- まえがき
- 本書の使い方
- T 一気に英会話ワールドに巻き込む導入・音楽活用パーツ
- 1 Hello!で飛び込み、子どもの心をわしづかみ
- 2 スモールステップで誰でも簡単に英語で自己紹介ができる!
- 3 毎時間の最初でテンポよく練習する 「曜日」「天気」「時間」三点セット
- 4 毎時間の繰り返しで子どもが自信をもつ 「How are you?」
- 5 体育実践「世界のあいさつ」を英語授業で取り入れる
- 6 子どもが熱中! 会話量がぐんと増える 「間奏」ミュージックで既習ダイアローグを復習する
- 7 定番「Hello!」ソングのおすすめバージョン
- 8 定番「Seven steps」のおすすめバージョン
- 9 定番「Head shoulders needs and toes」のおすすめバージョン
- 10 「Happy birthday」の楽しい活用法
- U フラッシュカードを使って楽しく覚える単語指導パーツ
- 11 「十九秒」に片々の技術が集結! 「二回→一回→〇回」で基本型をマスターする
- 12 変化のある繰り返しで、新出単語練習はばっちり! 十パーツ「二分間バージョン」の単語練習をマスターする
- 13 ちょっとした工夫で、フラッシュカードがもっと盛り上がる 子どもが熱中するパーツを入れる
- 14 「もっとやって!」の声が上がる、穴あきフラッシュカード
- 15 フラッシュカードを使ったリレーゲーム
- 16 フラッシュカードを使ったジェスチャーゲーム
- 17 フラッシュカードを使ったバクダンゲーム
- 18 ノーベル賞級! 輪郭英単語カードで文字指導
- V 日本語を使わず意味がわかる! 「状況設定」パーツ
- 19 フラッシュカードを使った状況設定1 「What’s this?」
- 20 フラッシュカードを使った状況設定2 「How many strawberries are there?」
- 21 ジェスチャーとフラッシュカードを生かした状況設定 「How are you?」
- 22 写真を使った状況設定1 アイスクリームバージョン 「What ice cream do you like?」(原実践 井戸砂織氏)
- 23 写真を使った状況設定2 ハンバーガーバージョン 「What hamburger do you like?」
- 24 身近なものを使った状況設定の基本型1 「Here you are.」(井戸砂織氏の実践)
- 25 身近なものを使った状況設定の基本型2 「Can I borrow your pen?」
- 26 身近なものを使った状況設定の基本型3 「Can you play Kendama?」
- 27 インターネットを使った状況設定1 「What’s this?」
- 28 インターネットを使った状況設定2 「Do you like bananas?」
- 29 インターネットを使った状況設定3 「How is the weather?」
- 30 インターネットを使った状況設定4 「What color is it?」
- W 口頭練習がこんなに楽しい! ダイアローグ指導パーツ
- 31 ダイアローグ指導の基本型1 「What’s this?」の教え方
- 32 ダイアローグ指導の基本型2 「Do you like bananas?」の教え方
- 33 ダイアローグ指導の基本型3 「Here you are.」の教え方
- 34 基本型1を「What color is it?」に応用する
- 35 基本型1を「Which do you like?」に応用する
- 36 基本型1を「What ice cream do you like?」に応用する
- 37 基本型2を「Can you play Kendama?」に応用する
- 38 基本型2を「Did you watch 〜yesterday?」に応用する
- 39 基本型3を「Nice to meet you.」に応用する
- 40 基本型3を「I’m sorry.」「It’s O.K.」に応用する
- X 子どもが会話を楽しむアクティビティパーツ
- 41 まずはここから! 三人と会話したら席に着く
- 42 「Yes」(「No」)を三人見つけたら席に着く
- 43 仲間を集めて楽しく歩く! 楽しく会話する
- 44 インターネットを使って会話を盛り上げる! 「How are you?」
- 45 九分割シートで簡単フリートーク テンポよく画像を提示しながら子どもに対応!
- 46 教室が動物園に、水族館に大変身!
- 47 教室にあるものを使って簡単アクティビティ
- 48 ホワイトボードを使ったとびっきり楽しいアクティビティ 「Which do you like?」
- 49 マジックテープを使ったとびっきり楽しいアクティビティ 「What do you want?」
- 50 画用紙時計を腕につけて楽しく会話ができるアクティビティ 「What time is it?」
- Y 子どもが熱中するゲームパーツ
- 51 リレーゲーム 「小→大」の流れで、やり方を示す
- 52 バクダンゲーム モノの準備でスリルを演出!
- 53 英語版あっちむいてほい 説明せず、例示する
- 54 「Simon says」ゲーム 終わり方を工夫!
- 55 カード集めゲーム 活動が終わった後の指示を出しておく
- 56 仲間探しゲーム 適度な制限時間設定と人数の指定で活動量を保証する
- 57 ビンゴゲーム 全学年が熱中する! 他教科でも使えるスキル!
- 58 キーワードゲーム ポイントは、ゲームを進めるリズムとテンポ!
