シリーズ解放教育の争点6解放教育のグローバリゼーション

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解放教育の二一世紀/反差別の連帯をめざす解放教育の創造/世界とつながる解放教育の創造/座談会


復刊時予価: 2,904円(税込)

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-015918-X
ジャンル:
人権教育
刊行:
対象:
小・中・高
仕様:
A5判 208頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

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T 解放教育の二一世紀
/長尾 彰夫
1 解放教育のグローバリゼーション
2 グローバリゼーションから何を学ぶのか
3 「反差別統一戦線」としての解放教育
4 予定調和論を超えて
5 二一世紀への解放教育の展望
U 反差別の連帯をめざす解放教育の創造
一 在日朝鮮人教育の苦悩 /趙  博
名称・自称・呼び方
教科・民族クラブ・学校行事
国籍・法理
「在日日本人」のススメ
二 奪還としての学びと生き方
〜障害児の教育から解放教育を考える〜 /堀 智晴
はじめに
1 胸が躍る思いだった
2 奪いとることのできない学び
3 生き方を主張せざるをえない現在の状況
4 子どもの生き方を支援する教育へ
5 自己決定の機会が奪われてきた
6 学校知としての「勉強」
7 自分の考えを育てる「学び」の実践
8 一斉援業中心から多様な学習活動へ
9 共同の「学び」の奪還
10 「学び」と「生き方」を奪う「勉強」
三 女性解放教育の発展
〜マイノリティの視点の内在化〜 /木村 涼子
1 フェミニズム批判からフェミニズム第三の波へ
2 学校教育の中で「生き残る」者 〜女性の中の不平等
3 女性解放のための教育を目指す、絶えざる運動
四 外国人(ニューカマー)の子どもたちの教育保障
〜多文化多民族共生は日本の学校で実践できるか〜 /榎井 縁
1 子どもたちを受け入れる 〜どの子どもも自ら望んで日本に来たわけではない
2 第二言語としての日本語教育
3 ことばとアイデンティティ 〜親から子への絆の断絶
4 あれる子どもたち 〜進学と将来への希望
5 違いを豊かさに 〜多文化を享受するためには
6 学校がひらかれる 〜市民の協力
7 むすびにかえて 〜日本の学校が突きつけられているもの
五 「教育運動」を再定義する
あるいは「教育労働者と反差別の教育運動」再考 /北爪 道夫
はじめに
1 「教育労働者」という「倫理」
2 労働の場がコミュニケーションの場であることの意味
3 コミュニケーション空間を消去するイデオロギー
V 世界とつながる解放教育の創造
一 誰のための教育?
〜イギリス多文化教育をめぐる攻防〜 /野入 直美
なぜイギリスを見るのか
多文化教育に対する向背@ 〜マジョリティの脱出
マジョリティにとって多文化教育とは 〜見えない有益性
排除と包摂のダイナミクス
多文化教育に対する向背A 〜イスラム学校の設立運動
多文化教育が宗教学校を拒む理由 〜「すべての子どもに共有されるべき教育」
宗教学校が求められる根拠 〜示唆される別の統合のかたち
宗教学校という向背を引きとめるのか 〜共有されるものとされないもの
求められるマジョリティのアイデンティティ
二 マルチカルチュラリズム再考
〜対抗ヘゲモニー形成の視点から〜 /井口 博充
1 はじめに
2 対抗ヘゲモニー形成のための学校カリキュラム
3 カリフォルニアにおける「マルチカルチュラル」教科書をめぐる紛争
4 カリキュラム問題としてのカリフォルニア教科書論争
5 対抗ヘゲモニー及び過程としての「共通文化」
6 終わりに
三 メルボルン定点観測
〜オーストラリアの多文化教育・人権教育を考える〜 /中島 智子
1 オーストラリアの多文化教育・人権教育の概要
2 多文化教育・人権教育実施上の弊害 〜一皮むけば、どこも同じ悩み?
3 オーストラリアの学校の特徴 〜「個人主義的・問題解決型」
四 人権教育十年を解放教育の跳躍台とするために /森  実
1 「十年」をめぐる危惧の内実
2 解放教育から見た人権教育の原則
3 十年をネットワークのチャンスに
W 座談会 切りひらかれる未来
/長尾 彰夫 /池田 寛 /森  実 /中村 拡三
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