,物語文や説明文の指導,いずれをとっても,共通の原理・原則といった知識なり技能を積み上げることなく,その場限りの指導に留まっていたように思います。

 担任が国語の先生だったので,指導の質は高かったのかもしれません。しかし,「質」というものは,「量」によってしか担保されないものです。闇雲に量だけを確保しても質が高まらないのも事実ですが,指導の「量」を確保することが必要条件であることは間違いありません。

 次に,私が受けてきた授業には「リアリティー(現実感)」がありませんでした。国語の学習というものは国語の授業で始まり国語の授業で完結するものであり,学習したことを他教科で生かしたり,実生活に生かしたりするような授業の記憶はほとんどありません。物語を読む,説明文を読む,作文を書く,自分の考えを発表する,話し合う,といった活動は,私にとって国語の授業という限定された教科で成立している問題を解決するための方法・手段に過ぎませんでした。

 これら2つの問題を,国語教育の中だけで解決しようとするのには無理があります。言語力育成のためには,国語と他教科とをうまくリンクさせ,指導の「量」と「リアリティー」を確保することが必要です。当然のことですが,理科で行われている「読む・聞く・書く・話す」活動の意味や目的は,国語教育との違いがあります。しかし,その特性を考慮し,国語科の授業で高められた「読む・聞く・書く・話す」といった力を理科の授業で活用することができたら,科学的な「読む・聞く・書く・話す」の力を総合的に育てることが可能です。また,理科で学習した内容を,国語の授業の「読む・聞く・書く・話す」といった活動に取り入れることができれば,前述した「単発指導」「リアリティーの欠如」は少なからず解決され,言語力育成の効果はさらに高まるに違いありません。

 本書では,その1つの方法として「理科説明文」を提案します。執筆をお願いしたのは,白石範孝先生(筑波大学附属小学校)が主宰されている「国語会議」の先生方です。理科を専門に研究されている教師ではないからこそ,その提案には新しさがあります。

 国語と理科のコラボ研究がここからスタートします。


   /佐々木 昭弘

著者紹介

佐々木 昭弘(ささき あきひろ)著書を検索»

 筑波大学附属小学校教諭。1960年,福島県福島市生まれ。北海道教育大学教育学部卒業後,福島県公立小学校を経て現職。日本初等理科教育研究会副理事長(研究企画部担当),ベーシック研究会常任理事,『みんなと学ぶ小学校理科』(学校図書)編集委員。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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