- Z こんなに活用できる! 五色英語かるたパーツ
- 59 かるたゲームの基本型1 「教師が札を読んで、子どもが取るゲーム」パーツ
- 60 かるたゲームの基本型2 「子どもだけで進めるゲーム」
- 61 リレーゲーム 「様々なバリエーションのゲームを仕組む」
- 62 ミッシングカードゲーム 「場の工夫で活動量を保証する」
- 63 メモリーゲーム 「適度なカードの枚数でゲームを進める」
- 64 ドンじゃんけんゲーム 「様々な形態でゲームをする」
- 65 何を食べたいゲーム 「アクティビティ→ダイアローグの流れで進める」
- 66 マッチングゲーム 「事前に単語練習をしてからゲームへ」
- 67 坊主めくりゲーム 「ルールの工夫で英語表現をさせる」
- 68 ゲスゲーム 「人数の調整・ヒントなどルールの工夫」
- [ 長く会話を続けるダイアローグ指導パーツ
- 69 小一でもできる四文ダイアローグ指導 「May I help you?」
- 70 ほんの少しの変化でフリートークへ 「What sport(season, food)do you like?」
- 71 「Do you have a dog?」から楽しい会話へ
- 72 ジャスチャーを生かした時間を尋ねるダイアローグ
- 73 あっという間に二文から六文へ 「Here you are.」 〜既習のダイアローグを使う〜
- 74 Whyを取り入れた四文ダイアローグ 答え方を限定し、誰でも答えられるようにする
- 75 毎時間の授業で使える四文ダイアローグ 「What’s wrong?」
- 76 インターネットを使った六文指導1 「Do you like cookies?」
- 77 インターネットを使った六文指導2 「Which do you like?」
- 78 インターネットを使った六文指導3 「What color is it?」
- \ 英語ノート「Hi, friends!1」のダイアローグの指導
- 79 「Hi, friends!1」レッスン1 子どもから引き出す
- 80 「Hi, friends!1」レッスン2 ジェスチャーを入れ、楽しく会話する
- 81 「Hi, friends!1」レッスン3 取り上げる単語の個数を工夫する
- 82 「Hi, friends!1」レッスン4 少ない単語数から始める
- 83 「Hi, friends!1」レッスン5 ダイアローグ練習をしっかりやり、デジタル教材で思い切り楽しむ
- 84 「Hi, friends!1」レッスン6 アクティビティを位置づける
- 85 「Hi, friends!1」レッスン7 二人で競争させて盛り上げる
- 86 「Hi, friends!1」レッスン8 会話を中心にした活動
- 87 「Hi, friends!1」レッスン9 ランチメニューをつくろう
- 88 毎時間使えるコンテンツ 変化のある繰り返しで授業する
- ] 英語ノート「Hi, friends!2」のダイアローグの指導
- 89 「Hi, friends!2」レッスン1 目に見える単語を言い合う
- 90 「Hi, friends!2」レッスン2 年間を通して扱う単語
- 91 「Hi, friends!2」レッスン3 状況設定で盛り上げる
- 92 「Hi, friends!2」レッスン4 実際に動いて道案内をする
- 93 「Hi, friends!2」レッスン5 「もの」を準備する
- 94 「Hi, friends!2」レッスン6 変化のある繰り返しで練習
- 95 「Hi, friends!2」レッスン7 「個別評定」で盛り上げる
- 96 「Hi, friends!2」レッスン8 単語練習は前時から少しずつ
- XI 子どもの動きが変わる! 趣意説明と評価の工夫
- 97 子どもが納得する教師の語り「なぜ英語を学ぶのか」
- 98 子どもに伝えたい英会話授業で大切な五つのこと
- 99 子どもも納得の趣意説明「英語の意味は状況の中にある」
- 100 子どもの頑張りを認め、やる気にさせる評価の工夫
まえがき
今から十年以上前、TOSSセミナーで初めて英会話の模擬授業を受けたことを今でもよく覚えている。新牧賢三郎氏の授業だった。授業の楽しさに魅了された。私もこんな楽しい授業ができるようになりたいと思った。
新牧氏の授業は向山浩子氏の基本提案とTOSSの先生方の実践による指導方法であるTOSS型英会話指導だった。TOSS型英会話指導の目標は、「音声指導によって口頭コミュニケーション能力をつける」ことである。そのために「読ませず」「書かせず」「訳させず」を基本とする。そして、「楽しく」かつ「子どもに力をつける」ことができる指導法である。初任者で楽しく力がつく授業ができず、子どもたちをほめることさえほとんどできなかった私は、「楽しい授業」へのあこがれが人一倍強かった。向山洋一氏は、授業の腕を上げる方法を示している。
授業の技量をどの教師にも向上させる唯一の道が模擬授業である。但し、模擬授業を正しく評定し、代案を示せる実力のある教師がそこにいることが絶対の条件である。(『教え方のプロ・向山洋一全集74』明治図書)
この言葉が強烈に心に残った。模擬授業しかない。サークルやセミナーでの英会話模擬授業に挑戦し続けた。その回数はおそらく二〇〇〇回を軽く超えているだろう。挑戦することがとにかく楽しかった。
七年前に、サークルを立ち上げた。今も仲間とともにTOSS型英会話指導を学び続けている。
本書の執筆者は、岐阜の小井戸政宏氏を中心にサークルで共に学び、私の実践を追試してくれたメンバーやTOSS型英会話指導の基本を大切にして実践を積み重ねているメンバーである。執筆にあたって、TOSS型英会話指導の基本を中心に一〇〇のスキルを集めた。それぞれのスキルを一つずつ学ぶことでTOSS型英会話の基本を身につけることができるようになっている。また、それぞれを組み合わせることで、五分間、十五分間、四十五分間等、様々な授業をつくることができる。先生方のニーズに合わせてご活用いただければ幸いである。
本書の出版にあたっては、明治図書の樋口雅子様に多くのご助言と励ましのお言葉をいただきました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
/井戸 砂織
オールイングリッシュの授業こそ価値がある!とわかってもどうしたらいいか
わかりませんでした。そんなときに、この本を読んでいくと授業のやり方が学べました。
オールイングリッシュでの、先生と子どものやりとりがそのまま英文で書いてある
ページが多く、声に出して読むだけで授業で使いたくなってきます。
また、この本を読めば「なぜ英語を学ぶのか」子どもに趣意説明ができます。
自分が納得した上で英語指導に臨める本です。